殺戮大陸メキシコの狂気 被害者の下着が舞うレイプ・ツリー
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LB 410 2012/9/04 21:59:21
投稿者: 中川隆
http://www.bllackz.com/2010/11/blog-post_5173.html
メキシコの激しい殺戮の社会の中では、女性も無事ではない。多くの女性がレイプの恐怖に怯えている。
レイプと言えば、巨大麻薬カルテルのひとつフアレス・カルテルは、女性たちを適当に拉致しては、どこかの屋敷に監禁して性奴隷にしている。
アメリカのテキサス州の国境警備隊によると、麻薬カルテルのボスに誘拐してきた女性をプレゼントとして差し出すような例もしばしばあるのだという。
四肢切断され、レイプされる女たち
正真正銘のレイプビデオや、例のスナッフビデオを作っているのも彼らだ。女性をレイプし、手足を切断し、殺される女性は、14歳から20歳くらいまでの若い女の子ばかりである。
上記の死体は髪を剃られ、手足が切断されて見つかった女性の死体だが、まだティーンエイジャーほどの若い女性であることが分かる。切断痕からすると、これはチェーンソーで切り取られたのだろう。
切断のときに飛び散ったであろう大量の血液はきれいに水で洗い取られているが、単に切断して捨てるだけならそんな手間は必要ない。手間をかけたのは当然、「撮影」するためだったはずだ。こういったケースがメキシコで横行している。
また、こういった正真正銘のレイプ・スナッフビデオを愛好する変質者も世界には多くいるようで、然るべき筋に売られている。
メキシコの女性たちは、レイプされたあとは殺されることが多いようだが、その殺害場面や死体の切断場面まで記録されて出回る。人権侵害どころではないのは言うまでもない。
また、死体は臓器売買で有効利用されることも多い。臓器売買での顧客は麻薬と同じく先進国アメリカである。
日本では公開するかどうか未定らしい「Inhale」という映画は、娘が深刻な肺の病気にかかって肺の移植が必要だと言われた父親が主人公の映画だという。
娘が日に日に衰弱していく。しかし、ドナーが現れない。死にかけている娘を目の前にして、父親はついに違法でもいいから肺を手に入れようと決意する。
彼が向かったメキシコの地域がフアレスだった。暴行、レイプ、抹殺(スナッフ)、何でもありの暴力都市フアレスに君臨するのがフアレス・カルテルである。主人公はそこで人間の「インヘイル(呼吸器)」を求めてさまよい歩く。そんな映画らしい。
金さえ払えば臓器が手に入ると思うアメリカの男。金さえもらえば臓器でも売り飛ばすメキシコの男。
この場合の需要と供給は、先進国に住む人の生命と、後進国に住む人の生命の交換である。メキシコには、このような臓器売買も平然と行われている。
被害者の下着が舞うレイプ・ツリー
チワワ州では多くの外資が進出している。その林立する巨大工場で膨大な数の女性工員が働いているが、これらの女性が拉致されたりする現状は、映画「ボーダータウン 報道されない殺人者」で描かれた通りだ(関連記事)。
10年に渡って500人以上の女性が行方不明になっていると言われているが、それは犯罪組織と癒着した警察の矮小された数字である。
実際には3万人とも4万人とも言われる女性がレイプされ、殺され、砂漠に埋められたり、ゴミ箱に捨てられたりしている。
拉致し、暴行し、用済みになったら殺してバラバラにして「ごみ」としてゴミ箱に遺棄するのだから、被害者の尊厳などどこにもない。もちろん、その中には未成年も多く混じっている。行方不明のままの女性も多い。
死体が発覚されたくない場合は、酸(苛性ソーダ)で溶かすケースもあって、2009年1月に逮捕されたサンディアゴ・メザという男はそういう仕事を10年間続けていたという。処理した死体は300体。
