>最近、フジバカマの新葉がちじれて、丸まっているのを見ることがあります。
写真のとおりで、困っています。
挿し木でも、地植えでもあり、またコバナフジバカマでもフジバカマ原種でもあります。
それは困りましたね。
写真を拝見しました。3078は新葉が完全に丸まっていますね。中にアブラムシ類か、コナジラミ類が繁殖しているのでしょう。3083には黄色い幼虫か、アブラムシが写っているように思います。また、3枚とも、白い小さな点が見えます。これはコナジラミ類かもしれません。
コナジラミ類と防除
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_s_sickbug_detail09
を参考にしてください。
コナジラミ類もアブラムシ類も、セミに近い仲間で、植物の汁を吸って生活しています。新葉に取りついて、葉を変形させ、自分と子孫の身を守るシェルターをつくるものもいます。病気を媒介する種類もいます。
丸まった葉を開いてみて、何が原因か、ご確認ください。
>早急に対応しないと考えています。有効な薬剤を教えてください。
薬剤散布については、長期的な視点と短期的な視点が必要と思います。
長期的には、殺虫剤、殺菌剤、除草剤をできるだけ使わない、という方針が重要でしょう。雑草を生やして、天敵相を維持し、害虫密度を下げる方針です。具体的な防除方法は、手袋をして、葉の表面の害虫をつぶすか、丸まった葉が少なければ、葉柄でカットして焼却処分してください。
ところが、挿し芽に関しては、天敵を待つ、などとのんびりしたことは言っていられないので、ホームセンターなどで、コナジラミ類であれば、それ用のスプレー殺虫剤を入手して、直接スプレーしてください。
ところで、前に紹介した石灰の直接散布の動画では、うどんこ病やアブラムシ類への対策で、石灰を直接散布していました。コナジラミ類にも効くかもしれません。
殺虫剤にしろ、石灰にしろ、丸まった葉の中には、散布できませんので、それらは取り去って焼却した方がいいでしょう。丸まる前に散布すべきと思います。
よろしくお願いいたします。