気候変動による食糧不足は目の前に/環境市民 メールニュース Vol.799 2025.9.6-2025.9.20

1 view
Skip to first unread message

環境市民広報

unread,
Sep 10, 2025, 3:01:10 AMSep 10
to cef-...@googlegroups.com
☆環境市民は、ぶれずに30年☆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◇◆‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

◇◆ 環境市民 メールニュース Vol.799 2025.9.6-2025.9.20

◆◇◆‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「今年はゴーヤが育たなくて」
「きゅうりの苗がみんな枯れてしまった」
異様に早く明けた梅雨、早くに到来した夏の初めに、
家庭菜園にいそしむ人たちからこんな声をよく聞きました。
皆さんの畑ではいかがでしたか。

……コラムに続く

◇◆ 目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

1)環境市民のラジオ 環境を身近に感じる15分
・今週はお休みです。

2)環境市民の主催・協力行事情報
・「企業のエシカル通信簿」調査ボランティア募集
・市民再エネプロジェクトin京都
・9/13(土)みどりの遺言 無料法律相談を実施します
・環境市民の動画紹介

コラム<気候変動による食糧不足は目の前に>

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

1)環境市民のラジオ 環境を身近に感じる15分

・今週はお休みです。
バックナンバーをぜひ

<インターネットから聞けます(各回約15分)>
https://radiocafe.jp/200304006/

★一緒に番組をつくってみませんか?★
毎週月曜日13:00から15分間、FM79.7MHz京都三条ラジオカフェから放送ボランティアも募集中。
はじめての方も大歓迎。環境問題への理解が深まりますよ。
電話 075-211-3521 メール li...@kankyoshimin.org


2)環境市民の主催・協力行事情報

○「企業のエシカル通信簿」調査ボランティア募集

認定NPO法人環境市民が事務局の
「消費から持続可能な社会をつくる市民ネットワーク(SSRC)」では、
「企業のエシカル通信簿」として企業の環境、倫理、
持続可能な社会活動や消費者とのコミュニケーション活動を調査し、
公表しています。( https://cnrc.jp/works/business-ethical-rating/ )

今年は特に、企業の気候変動への取り組みを調査する
ボランティアを募集しています。
(環境問題の他の分野 化学物質と水資源も募集しています)

ボランティアの期間 2025年10月~2026年3月
活動日時:随時・応相談  (10~11月が調査の中心期間です)
活動場所:おもにオンライン 認定NPO法人環境市民の事務所(京都市)で
     活動できる方、特に大歓迎!
     SSRCとしての全体会議はオンラインです。

こんな人におすすめ!

・気候変動問題に関心がある
・「学生時代に力を入れたこと」として就職活動でアピールしたい
・企業がどのように環境問題に取り組んでいるのか知りたい
・卒論のテーマに関係がある
・環境問題のために何かやってみたい

調査はこのように進めます

1 「企業のエシカル通信簿」の「気候変動」と
  「環境ガバナンス」の調査を担当する、
  認定NPO法人環境市民のボランティアスタッフとして参加します。
  専門知識がなくても大丈夫です。
2 企業が公表している報告書やウェブサイトを見ながら、調査票に答えを書き込みます。
3 記入した調査票を他のスタッフと確認し、チームとして調査票を作成します。
4 調査した企業に調査票を送り、公開された資料だけではわからないことを質問します。
  回答を踏まえて最終的な調査票を完成させます。
5 2026年3月に結果発表会を開催します。参加は自由です。

ご関心のある方は、下記のボランティア申込フォームに
ご記入ください。追ってメールでご連絡します。

https://forms.gle/i2BhFyBr2cP6VjdVA

募集締切 9/30 正午

お問合せ 環境市民 mail :li...@kankyoshimin.org
     メールのタイトルに「企業のエシカル通信簿」とお書きください。


○市民再エネプロジェクトin京都
  ~みんなでつくるおひさま発電所×防災~
 https://econetkinki.org/topics-20250326/


太陽光発電を設置する施設を募集しています。

■プロジェクト概要
地球温暖化の抑制と災害に強いまちづくりを進めるため、
地域の施設に市民が協力して太陽光発電などを設置します。
市民からの寄付や補助金を利用して、設置施設の負担を少なくできる仕組みです。
20年余りこの活動を続けてきた非営利の団体が設置をサポートします。
資金の一部に、市民や企業からの寄付、市民再エネプロジェクトin京都からの助成金、
補助金などを活用します。

