今週末の OSC 東京でセミナーを担当しますが、BuddyPress 1.2 の画面ショットを使うためです。
1.2 からは bbPress 部分のリソースをほぼ取り込んだ形になっているようで、かなり量が増えています。bbPress 部分は
bbPress の翻訳を流用できるかもしれませんが。
以下の点で悩んでいます。
(1) forum の訳:
従来「会議室」と翻訳していましたが、bbPress の訳である「フォーラム」に揃えた方が分かりやすそう。
(bbPress 側を「会議室」に変更してもらうという大技もありますが;-)
(2) update の訳:
1.2 では Wire という機能/用語が update に変更されました。P2 テーマを意識したものでしょう。
Wire は機能をイメージしやすい訳語に悩んだわけですが、update も少し悩みます。
P2 日本語リソースでは単純に「最新情報」としていますが、少々堅いイメージがします。
機能面から見るともう少しフランクな感じだと思います。
で「実況」という用語を思いついたのですが、これはいかがでしょうか?
実際に使ってみないとピント込ないかもしれないので、グループのファイル置き場に
翻訳途中のリソースを入れますので、試して頂けると幸いです。
> 1.2 からは bbPress 部分のリソースをほぼ取り込んだ形になっているようで、かなり量が増えています。bbPress 部分は
> bbPress の翻訳を流用できるかもしれませんが。
Poedit をお使いの場合はbbPress 翻訳をメモリに入れ込めば似た文字列は fuzzy になるはず?
> (1) forum の訳:
> 従来「会議室」と翻訳していましたが、bbPress の訳である「フォーラム」に揃えた方が分かりやすそう。
> (bbPress 側を「会議室」に変更してもらうという大技もありますが;-)
「フォーラム」で良いと思います。
> (2) update の訳:
「更新情報」はどうですか?
SVN のアクセスももらっていますので、ファイルがあればそちらに置いてもらっても。
Nao
うーん。なんかこう「4文字の言葉」だと長すぎて説明っぽくなる気がします。
4文字でいいなら「最新情報」がぴったり来ます。
機能自体は以前の Wire と同じもので、P2 テーマとか twitter みたいに、
何か短かい状況をつらつらと書くようなものです。
なので、2文字ぐらいの言葉でびしっと決めたいと思っています。今のところ
「実況」とか「状況」とかを検討しています。
「状況」の方が言葉としては「それっぽい」のですが、status のことと勘違いされそうなので、
躊躇していいます。なお、status の訳語は「状態」としています。
update を含む文言としては
"Update Posted"
"%s mentioned you in an update"
などがあります。
> うーん。なんかこう「4文字の言葉」だと長すぎて説明っぽくなる気がします。
> 4文字でいいなら「最新情報」がぴったり来ます。
あ、最新情報の方が少しだけ軽めでいいかもですね。
更新情報だと企業のホームページか何かみたい。
WordPress.com では、「Status Update」を「近況更新」にしてます。
ここの Update も要するに同じ意味だとは思います。
"Update Posted"
「最新情報を投稿しました」というのはちょっと違う気もしますね。
・現在の状況を更新しました。
・近況を更新しました。
あたりかな?
"%s mentioned you in an update"
これも、「%s さんが最新情報であなたについて書きました」というのは何なので、
・%s さんが投稿内であなたについて書きました
・%s さんがあなたについて発言しました
ここらの「update」は、例えば「Tweet」みたいに固有名詞というかサイト内の用語として使っているというよりは単なる単語として使われている気がするので、意図を汲んでわかりやすく訳すのがいいと思います。
--
Nao
では「近況」にしてみます。
> これも、「%s さんが最新情報であなたについて書きました」というのは何なので、
今のところ「%s が近況であなたに語りかけました」としています (mention → 語りかけ)。
敬称の「さん」は基本的には省略しています。一度入れようと挑戦したことがあるんですが、
%s に対して複数のユーザーが入ることがあって、その場合は最後の人のみ「さん」付けになってしまう
という問題が出たりして、いろいろ破綻するのであきらめました。
敬称をつけるには、BuddyPress 側で敬称を考慮した方がいいでしょう。プロフィールに Sir name という
欄を作って、「Mr.」「Ms.」「Dr.」「Sir,」とか選択できて、名前の前につけるか後につけるかを選択するとか。
BuddyPress では Name は基本 Full name にするかわりに敬称を省略という「逃げ方」にしている節が
あるので、採用してもらえないかも。
でも、日本ではフルネームにも敬称をつけることは多い (山田太郎様、とか) ので、今後の BuddyPress の
機能として敬称機能を提案してみます。
翻訳しただけでは当然他文化で受け入れてもらえないので、
ローカライズを考えないといけませんね、つい先日もとある専門家の
話を聞いて考えさせられました。
三澤
2010/2/24 Naoko McCracken <nao...@gmail.com>:
分かりやすさも大事ですが、リソースを見る人は「元の英文を見ていない」ので、
何を言いたいのかの情報が明確になることを心がけています。
その結果として機械翻訳っぽくなっていたとしたら、それはもうちょっとこなれた訳文が必要ですね。
会議室とするよりフォーラムの方が使いやすい言葉のように思います。
会議室だと少し固い感じがしますし。。
> (2) update の訳:
> 1.2 では Wire という機能/用語が update に変更されました。P2 テーマを意識したものでしょう。
> Wire は機能をイメージしやすい訳語に悩んだわけですが、update も少し悩みます。
> P2 日本語リソースでは単純に「最新情報」としていますが、少々堅いイメージがします。
> 機能面から見るともう少しフランクな感じだと思います。
> で「実況」という用語を思いついたのですが、これはいかがでしょうか?
