応用先を探しています(局所的な位相の変化を用いる以下のような信号検出方法を考えました)

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SPRW

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Nov 3, 2016, 4:25:26 AM11/3/16
to 物理のかぎしっぽ数式掲示板避難所
SPRW と申します。

局所的な位相の変化を用いて以下のような特徴を持つ信号検出の方法を考えました。


1)伝達特性上では伝わることのない「微小信号」をソフトウェア的な後処理で検出できる
  (伝わる信号のパワースペクトルの形状によらず、例えば伝わるのが白色雑音でも可能)。
2)非線形性により生じる「高調波歪み」と「混変調歪み」をソフトウェア的な後処理で除去できる。
3)上記は信号源に非線形性があり異なる帯域間で相互変調が行われている場合に可能だが、
  非線形性は現実の世界で自然な性質である。


自分はアカデミアの人間ではないので、そういった方面に発表していませんが、
昨年度の総務省の「異能vation」プログラム [2015-2016] ( http://www.inno.go.jp/ )には応募しました。
採択はされませんでしたが、ポスターセッションにて発表しています。
その時に作成した文書類は以下です。


「『局所的位相シフト検出法』- 異能ベーション応募資料」全体
http://local-phase.com/others/InouVation/index.html

「応募資料」- [2015-2016]
・本文( 技術課題名[50文字以内] + 技術課題を乗り越えて実現したい目標[600文字以内] )
http://local-phase.com/others/InouVation/honbun.txt
・「計算方法の説明」
http://local-phase.com/others/InouVation/calc.pdf
・「検証実験の説明1」
http://local-phase.com/others/InouVation/result1.pdf
・「検証実験の説明2」
http://local-phase.com/others/InouVation/result2.pdf

「ポスターセッション資料」- [2016.3.4-5]
・ポスターセッション申込
http://local-phase.com/others/InouVation/honbun_poster.txt
・「ポスター」
http://local-phase.com/others/InouVation/inno-poster.pdf
・「ポスター 追加分」
http://local-phase.com/others/InouVation/inno-poster-extra.pdf

「公開しているバイナリ」
・「わぶメモ」
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/edu/se478190.html
・「彩紋」
http://www.vector.co.jp/soft/dl/winnt/edu/se479474.html


信号検出方法の原理的な提案なので、応用範囲は広いと期待してます。
自分の考えが及ぶ範囲だと

・(より低域な)重力波の検出
・レーダーの高性能化
・ソナーの高性能化
・宇宙背景輻射は本当に雑音なのか(位相変調的な特徴は残ってないか)
・脳波計の高性能化
・生体電位計の高性能化
・心電計の高性能化
・音声認識の高性能化

などを思いつきます。
何かご意見をお持ちの方、
データの入手先などご存じの方、
もし可能なら教えていただけると嬉しいです。

あと、今回の計算は、計算機で動かすための算法としては明らかですが、
数学的にどのような意味なのかは自分はたぶん理解できてません。
そちらの方でも何等かの議論のきっかけになれば幸いです。


SPRW

unread,
Feb 18, 2018, 4:09:31 AM2/18/18
to 物理のかぎしっぽ数式掲示板避難所
SPRWと申します。

 その後、自分自身ではいろいろと考えまして「難聴状態で聴きやすい
音声の作成」に取り組んでみることにしました。
 難聴の方が音声を聴く時の代表的な状況としては

1)無声子音(「k」「s」「t」「p」など)が聴きとりにくい
2)騒音がある状況で全体として聴きとりにくい
3)反響のある状況で全体として聴きとりにくい
4)小さい音は聴きづらいが、同時に大きい音はうるさく聴こえる

などがあります。
 他方で「声紋」を計算する際に前投稿に記載した「局所的位相シフト検出法」
を用いたところ、

5)無声子音(「k」「s」「t」「p」など)が「声紋」上に
  高周波成分を含めて従来より明確に表れる。
6)母音などの有声音(声帯が音源+共鳴官としての声道と
  口腔の形状で決まる伝達特性)は、「声紋」上で周波数
  ピークが鋭くなり、周波数方向の弁別が良くなる。また
  音素としての時間方向の弁別が良くなる。乱反射があると
  周波数ピークが太ることは知られてるが上記はその逆。
7)「局所的位相シフト検出法」を用いて「声紋」を計算する
  際に、実は「表示」用の明示的な対数変換は行っていない
  (フーリエ変換を用いて行う普通の「声紋」計算では表示
  する際に対数変換を行う)。
  「局所的位相シフト検出法」を作用させると自然に対数
  変換"様"の効果が加わっている可能性がある

などの特徴が得られてます。そこで「局所的位相シフト検出法」
を作用させて「声紋」を計算するのではなく、「音声」として
出力して聴いてみることにした次第です。

<< http://local-phase.com/others/etc/Nanchou-Listen-20180115-sonobekazuo.pdf >>

今後のことはまだ詳しく定まっていませんが、機会がありましたら
ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

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