LinuxをFATフォーマットのUSBメモリから起動したい

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cevrza1l-board

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Sep 13, 2013, 7:37:04 AM9/13/13
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CEV-RZ/A1LのLinux SDKは、USBメモリをext2フォーマットで動かす事をデフォルトとしています。

とりあえずWindowsパソコンだけで一般的なFATフォーマットのUSBメモリを使いたい場合があります。

WindowsでアクセスできるFATファイルシステムのUSBメモリを使ってこのボードでLinuxを起動したい場合は、以下のようにします。
 
■ WindowパソコンでFATファイルシステムのUSBメモリで動作させるためのuImageファイル
以下、どちらかのファイルをダウンロードします。
[温度、湿度、カレントトランス、焦電センサーを使う場合]
[温度、湿度、カレントトランス、ガスセンサーを使う場合]
 
焦電センサー、ガスセンサーのどちらも使用しない場合、他のセンサーはどちらのファイルでも構いません。
同時に焦電センサーとガスセンサーを動かす事はできません。
上記のいずれか1つのファイルを uImage にリネームしてFATフォーマットのUSBメモリにコピーします。
 
■ CEV-RZ/A1Lボードでの実行手順
① 前項のuImageファイルをFATファイルシステムのUSBメモリにコピーします。
② ①で作成したUSBメモリをこのボードのUSBホストに挿して電源を入れます。
③ ターミナルソフトを使ってU-Bootのコマンドプロンプトから以下のコマンドで実行します。
   => setenv bootargs 'console=ttySC3,115200'
   => usb start
   => fatload usb 0 c000000 /uImage
   => bootm c000000
④ ③の内容をAUTOブートで実行するには、U-Bootのパラメータを設定して保存します。
   => setenv bootargs 'console=ttySC3,115200'
   => setenv bootcmd 'usb start; fatload usb 0 c000000 /uImage; bootm c000000'
   => save
 
■ CEV Linux SDKでの作成手順
CEV Linux SDKでinittd付きでuImageを作成する方法は以下の通りです。
① buildrootのmenuconfigを変更
buildroot-2013.05-cevrza1l-YYYYMMDD-X$ make clean
buildroot-2013.05-cevrza1l-YYYYMMDD-X$ make menuconfig
メニューの以下の項目をのチェックを下記に変更します。
   Filesystem images  --->
       [ ] ext2 root filesystem 
       [*] initial RAM filesystem linked into linux kernel

② buildrootをmakeする
buildroot-2013.05-cevrza1l-YYYYMMDD-X$ make

③ 以下のファイルをFATフォーマットのUSBメモリにコピーします。
buildroot-2013.05-cevrza1l-YYYYMMDD-X/output/image/uImage

 
以上
 
 

 

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