釣り合い条件は、ちゃんと教えてもらってませんよね?
物体の釣り合い条件が正式に最初に教えられるのは、高校くらいだと思います。どんな具合かというと、まず綱引きなんかを引き合いに出し、「力の釣り合い条件(合力0)」が理由抜きで出てきます。これもしょせんは経験事実なので、そうやっても間違いではないんですけれど・・・。
次にターンテーブルの例などで力が釣り合っていても物体が静止しない例が示され、いわゆる「偶力の釣り合い条件(力のモーメントの和が0)」が、これも理由抜きで導入されます。「シーソーや梃子を考えれば明らかだよね」・・・と。そして、
「いずれ大学なんかへ行ったらちゃんと習うから、ここはこれで納得しておけ」
・・・とお茶を濁されます(^^;)。まぁ~高校レベルでこれ以上やるのは無理だとは思います。問題は、その後です。
大学(高専も含む)へ行きました。ところがそこでは最初にこう言われます。
「力の釣り合い条件や偶力の釣り合い条件は高校でやったはずだから、知ってるものとして進めるよ」
・・・と(^^;)。
こうしてまたしてもお茶を濁され、物体の釣り合い条件がなぜ成り立つかの理由を知る機会を失います。けっきょくちゃんと教えてもらってない気がするんです。もちろん、ちゃんとやってくれるところもあるはずですが、少なくとも自分の経験ではそうでした。自分は当たりが悪かっただけかも知れませんが。
というわけで例によって、当たりの悪かっただけかも知れない奴の愚痴です(^^;)。