■応募について
1,京都市内及び京都府内にある、幼稚園、保育園、学校、地域のコミュニティセンター、
 障がい者、高齢者の施設、福祉避難所などの地域の身近な施設。
2,環境問題に関心を持ち、自主的に継続して環境活動に取り組んでいただけること。
3,本プロジェクトの趣旨に賛同し、設置後、基金にご協力いただけること。

なお、ヒアリングと現地調査を実施することがあります。
ご不明の点についてはご相談ください。専門家のアドバイスを受けることもできます。

■お申込み・お問い合わせ
市民再エネプロジェクトin京都事務局(認定NPO法人 きょうとグリーンファンド内)
TEL:(075)352-9150 (火~金 13:00~16:00)  FAX:(075)352-9150
E-mail:in...@kyoto-gf.org(なるべくメールでお願いします。)


◆プロジェクト参加団体
NPO法人京都地球温暖化防止府民会議(京都府地球温暖化防止活動推進センター)、
認定NPO法人気候ネットワーク、認定NPO法人環境市民、
一般社団法人市民エネルギー京都、NPO法人エコネット近畿、
認定NPO法人きょうとグリーンファンド


○みどりの遺言 無料法律相談を実施します(9/13(土) )

「みどりの遺言」とは、環境問題に取り組む法律家有志によるJELF日本環境法律家連盟が、
14の環境NGOを寄付先に推薦し、大切な財産を地球の未来に贈る「遺贈寄付」を叶える
ための遺言書作成をサポートするプロジェクトです。

環境市民は、JELFの推薦する寄付先団体の一つとしてプロジェクトに参画しています。

プロジェクトでは、9月13日のInternational Legacy Giving Day 国際遺贈寄付の日に合わせて、
「みどりの遺言 無料法律相談」を実施されます。東京・名古屋・大阪の法律事務所の弁護士らが、
環境NGOへの遺贈寄付のほか、遺言・相続・事業承継などに関する法律相談を60分無料で
受け付けます。
どうぞ、この機会にご利用ください。

【日 時】 9月13日(土)10:00~18:00(相談時間60分)
【相談料】 無料
【主 催】 JELF日本環境法律家連盟
【申込方法】Eメールもしくは電話にて、みどりの遺言プロジェクト事務局(アーライツ法律事務所)
までお申し込みください。
E-mail: mid...@green-justice.com  Tel: 03-6264-7330

*メールの件名を「みどりの遺言法律相談申込」とし、メール本文にお名前、在住地、
 日中ご連絡がつく電話番号、メールアドレスをご記入ください。
*ご希望の相談時間をお書きください。
 (10:00、11:00、12:00、13:00、14:00、15:00、16:00、17:00の中からお選びください)
*下記の3カ所の法律事務所で、対面・オンライン・お電話 のいずれかの方法でお受けします。
 ご希望の相談場所と相談方法をお書きください。

・アーライツ法律事務所(プロジェクト事務局)
 東京都中央区築地3-9-10 築地ビル3階  03-6264-7330
・名古屋E&J法律事務所
 愛知県名古屋市中区錦3-5-30 三晃錦ビル6階 052-684-9191
・あすなろ法律事務所
 大阪府大阪市中央区南本町1-4-10 StoRKビル4階 06-6268-5070


○環境市民の動画紹介

環境市民で開催したセミナーやイベントなどの動画を順次公開しています。

(1)「市民が主役!脱プラスチック新潮流」取り組み事例と意見交換
パタゴニア環境助成金を活動資金として実施した催し
当日は、パタゴニア京都店の取り組みについても紹介していただきました。
https://www.youtube.com/watch?v=7Hb-h1q2fM4

