計算集団動力学セミナー: 11/11 佐山弘樹氏

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Genki Ichinose

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Oct 26, 2022, 10:25:42 PM10/26/22
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計算社会科学会MLのみなさま

静岡大学の一ノ瀬と申します。

11/11金に佐山弘樹先生(ビンガムトン大学、早稲田大学)に浜松にお越しいただき、社会ネットワークのモデルの話をしていただきます。
静岡大学浜松キャンパスとZoomによるハイブリッド形式の開催です。

興味がある方、ぜひご参加をご検討ください。
参加申込みは以下からお願いします。申込み締切は、11/9水です。
https://forms.gle/LhyjRLA5rrqSY1KSA

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第7回 計算集団動力学セミナー(https://sites.google.com/site/igenki/seminar
日時:2022年11月11日(金) 16:00~17:00
場所:静岡大学浜松キャンパス 工学部5号館3階第1会議室
形式:現地とオンラインのハイブリッド開催

講師:佐山弘樹(ビンガムトン大学、早稲田大学)
タイトル:適応的ネットワーク型人工社会モデルによる社会分断の考察
講演要旨:
インターネット・ソーシャルメディア・スマートフォンといった情報技術革新のおかげで,だれもが,いつでも,どこからでも多様な情報源にアクセスをすることが飛躍的に容易となった.しかし同時に,そのように情報流通が高速化・個別化した社会は必ずしも融和・合意形成に向かうのではなく,むしろ逆に相容れない意見を持つコミュニティの間での分断を促進しやすい,ということが数々の研究で明らかとなってきている.社会分断の進行は社会構成員の相互理解を阻み対立を生むだけでなく,ソーシャルバブルの形成によって人々の理解が現実から乖離する原因となったり,異分野間での情報共有を停滞させイノベーションを阻害する要因ともなりうる.その一方で,異なるコミュニティが間に境界を生成して独自性を保っている,という前向きな見方をあえてすれば,社会分断は情報・アイデア・アイデンティティの多様性を生みそれを保持する役割を担っている,と言うことも不可能ではない.社会分断が起こるメカニズムを理解し,状況に応じて適切に管理・調整することが可能となれば,よりよい高度情報化社会を作っていくうえで有用であることは論をまたない.そのためには,社会が現状どうであるかを観測的に研究するのみではなく,可能性としてありうる社会の形態・動態を自由かつ柔軟に探索する人工社会研究が重要な役割を担う.本講演では,人工社会研究の具体例として,筆者自身が過去数年の間に取り組んできたものの中から,適応的ネットワーク型モデルを用いた社会分断に関する研究を2例取り上げて紹介する.
参考文献:人工知能 37(1), pp. 43-49, 2022.
【定員】現地定員は20名まで(20名を超えた時点で現地参加を選べなくします)
【お問い合わせ先】一ノ瀬元喜 ichinose.genki(at)shizuoka.ac.jp
※ (at)を@に変えてください
【ポスター】https://drive.google.com/file/d/1DoVHErKVnRLfpEOfQDr8NH3LG6pw4y4J/view?usp=sharing
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Genki Ichinose, Ph.D.
Associate Professor, Department of Mathematical and Systems Engineering
Shizuoka University
Email: ichinos...@shizuoka.ac.jp
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