「トランプは21世紀のキリスト」だって!? キーワードはWWJD  2024.04.03

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Dentsudai Thai OBs & OGs

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Apr 5, 2024, 10:39:30 AMApr 5
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 https://gendai.media/articles/-/127067
 新たなトランプ政権が誕生するとき、「 神に定められた 」( Ordained by God )ドナルド・トランプの横で聖パウロの役割を果たすべく寄り添うのは、おそらくジェームズ・デイヴィッド・ヴァンスであろう。こう、第一期トランプ政権下で主席戦略官を務めたスティーブン・バノンは示唆している.。

[Politico] Is There Something More Radical than MAGA?  J.D. Vance Is Dreaming It.   03/15/2024 ( 翻訳 抜粋 )
https://www.politico.com/news/magazine/2024/03/15/mr-maga-goes-to-washington-00147054
  ヴァンスってだれ? ヴァンスは1984年8月2日生まれで、現在、39歳。作家、政治家で、2023年1月からオハイオ州選出の連邦上院議員を務めている。2016年に出版した回顧録『 ヒルビリー・エレジー 』は、ベストセラーに仲間入りし、ニューヨークタイムズは「ランプの勝利を理解するのに役立つ6冊のベストブックのうちの1冊」に選んだ。2016年の米大統領選で、ヴァンスは共和党候補のドナルド・トランプを率直に批判した。だが、2020年になって、トランプを明確に支持するようになる。2021年7月、トランプを「非難されるべき」と呼んだことを謝罪し、2016年の自身のTwitterアカウントからトランプに批判的な投稿を削除した。2022年4月、トランプはヴァンスを上院議員に推薦し、11月の選挙での勝利につながったのである。聖パウロがローマ市民権をもつユダヤ教徒であったことを考えると、ヴァンスも改心によってトランプなる神に定められた人物に帰依する道を選んだのかもしれない。

興味深い洞察

 前記の『 ポリティコ 』の記事によると、ヴァンスはいわゆる「 ルールに基づく国際秩序 」、つまり第二次世界大戦後に確立された法律、規範、多国間機関のシステムに深く懐疑的である。戦後から冷戦時代にかけて、「自由貿易とグローバリゼーションにまつわる神話の多くは、労働力、商品、資本の自由な移動が、 誰にとってもより平和で豊かな世界をもたらすというもの 」であり、「共産主義中国を西側の軌道に乗せるという政治的プロジェクトを正当化するために糊塗されたもの」であったというのである。たしかに、自由・民主主義を優先する思想は、中国の世界貿易機関( WTO )への加盟を実現させることで、中国の民主化促進につながることを夢にみていた。当時、故ヘンリー・キッシンジャー元国務長官らが主張していたのは、グローバリゼーションによって多くのアメリカ国民が職を失い、あらゆる重要な点で社会的連帯が弱まったとしても、中国をアメリカのようにすれば、長期的にはそれだけの価値があるということだった、とヴァンスは考えている。だが、現実をみると、国際経済のグローバリゼーションと金融化から利益を得る経済エリートたちを豊かにする一方で、グローバリゼーションが破壊した旧来の産業経済に根ざした労働者階級の人々を苦しめてきた。ゆえに、「もしその根本的な目標が実現されていないのであれば」、「プロジェクト全体を考え直さなければならないと思う」と、ヴァンスは主張している。別言すると、ヴァンスからみると、長く共和党トップの上院院内総務を務めてきたミッチ・マコーネルらの保守主義は、自由市場原理主義と外交介入主義に基づく 「 リベラリズムの水で薄めたヴァージョン 」( a watered-down version of  iberalism )にすぎないことになる。共和党のかつての極右勢力は、高関税と厳格な移民制限を支持し、アメリカの海外紛争への関与( 悪名高い第二次世界大戦への参戦を含む )に反対していたことを想起すると、ヴァンスは、「 新右翼 」と呼ぶよりもむしろ、実際には「 保守主義の古い定義 」の擁護者にすぎないのかもしれない。

「正直言って、ウクライナがどうなろうと知ったことじゃない」ウクライナ戦争が勃発した2022年2月の段階で、ヴァンスは、「 正直に言うと、ウクライナがどうなろうと知ったことじゃない 」と発言していた。彼の考えはその後、トランプ政権下の2017年から2018年まで国防副次官補(戦略・戦力開発担当 )を務めたエルブリッジ・コルビーや、ミズリー州選出の共和党・ジョシュ・ホーリー上院議員の国家安全保障アドバイザーだったアレクサンダー・ベレス=グリーンなどによって、対中国対策優先の主張として共和党内に広がった。この二人は、2023年5月、「 中国との戦争を回避するには、米国はウクライナよりも台湾を優先しなければならない 」という意見をワシントンポストに掲載している。ヴァンスはウクライナに対し、戦争を終結させるための取引の一環として、
 ロシアに領土の一部を割譲するよう求めている。
※注「 そもそも 」が、ウクライナ出身のフルシチョフが、クリミアや、ドンバス他をソ連邦ウクライナ共和国に編入したのが間違いの始まりなのだ。

