みなさま
「本のある工場」主宰の文化政策学者・松本茂章でございます。
メールにて失礼いたします。
真夏の三連休、いかがおすごしでしょうか。
日本文化政策学会3代目会長を務められた藤野一夫先生(神戸大学名誉教授)の講座を企画いたしました。
お誘い申し上げます。
(1)
◆25年10月11日(土曜)午後1時から午後3時すぎまで。
「本のある工場」(大阪市此花区西九条5丁目)にて。
◆「中欧における鉱泉療養地と芸術文化・医療・健康のリンケージ」
-鉱泉を利用したチェコの「小ウィーン」に滞在した3週間-
3代目日本文化政策学会長の藤野一夫先生は、(兵庫県立)芸術文化観光専門職大学(豊岡市)で、副学長・教授を務められました。
25年3月31日付にて、ご退職され、神戸の自宅に戻られました。
「おかえりなさい 藤野先生」
という気持ちで、企画いたした次第。
専門職大学院のこと? ご専門のワーグナーのこと? など、内容をご相談したところ、
25年5月に3週間滞在された、チェコの療養地「フランツェンスバード」のことを、お伝えしたいと希望されたので、今回の講座が実現しました。
ドイツ・チェコ・ハンガリーなどの中央ヨーロッパでは、温泉・冷泉を問わず、鉱泉を活かした療養地が人気なのです。
副学長の激務に伴い、体調を崩された藤野先生は、3週間、フランツェンバートに滞在され、鉱泉療養されたところ、体調を回復されました。
この体験談などをご披露してくださいます。
(2)
「去年マリエンバードで」
というフランス・イタリア合作映画があります。
1961年のベネチア国際映画祭で、金獅子賞を受賞。
黒澤明監督の「羅生門」に触発された映画です。
この「マリエンバート」も、ドイツ・チェコ国境にある療養地。
フランツェンスバートも含めて、このあたり、世界遺産に登録されています。
(3)
このあたりの鉱泉保養地は、
劇場・音楽堂・オーケストラ・プールなどが設けられています。
すなわち
「鉱泉療法+芸術文化鑑賞+自然散策+観光」を組み合わせた「コモンズ」として注目されています。
藤野先生によると、
高齢者ばかりではなく、若い女性も訪れているそうです。
自治体職員の方
まちづくりに関心をお持ちの方
文化政策を研究されている方
中欧の鉱泉療養地に関心のある方
「元印刷工場」で、なにやら、講座を開いていることに関心のある方
どなたでも、お越しくださいませ。
参加費無料。
とてもフランクな会合でございます。
終了後、交流会を行います。
(4)
松本は、ケルン・フランクフルトを訪ねたことはあるものの、ドイツ・チェコ国境の事情は知らず、興味津々でございます。
日本の将来像を考える、きっかけとなれば、と願います。
次の申し込み受付フォームから先着順にて受け付けます。
あるいは、文化と地域デザイン研究所のHPをクリックして、10月11日の催しもの欄から申し込む。
どうぞ!