石灰本の続編

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KANAZAWA Itaru

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Sep 12, 2025, 3:06:11 AM (5 days ago) Sep 12
to yhthg141 via フジバカマ園・アサギマダラ愛好会
皆様、金澤です。

1部の方にはお知らせしましたが、次の内容をメールで過去に書いたことがあります。

>最近、「農家が教える石灰で防ぐ病気と害虫」(農文協)という本を発見しまし
た。石灰を散布することで、多くの病気や害虫が防げて、丈夫な株に育つらしい
です。その中に白絹病があります。136ページに、「消石灰は土壌の酸度を変化
させたり、白絹病の菌核に直接接触して発芽能力を失わせたりする作用が強く、
施用後急激に土壌はアルカリ性に変化する。」とあり、次のページにも、「白絹
病の発育最適酸度はpH5.9であるが、これより酸度が高くなる(低くなるの間違
い?)につれて菌の生育が阻害される。たとえば、ラッカセイの白絹病の発生初
期に株もとに消石灰を多めに散布すると病気をおささえることができる。これは
菌核に直接消石灰を散布することに より、土壌中の菌核が死滅するためであ
る」とあります。

その続編がこの7月に出ました。同じ出版社で「ここまで進んだ 新・石灰で防ぐ病気と害虫」(1700円+税)です。有田の書店で発見して、今回は購入しました(笑)。その理由は、続編なので当然ですが、ますますパワーアップしていたからです。

「白絹病」の記述自体は3か所です。ネギの白絹病の対策では、7、8、9月に1回ずつ、10アールあたり60キロの消石灰をまくと、細胞壁が強化されるのか、減農薬で栽培できるようになったとのこと(13ページ)。

21ページも愛媛県の白ネギの例で、白絹病の被害は半分が欠株することもあるそうです。そこで、6月に株元へ10アールあたり60キロの消石灰をまき、8月に降雨後か朝露のあるときをねらって葉に付着するようにふりかける(10アールあたり40キロ)。さらに微生物資材を植付け時に株元にかん注し(500倍)、10日おきに葉面散布(1000倍)するそうです。この微生物資材は「えひめAI」という製品名で、乳酸菌、酵母菌、納豆菌が入っているとのことです。ビール酵母剤と似ていますね。

最後は31ページからのフジバカマ類と同じキク科のキクイモの例です。やはり毎年半分は白絹病の被害が出ていたそうです。何も対策をしないと、半分はやられるようですね。えひめAIと光合成細菌だけでは効果が少なかったようです。そこに、苦土石灰など、石灰を4種類まいて調べたところ、消石灰の直接散布の区画では7割が無事で最も効果があったとのことです。その後は、作付け前にカキ殻石灰でpHを上げ、エリンギ廃菌床堆肥を散布、梅雨時期に株元に消石灰を10アールあたり20キロを直接散布して、白絹病発生株は数株だったそうです。

いずれも消石灰の株元散布が最も効果が高いようです。その他、石灰のメリットや散布方法が満載なので、お近くの書店でご覧ください。集会があれば、持参するつもりです。

えひめAIなどの植物活性剤
https://search.rakuten.co.jp/search/mall/%E3%81%88%E3%81%B2%E3%82%81AI%E3%80%80%E6%A4%8D%E7%89%A9%E6%B4%BB%E6%80%A7%E5%89%A4/?p=2&s=11

よろしくお願いいたします。


KANAZAWA Itaru

unread,
Sep 13, 2025, 5:38:31 AM (4 days ago) Sep 13
to yhthg141 via フジバカマ園・アサギマダラ愛好会
皆様、金澤です。

>作付け前にカキ殻石灰でpHを上げ、エリンギ廃菌床堆肥を散布、梅雨時期に株元に消石灰を10アールあたり20キロを直接散布して、白絹病発生株は数株だったそうです。

これが白絹病防除対策の解答でしょうね。私たちが考えた、株分け時に石灰を入れ、梅雨時に株元に石灰をまく、という方法はほぼ正解だったわけです。そこで、追肥について考えてみました。

フジバカマ類を植え付けてから3年ほどたつと、下部の葉が枯れてきて、株全体がみすぼらしくなってきます。必要な肥料(、水)などが不足することが原因でしょう。

添付写真は、龍神村柳瀬の知人の畑のコバノフジバカマの大株写真です。4~5年前に植えて、ここまで育ったそうです。肥料・殺菌剤もやっているとのことです。これが理想なコバノフジバカマと思います。何をやったのか、訊いたのですが、記憶していないようでした。畑で使っている普通のものでしょう。

キクイモ畑で使っている「エリンギ廃菌床堆肥」を調べてみました。最近スーパーで販売されているキノコ類、特にエリンギ、エノキ、シメジなどは、室内で菌床を使って栽培されています。使い終わった菌床が大量に残り、それらが堆肥として販売されて、使われているようです。キノコ類も菌類なので、いろいろ利点があるようです。

「キノコ 廃菌床」の楽天市場の検索結果
https://search.rakuten.co.jp/search/mall/%E3%82%AD%E3%83%8E%E3%82%B3%E3%80%80%E5%BB%83%E8%8F%8C%E5%BA%8A/?s=11
で調べると、最も安いのが、「コンポスト 生ゴミ コンポスト用菌床 菌床用 KK-5L【5L】 [2509SE] 商品番号: 502058 930円送料無料」です。説明には、「コンポスト用の菌床(有機質土壌改良材)です。馬ふん・稲わら・麦わらが原料なので安心してご使用できます!
菌床の働きで発酵促進微生物が増殖しやすくなり、生ゴミの発酵を促進し良質の堆肥にします♪ 本製品は日本中央競馬三浦トレーニングセンターの敷料から作りました。」とあります。

これだと思いました。実は私はコンポストを使っています。日高川町の補助金を使って、購入した小さなもので、かき混ぜるための回転レバーがついています。購入時の発酵材が無くなり、安い昆虫マットを使っていました。しかし、いまいち分解が遅いのです。そのかわりにこのKK-5Lを使えば、生ゴミも分解できて、堆肥もできるわけです。その堆肥を冬の間にためておき、追肥として使う考えです。

本当は、人糞、尿も捨てるのに費用が必要なので、使いたいところですが、今研究中です。

ご意見をお願いいたします。

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