戸田様
溶液系と溶媒系では系の粒子数をそろえる必要があります。
ERmodが計算する溶媒和自由エネルギーはソフトウェア論文の式(1)の定義の通りで、式(1)の分子の配置積分に対応するのが溶液系でのシミュレーション(溶質-溶質, 溶質-溶媒, 溶媒-溶媒 相互作用すべてがそろった系)、
分母の配置積分に対応するのが溶媒系でのシミュレーションになります。後者は溶質と溶媒を独立にシミュレーションし、両者をランダムに配置した系を考えることでそのサンプリングを行います。
両者で個数を変えると、溶媒溶媒相互作用の値が完全に異なってしまうので、意味のある値を与えません(そもそも計算できるかもよく分かりません)。