この度、MT4EA作成ソフトを無償バージョンアップいたしました。 また、バージョンアップに伴い、本製品で作成した「無料EAサンプル・ソース集」も修正いたしました。
今回のバージョンアップでは、「ストップレベル」・「凍結レベル」に関する処理を修正し、適正化いたしました。 これにより、逆指値による新規注文時にAdjustSlPrice () /AdjustTpPrice() を呼び出す場合は、【EAプログラムの修正が必要になります】。 具体的には、両関数の呼び出し時の引数として、「発注逆指値」を追加する必要があります。
また、今回の修正に伴い、【テスターによるバックテスト結果が変わる可能性】があります。
バージョンアップの際は、お手数ですが、以下からダウンロードをお願いいたします。
■ ダウンロード
□ MT4EA作成ソフト「COMFFERED MT4 EA Framework」
< http://www.comffered.com/cef >
□ 無料 EAサンプル・ソース集
< http://www.comffered.com/ea_free >
■ バージョンアップ内容
「COMFFEREDサポート・フォーラム」にて、お客様からのご指摘を受けた修正となります。
< http://www.comffered.com/support?place=msg%2Fcomffered%2FwfTHhfNo7Es%2Fl_dzvM6aBwAJ >
1.「ストップレベル」に関する価格計算の見直し
「逆指値」による新規注文時および、ペンディングオーダー保有中の場合に、
SL価格補正/TP価格補正の計算式を見直しました。
従来はAsk/Bidからの乖離幅により、SL/TP価格補正を行っていましたが、前述の条件
の場合は、指定された発注逆指値/ペンディングオーダーの逆指値からの乖離幅に
基づいたSL/TP価格補正を行う様に修正しました。
また、これに伴い、関数「AdjustSlPrice ()」/「AdjustTpPrice()」に引数を追加し、
新規注文時に指定する「発注逆指値」の値を指定可能になりました。 指定しなかった
場合、新規注文では従来通りAsk/Bidとの乖離幅に基づいて価格補正を行い、
ペンディングオーダー保有中の場合は、自動的に当該オーダーの逆指値を使用して
価格補正を行います。
2.「凍結レベル」判定の適正化
・ 「SL価格補正」/「TP価格補正時」
凍結レベル判定を行わない様に修正しました。
・ 「SL価格/TP価格変更機能」および「決済機能」
凍結レベル判定を行う条件を修正しました。
SL価格/TP価格は、約定済みオーダー(ポジション)保有中の場合のみ判定する様
に修正し、ペンディングオーダーの場合は、SL価格/TP価格を判定しない様に修正
しました。
また、ペンディングオーダー保有中の場合は、発注逆指値の判定を行う様に修正
いたしました。
3.前述の修正に伴い、EAテンプレートファイル(.mq4形式)を修正
新規注文において「AdjustSlPrice ()」/「AdjustTpPrice()」を呼び出し時の
引数に、「発注逆指値」の値を追加しました。 成行注文においても、
テンプレートではゼロが渡される事となり、正しく動作いたします。
4.MT4ビルド1031/1045による評価実施
MT4ビルド1031/1045の各バージョンで評価を実施し、製品が動作する事を確認いた
しました。
メタクオーツ・ソフトウェア社によりますと、Windows 10システムの新バージョンの
セキュリティアップデートによって、MT4が時折起動できないことがあるとのことです。
Windows Updateに備えて、ビルド1045のインストールが推奨されています。
「新しい MetaTrader 4 プラットフォームビルド 1045」
< https://www.mql5.com/ja/forum/168773 >