> 現在、Cytoscape2.5.2でBiNGOを、
> Cytoscape2.6.0でAgilent literature search、IntActなどのプラグインを利用しています。
BinGOは、2.6.1にも対応しましたので、是非アップグレードして使ってください。
> CytoPanelでAttributeを編集する際、
> ① 複数選択してコピー&ペーストが出来ない。
これは3.0での修正になると思います。もともとビューアーとして作られたものの上に無理矢理エディット機能も付けたので、3.0では、基本的に関数計算などもサポートしたスプレッドシートをのせる予定です。
> ② ID順などにソートしてから、編集しようとすると元に戻って(ソートが解けて)しまう。
2.6.1では直っているはずですので、確認してみてください。
> VizMapperについて、
> ③ Vizmap property fileを保存しても、再度Cytoscapeで開いてみると各Attributeが保存されていない。
コマンドラインでセッションファイルを指定せずにCytoscapeを起動した場合、必ずデフォルトのvizmap.propsファイルが読み込まれます。これを自分の好きなものに変更する場合は、Visual
Styleのエディットが終わった後に、Edit-->Preferences-->Propertiesでプロパティ編集画面を開いて、そこのDefault
Visual Styles内のチェックボックスをチェックしてください。それで、今現在の設定がデフォルトとなり、最初に起動したときには常にそれが利用されます。もちろん、セッションをロードしたときにはセッション内のものが優先されますけど。
Visual Property
Fileの保存は、他の人と共有したりする場合に、あくまでファイルに書き出すためのもので、最初に読み込まれるのはデフォルトで設定したものです。わかりにくいので、FAQに追加しておきます。
> ③の、Vizmap fileですが、BiNGOを使って出てくるNode sizeや、Node colourなどのattribute(数値)
> を、
> 直接ノードを右クリックして、Visual Mapping Bypassにコピー&ペーストすると、ものすごく小さくなったり、
> 色が反映されなかったりします。ここに問題が隠されている気がするのですが、解決方法が分かりません。
若干ややこしいのですが、CytoscapeでAttributeと言う場合には、ノードやエッジに付随する数値や文字列などのデータで、Visual
Styleで指定する各値(ノードの大きさなど)とは区別されます。したがって、あるノードの大きさを、Attributeに基づいて決定したりする場合には、Attribute-Node
Sizeのマッピングを作成し、数値を入力したりします。例えば、2.6.1のサンプルセッションファイルでは、ノードの次数をノードの大きさにマッピングしてありますが、これは、「次数が10だったら、ノードの大きさは200」とか言うようなものの集合です。右クリックで大きさを変えるのは、このマッピングをバイパスするときの一時的な変更のためのものです。
とりあえず、それなりにいろいろバグが直っていますので、ぜひ2.6.1へアップグレードして、上記のことを試してみてください
大野
Keiichiro Ono ko...@ucsd.edu
Cytoscape Core Developer Team: http://www.cytoscape.org/
UCSD Bioengineering Ideker Lab: http://chianti.ucsd.edu/idekerlab/
>>>attribute-node sizeのマッピングを作成
> とありますが、これはCytoscape(2.52)上で簡単に出来るのでしょうか?
基本機能ですので2.5.xでも可能ですが、細かいバグのなおっている2.6.1をお薦めします。
> KEGGパスウェイをCytoscapeにインポートする場合、
> KEGGのFTPサーバーにある.owlファイルをダウンロードし、
> そのままインポートしてもネットワークが表示されない(node=0)
> のはどうしてでしょうか?何か操作を行ってからでないと
> 表示されないのでしょうか?
> (「インポートの成功」という表示はされるのですが、
> ノードもエッジも0になっています。試したのは
> mmuの04310(Wnt), 04330(Notch), 04340(Hh)パスウェイです)
KEGGでは、まだ部分的にしかデータがBioPAX化されていません。これはKGMLで表現された情報の一部がBioPAXフォーマットにうまく対応できないためで、BioPAXフォーマットの策定グループがいまその問題に取り組んでいます。
ftp://ftp.genome.jp/pub/db/community/biopax/mmu/
この種の場合だと、下の方の75kb程度しかファイルサイズの無いデータがそれにあたります。それらのファイルは、中身が入っていませんので、残念ながら読み込むことができますが、中身は空っぽです。
もうひとつの方法として、GPMLプラグインを使う方法が有ります。これも完全ではないのですが、かなりの数のパスウェイがインポートできるようになっています。2.6.1上で、GPMLプラグインをインストールし、File-->Import-->Network
from Web Services...を選択し、WikiPathwaysをデータソースに指定すればキーワード検索可能です。添付した例は、マウスのデータセットに対してwntで検索したものです。
大野
>
> 可能でしたら、操作方法など教えて頂けないでしょうか。
>
> 宜しくお願い致します。
>
> 藤田
>
> >
>
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