> 実際に使ってみないとピント込ないかもしれないので、グループのファイル置き場に
> 翻訳途中のリソースを入れますので、試して頂けると幸いです。
なぜupdateにしたのか・・Wireにしてもそうでしたが、言葉の選び方に「?」です。
(そう思ってしまうのは、日本的SNSに慣れているせいかもしれませんね。)
前の訳「同報」は最初戸惑いますが、慣れるとうまく当てはまっている言葉だったなと。。
「実況」は、少し分かりづらい表現かも・・。
機能の使い方からすると、サービスを使っている人みんなへ向けてしゃべる感じだと思うので。
難しいですね・・。
Wire は Facebook の「Wall」のパクリのようです。(Facebook 日本語版はどういう言葉にしてたっけ??)
update(s) は P2 テーマとの用語統一でしょう。
正直、BuddyPress 開発者は各国のローカライズがやりやすい用語という観点が抜けています。
(というか、WordPress 全般にそういう傾向あり)
用語選択の時点から、各国のローカライズチームに相談してほしい、という気がします
"Newest" という言葉は、英語ではこれで済みますが、日本語だと「新着」「新人」「新品」など
訳語を変更する必要がありますが、context (文脈) を指定してなくて、うまく翻訳ができなかったり……。
(BuddyPress 1.2 では Newest を使う場面が減ったので問題は少ない)
> 機能の使い方からすると、サービスを使っている人みんなへ向けてしゃべる感じだと思うので。
だから「実況」かなと考えたのですが、用語から機能を想定しにくいので難しいところです。
相談、というよりは、改善できるところがあったら言って欲しい、と思っていると思いますよ。
抜けているところとか、修正すべきところとか、Trac でも ML でも、パッチを送ったり提案すれば聞いてくれると思いますし。
ローカリゼーションについてもやっと基本的な体制が整いつつありますが、これは wp-polyglots や buddypress-dev ML
で他の言語のユーザーが要求した結果でもあります。
WordPress に対してもそうですが、英語圏の人に多くを求めるよりも、こちらから「こうするともっといいよ」って言ってあげるという形のほうが効果があるはずです(たぶん気付いていないし、単言語にしかなじみのない方に細かいところまで気づいて欲しいと思うのも無理でしょう)。
> "Newest" という言葉は、英語ではこれで済みますが、日本語だと「新着」「新人」「新品」など
> 訳語を変更する必要がありますが、context (文脈) を指定してなくて、うまく翻訳ができなかったり……。
> (BuddyPress 1.2 では Newest を使う場面が減ったので問題は少ない)
>
>> 機能の使い方からすると、サービスを使っている人みんなへ向けてしゃべる感じだと思うので。
>
> だから「実況」かなと考えたのですが、用語から機能を想定しにくいので難しいところです。
文脈が必要であれば、翻訳の方で対応するよりソースに context を含める変更をしていく方がいいと思います。
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Nao
BuddyPress は比較的聞いてもらえる印象なので、これからも trac で提案してみたいと思います。
WordPress 本体は i18n issue が後回しにされている感じがあります。
# tempura さんの WP Multibyte Patch がいつまでたっても不要にならない etc
> 文脈が必要であれば、翻訳の方で対応するよりソースに context を含める変更をしていく方がいいと思います。
もちろんそう思っていますので、本当に文脈が必要かどうか見極めて trac で提案ですね。
BuddyPress も動きが早くて、もう 1.2 が出てしまったし。
GlotPress の BuddyPress 版もできています。
http://translate.wordpress.org/projects/buddypress/dev/ja/default
WordPress 3.0 コアでは今回基本的に GlotPress はあまり使わず SVN
チェックインで進めていますが(理由は、Fuzzy が使えない&今回のリリースで複数でやる人手がない)、BuddyPress
も同様にやるなら何らかの告知が必要です。
そうでないと全部未翻訳なのであちらに気づいて協力してくれる方がいた場合、努力が無駄になってしまいます。
SVN と GlotPress はシンクロしていませんので、GlotPress 側でPO/MO ファイルをインポートする必要があります。
コアの翻訳は、「いつ作業します」と申告して終わったらチェックインし、GlotPress
へのインポートもしてまた報告という感じです。少し面倒ですが、今のところこの方法がいちばんのようです。
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Nao