ゲームプログラミングワークショップ GPW 論文募集

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Kokolo Ikeda

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Jun 22, 2011, 1:31:55 PM6/22/11
to computer...@googlegroups.com
cga のみなさま:

北陸先端大の池田です.
# nomitanというプログラムを細々開発してます.
# 春にはJAIST杯という大会も(品川で)行ってます.

例年箱根において合宿形式で行われるワークショップGPWの案内です.
参加常連の方も多いと思いますが,ちょっと将棋業界に押され気味で
“100人ほどの参加があるのに,去年は囲碁の発表が1件もなかった”
なんて言われてちょっと肩身が狭い感じですので,
面白いネタのご発表をいただけたらと思います.

■■ 第16回 ゲームプログラミングワークショップ 2011 論文募集 ■■

http://sig-gi.c.u-tokyo.ac.jp/gpw/2011/

海外では、チェスをはじめとしてゲームを対象にした研究が古くから盛んに行われてきました。
強いプログラムを作るという目標のもと、探索、プランニング、学習、協調問題解決などの様々
な技術的進歩や多くの研究成果がもたらされてきました。日本でも、将棋や囲碁などの世界に誇
るべき優れたゲームがあり、ゲームプログラミングの研究も盛んに行われるようになってきました。

特にこの数年のコンピュータ将棋、囲碁の発展は目覚しく、コンピュータ将棋では新しい探索法や
評価関数の自動学習などの研究が進んだことで、プロ棋士に肉薄するレベルになってきました。
また、コンピュータ囲碁においてもモンテカルロ法などの新しい手法が効果を表すなど、新展開を
見せています。他にも、パズル、思考型ボードゲーム、不完全情報ゲームなどを対象としたプログ
ラミングやアルゴリズムの研究など本分野の研究は益々盛んになってきています。

本ワークショップは、94年からほぼ毎年実施され、内外から多くの発表と参加者を集め、ゲームプ
ログラミングに関心を持つ研究者の活発な議論の場を提供してきました。99年から母体を情報処理
学会のゲーム情報学研究会として、さらなる発展を遂げてきました。今回も広くゲーム情報学に関
する発表、論文を広く募集しておりますので、多くの方の発表、ご参加をお待ちしております。


重要な日程

* 2011年 7月25日(月) extended abstract送付締切
* 2011年 8月30日(火) 採否通知 (発表形態通知)
o 採録の場合の発表形態: 口頭発表30分, 口頭発表20分, ポスター発表
* 2011年 9月30日(金) カメラレディ論文締切
o フォーマット: A4縦長 2段組 8ページ以内(口頭発表), 4ページ以内(ポスター発表)
o 採録された著者の方は原稿を論文執筆案内に従って提出してください。
* 2011年11月 4日(金)- 6日(日) GPW-11


--


ところで持ち時間についての話題,興味深く拝見してます.
>> 人間の強さは 15秒×9 のblitzから 20分+5×30秒になってどの位変わるものだと思われますか?
あまりblitzルールを良く分かってませんが,平均すると1子前後だと思います.
少なくとも,普段3子差の人が,上手=10秒,下手=30分30秒で先では勝負にならないと思います.
人間の場合,相手が読んでる間にも読むから,というのも大きいですが.

強くなる弱くなるという話題も面白いですけど,時間の価値ってのも面白い話題かもしれません.
僕がいた囲碁部では,10秒碁は「時間切れ即負け」ではなくて「時間切れになると3目相手に渡す」ルールになってました.
攻め合いなどの分岐点では,9目渡してでも30秒考える,というような人も多かったですね.

うちのnomitanは,持ち時間制の碁では単純に 残り時間/n だけ考えますがこれは明らかに安易で,
・良い手が明らか=1位2位の勝率差が大きい場合は早めに打つ,
・勝率差が小さくてもホットじゃない局面なら適当に打つ,
・勝率変動や分散が大きい局面なら長く考える
みたいなコントロールはしないといけないですよね.

--
北陸先端科学技術大学院大学 (JAIST)
 情報科学研究科 ゲーム情報学分野
 kok...@jaist.ac.jp
 池田 心  Ikeda Kokolo
 

村松正和

unread,
Jun 22, 2011, 9:01:12 PM6/22/11
to computer...@googlegroups.com
池田さん:

GPW の案内、ありがとうございました。

ところで持ち時間の話ですが、

2011年6月23日2:31 Kokolo Ikeda <kok...@jaist.ac.jp>:


> 少なくとも,普段3子差の人が,上手=10秒,下手=30分30秒で先では勝負にならないと思います.
> 人間の場合,相手が読んでる間にも読むから,というのも大きいですが.

これは後半の理由が大きいと思いますよ。結局、考えていなかった手以外の手を打たれた
ときしか10秒のハンデはないわけですから。下手が考えている間は眠らせる、とかしないと、
実験できないでしょう。ですので人間の場合、こういう仮定で議論はできないのでは、と考えています。

まあ、子供で強い子は、いくら時間があっても1手10秒も考えずに打ち込んでくるのですが。

 村松正和 ; mura...@cs.uec.ac.jp

Shinichi Sei

unread,
Jun 22, 2011, 11:05:31 PM6/22/11
to computer...@googlegroups.com

清です。

村松正和 さんは書きました:


>2011年6月23日2:31 Kokolo Ikeda <kok...@jaist.ac.jp>:
>> 少なくとも,普段3子差の人が,上手=10秒,下手=30分30秒で先では勝負にならないと思い
ます.
>> 人間の場合,相手が読んでる間にも読むから,というのも大きいですが.
>
>これは後半の理由が大きいと思いますよ。結局、考えていなかった手以外の手を打たれた
>ときしか10秒のハンデはないわけですから。下手が考えている間は眠らせる、とかしないと、
>実験できないでしょう。ですので人間の場合、こういう仮定で議論はできないのでは、と考えて
います。

眠らせるのは難しいので、問題集を使って計測するしかないかもしれませんね。
ゲームブックのように
ある局面からの主な分岐をすべて問題として用意して、疑似対局?させるとか。
そんな問題集を作るのは大変ですけど。

---
SEI

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