(2)日本の環境問題を根っこから解決するために必要なこと
テーマ「消費者力と日本社会」
【講 師】中原 秀樹氏 東京都市大学名誉教授、地球環境戦略研究機関(IGES)シニアフェロー (持続可能な消費と生産領域)
https://youtu.be/2ppFWUFACy4


◇ コラム ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

<気候変動による食糧不足は目の前に>

今年の6月から8月の東日本の平均気温は平年より2.3度高く、西日本
でも平年を1.7度、北日本では3.4度も上回っており、1946年の統計
開始以降の最高記録だったそうです。
これまで最高だった一昨年と昨年よりも大きく上振れしています。

厳しいのは暑さだけではありません。雨が少なく乾燥続きもあり、
農作物にも大きな被害が出ることが予想されています。
昨年の秋から冬にかけてキャベツが1玉1000円近くなるという高騰を
見せたことを覚えているでしょうか。夏にまいた種が育たずに枯れて
しまったためです。今年はそれよりひどいと言う農家の方もいます。

昨年から今年の米騒動も、猛暑によるコメの品質低下が原因のひとつ
でした。きちんと実ったように見えても、米粒がもろくなっており、
精米してみると割れてしまうので、玄米から白米にするときに目減り
をするのです。異常な暑さと水不足にさらされた今年も豊かな実りは
期待できそうにありません。

私が覚えている限り、1995年のIPCC第2次報告書*の頃から、温室効果
ガスの排出量は今すぐ80%以上削減しなければならないと報告されて
いました。さもなくば気温上昇が起こり異常気象が頻発し、これまで
の農業のやり方は通用しなくなるであろうと。
あの警告から30年、それをまじめに受け止めなかった結果を今まさに
私たちは体験しています。

異様な猛暑については、日本に住む生活に余裕のある人なら、空調に
よりダメージを小さくすることができます。しかし自然界の生きもの
はそうはいきません。年々ひどくなる地球からのしっぺ返しを前に、
暮らしが成り立たなくなる瀬戸際に私たちはいます。
今日から対策を始めても気候変動の影響はこれから何年も続きます。
こんな時代なのに選挙の争点に気候変動がまったく上がらない日本。
もう「クーラーの温度設定は28℃に」「こまめに節水する」といった
個人のケチケチ運動でなんとかなる時代ではありません。この社会の
システムを変えることがすぐさま必要です。
自らの生存に関わる問題になっていますが、この状況を前にあなたは
社会を変えるために、何をしますか?         (げの字)

*IPCC(国連 気候変動に関する政府間パネル)
気候変動に関する科学的な評価を行い、世界の政策決定に指針を提供
する国際機関。現在は2021年から2022年に公表された第6次評価報告
書が最新。

<今週のコラムニスト>
ペンネーム:げの字
環境市民の設立3年目からの会員で、かつて事務局スタッフとして広報や環境教育を担当。
気候変動問題には1997年のCOP3の頃から取り組む。
ついにこの夏もエアコンなしで乗り切ったが来年はさて。

  ─ボランティアスタッフが交代でお届けしています─

┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
 誰もが参加できる環境NGO  認定NPO法人環境市民

 TEL:075-211-3521
FAX: 075-211-3531
 E-mail:li...@kankyoshimin.org
URL:http://www.kankyoshimin.org
 Facebook:http://www.facebook.com/kankyohsimin
 Follow me! ツイッター:kankyoshimin
 〒604-0932 京都市中京区麩屋町通二条下る 第二ふや町ビル206

 メールニュースの解除、変更はこちらhttp://ow.ly/gfhSw

 ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
環境市民は地域から持続可能で豊かな社会をつくることをめざす
 環境NGOです。「環境市民」という団体名には、社会的に自立した
 行動と責任を取り、他者への依存的な要求や非難の行動よりも、率
 先して実践と提案を行う、「市民」が集う場でありたいという想い
 が込められています。設立1992年。
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
Reply all
Reply to author
Forward
0 new messages