「計算社会科学と政治学」セミナーのご案内

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makoto mizuno

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Sep 5, 2022, 12:40:22 AM9/5/22
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計算社会科学会MLの皆さま

日本マーケティング・サイエンス学会「分析的マーケティング研究部会」では、津田塾大学・西川賢先生を講師に以下のセミナーを行います。計算社会科学では、政治に関わる現象が活発に取り上げてきましたが、政治学の観点からのレビューを伺う良い機会ではないかと思い、計算社会科学会MLにもご案内する次第です。

西川さんはアメリカ合衆国の現代政治や外交史等々、政治学における様々なテーマについて研究されてきました。計量経済学や計算社会科学の適用も積極的に進めておられ、これらの分野を横断的に展望できる数少ない専門家です。西川さんは今回のテーマに関する原稿を近く「経済セミナー」で発表される予定です。セミナーでは質疑応答を含め、さらに深く、詳しい話をお聞きできるかと思います。

参加を希望される方は、9月27日までに、以下のリンクからお申込みいただくようお願いいたします。
https://forms.gle/Uz6TsddLpagbxBqdA

お申し込みいただいた方に、直前にZoomミーティングのリンクとID、パスワードをお送りします。

皆様のご参加をお待ちしております!

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日時 2022年9月29日(木) 午後7時から8時半まで

演題:計算社会科学と政治学

講師:
西川賢 津田塾大学 学芸学部国際関係学科
https://www.masarunishikawa.com/

概要:
政治学は多様な学問分野であり、「標準化された研究方法」というものもない。世論調査など、観察データを回帰モデルで推定した論文はいまでもよく見かける。近年では、政治学でも潜在的結果のフレームワークに依拠しつつ、因果効果の測定に取り組む研究者が増え、無作為化実験を応用した研究も数多く生み出されている。また、差の差法、操作変数法、合成照応法、回帰不連続デザイン、マッチングといった準実験的手法も広く使われるようになってきている。

だが、政治学は因果推論や定量化のみを志向する方向に変化しているわけでもなく、「政治史」と呼ばれる記述的な分野や、政治の意味や価値を問う「政治哲学」などの伝統分野も残っている。

かくも多様な政治学の世界に、今度は計算社会科学という「黒船」が襲来し、ここ10年ほどの間で急速に浸透しつつある。本報告では、SNSデータ、ネットワーク・データ、非構造化テキスト・データ、センサー・データ、画像データ、音声データを活用した、「計算社会科学×政治学」の新しい研究例を紹介し、それが政治学にどのような変化を起こしているかをレビューしていく。

以上

水野 誠
明治大学商学部
101-8301 東京都千代田区神田駿河台1-1
TEL: 03-3296-4164
E-MAIL: makm...@gmail.com
E-MAIL: mak...@meiji.ac.jp
https://researchmap.jp/read0105504/
BLOG: http://blog.goo.ne.jp/r_in_mktg
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