ermod_GROMACS_exampleでは、溶媒、溶液のMD timestepを 2 fsとして、
それぞれ 50 および 100 psのMDを行っています。
ただし、MD snapshotは、溶液では 10 fsに1回使用ということで、
全部で 10000 のsnapshotをermodに使います。
溶媒の場合は、MD snapshot を 100 fsに1回使用ということで、
全部で 500 のsnapshotをermodに使います。
そこで、defaultでは、溶媒へのtest particle insertionを、溶媒の1 snapshotについて1000回しますので、
全部で、5×10^5 回のinsertionをします。
そこで、孤立溶質ですが、MD timestepを 2 fsで 50 nsのMDを行い、100 fsごとにsnapshotを落としているので、
全部で、5×10^5 個のsnapshotを落としていることになります。
つまり、insertionを行う回数に一致させています。
insertionの回数と孤立溶質のsnapshotの個数を一致させる必要はありません。
insertionの回数 > 孤立溶質のsnapshotの個数 のときは、孤立溶質のsnapshotを何度も使い回すことになります。
ただし、少なくとも小分子であれば、50 ns程度はアッという間に計算が終わるので、上のように設定しました
> 2)バージョン0.3.5について
> 最初0.3.5をコンパイルして使用してみたのですが、
> ermod_GROMACS_exampleのデータを読み込めませんでした。
CentOS release 4.5 で試したみたのですが、問題なく読込めました。Mac OS Xでも同様です。
不思議ですね
松林