聖ヨハネはラッセル・ヴォートか

 ついでに、トランプ政権が再登場するとき、首席補佐官に任じられる可能性が高いとみられているのは、ラッセル・ヴォートである。いわば、神に定められたトランプに寄り添う聖ヨハネといったところか。ヴォ―トは、トランプ政権下で行政管理予算局長( OMB )を務めた人物だ。バイデンが大統領に選出された後、バイデン次期政権幹部にOMBスタッフと面会することを拒否し、次期政権への移行を妨げたことで「 名をあげた 」。2021年1月、ヴォ―トは、ハイテク、国家安全保障、予算、移民などの政策課題に焦点を当てたさまざまな専門家を集めた「アメリカ再生センタ ー:CRA」を設立する。CRAは「欧州から休眠NATOへと米国の軸足を移す」といった論文も公表している。他方で、ヘリテージ財団が主導する連邦政府の行政部門を再編成する保守派の計画「 プロジェクト2025 」に関与している。

「神に定められた」( Ordained by God )トランプ

 最後に、トランプの位置づけについて書いておきたい。そのためには、トランプを支持する福音派( エバンジェリカルズ )について知らなければならない。
「アメリカの福音主義者たちは、" What would Jesus do "(イエスならどうするか)というWWJDの文字で飾られたブレスレットを身に着けている」という話がある。聖書を重んじる彼らは、一説には、2014年の福音派プロテスタントの成人の数は約6220万人で、2007年の約5980万人から増加している。この推計が正確かどうかはわからないが、少なくとも共和党の大統領候補者選びに大きな影響力をもつといわれる福音派の多数がWWJDを座右の銘としているとすれば、彼らは日常生活においても一種の宗教的経験に出合い、そこで信念を見出していることになる。トランプは、共和党内に多くいる福音派の多くの人々の支持を集めている。なぜ彼らはトランプを支持するのか。理由は簡単だ。それが、「神の定め」である、と多くの福音派の人々がみなしているからだ。「不十分な証拠」がなくても、自分のなかで「イエスならどうするか」と自問自答したときに得られる答えは、「神に定められた」(Ordained by God)トランプを支持することでなければならないのだ。2024年1月14日付のWPの記事に登場する、アイオワ州でのトランプ党員集会のキャプテンを務めるポール・フィギー牧師は、トランプが司法制度や民主党に酷使されているとみてきたことを指摘し、前大統領を殉教者( martyr )になぞらえたという。彼は他の候補者の可能性を否定し、より高い力がトランプを再び大統領に戻すと確信しているとのべた。どうやら、アメリカの思想家ウィリアム・ジェームズ  https://ja.wikipedia.org/wiki/ウィリアム・ジェームズ からつづくアメリカの伝統的な思想がトランプ政権の誕生を促しているようにみえる。

※注 その再来するかもしれないトランプ政権を理解するには、聖パウロや聖ヨハネにあたる人物を知るところからはじめなければならない。ヨハネは二人いる。 まずは「洗礼者ヨハネ」。ヨシュア・インマヌエルに洗礼した教師・兄貴分的存在。しかし、「ゴルゴダ」の後、クムラン教会で  ヨシュアが壇に上がって( = 冒涜的行為 =「アセンション」)しことから二人は決裂。その後、ヨハネが移住したキプロスにヨシュアも亡命、互いに醜い争いが展開された。一方、「十二使徒」のヨハネは、ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」のヨシュアの左側に描かれている女性「っぽい」人物。実は「女性」であって、その名を「マグダラのマリア」と云う。マリアは、プロバンスに逃れ、そこで息子を産む。そして最終的にブリテン島に逃れる。これを明らかにしたのが、リン・ピクネット & クライブ・プリンス著 『マグダラとヨハネのミステリー ~ 二つの顔を持ったイエス』三交社刊 1999/6/1 であり、これをベースに書かれた小説がダン・ブラウン著 『ダ・ヴィンチ・コード』 角川書店刊 2004/5/31 である。つまり、聖ヨハネは女性であって男ではない。トランプのそばにいるべき女性は、トゥルシー・ギャバード以外には考えられない。 が、彼女はとっくの昔にトランプに三行半を突きつけているハズだ。何度も書いてきたように「キリスト」とは、「義の人」という意味だ。洗礼者ヨハネはまさに「義の人」であったが、ヨシュアはそれとは全く異なる「義」を提示した。これが、「本当のキリスト教」であって、糞バチカンのキリスト狂とは真逆である。さて、トランプ( = カードゲームの「切り札」をトランプと云う )は、果たして「義の人」を全うできるか?

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