一週間で600ドルをもらって、死体を溶かしていたという。この男の通称が「シチュー・メーカー」だった。この男の「職場」の画像もあるが、ドラム缶の中は見ないほうがいいだろう。
シチュー・メーカー、サンディアゴ・メザ
人権団体の報告書では、これらの女性に対する暴力を、州当局が「真剣に捜査した形跡がない」と批判しているのだが、真剣に捜査して犯人が麻薬カルテルのメンバーであるところまで辿り着くと、次の犠牲者は警察官自身になる。
これとは別に、アメリカに密入国しようとしている女性を狙って、麻薬カルテルが片っ端からレイプしている事実もある。
彼らは女性をレイプした印に、被害者のパンティーやブラジャーを木に引っ掛けて誇示しているのだという。このような木を現場では「レイプ・ツリー」と呼ばれている。
レイプ・ツリーは途切れることなく延々と続き、何年も何年もそれが繰り返されている。被害に遭った女性たちの話では、夫が隣にいるそのすぐそばでレイプされる女性もいるということだ。
メキシコの麻薬妻たち
また、あってはならないことだが、メキシコ軍まで麻薬組織掃討の際に、目についた女性たちをレイプしているという告発もあった。
麻薬組織が囲っている女性たちは、ミス・メキシコなどで出てくるような美しい女性だ。彼女たちは麻薬カルテルの王に犯され、敵に犯され、軍にも犯されるという運命にある。
しかし、逃れる術はない。運命に逆らっても、流されても、常に危険と死がまとわりつく。
2008年にはメキシコのミスコンテストの優勝者ラウラ・スニガという女性が、麻薬密売人たちと一緒に逮捕されている。ピストルや弾丸やライフルや多額の現金が車の中に積んであった。
ラウラ・スニガ
2010年にはアンジ・バレンシアという女性が大量のコカイン運搬で逮捕されている。彼女はメキシコの麻薬カルテルの元妻だった。ファッションショーに出演する女性に声をかけては麻薬カルテルに誘っていたという。
アンジ・バレンシア
逮捕時
2007年に逮捕されて、スター気取りで逮捕写真に写っているのはサンドラ・アヴィータ・ベルトラン、「太平洋の女王」と言われていた女だ。逮捕されても笑っていられるのは、警察でさえ彼女の言いなりだということが分かっているからだ。
コロンビアからアメリカに9トンものコカインを運ぼうとして失敗して2007年に逮捕されているのだが、彼女の身柄を引き渡せというアメリカの要求をメキシコは断った。なぜなら、彼女は「証拠不十分で無罪」になったからである。
逮捕されているのに余裕たっぷりのサンドラ
刑務所の中でボトックス手術さえできる余裕。
そのあげくに無罪で釈放された
ロイターは2009年2月の記事で、「メキシコの麻薬妻たち」という題名で彼女たちにスポットを当てた記事を書いている。
シナロア州で美人コンテストが行われるが、そういったところに出場する女性たちが「しばしば誘拐されて、山間の隠れ家に連れ去られる」と書いている。
しかし、そこで女性たちは豪華な暮らしをしているのだという。もっともそれは命と引き換えで、元愛人だった女性が殺されて、胸や腹部、臀部を切りこまれて「Z」のメッセージが入れられていたということだ。
もちろん、それはゼタスの「Z」だ。
また、他の記事では、囲われた女性たちの中には武器弾薬の使い方の訓練を受けていて、殺し屋をしていた女性までいたという。これは2010年8月に発覚している。
ラ・リネアというギャング団の一味なのだが、このギャング団を支配するのがフアレス・カルテルだ。レイプビデオ・スナッフビデオを作っている例のカルテルだ。
末端の娼婦たちも常に麻薬や暴力と関わり合っており、殺される女性も多い。
頭部を撃たれて死亡した女性。失禁しているのが分かる
肌が紫がかっているのは仰向けで死んでいたことによる瘀血
メキシコは、現在、世界でも最悪に近い治安の状況であり、カルデロン大統領が麻薬撲滅戦争を宣言した2006年12月から、暴力と殺戮はエスカレートしていく一方だ。
女性が暴力国家に置かれると、どのような状況になるのか、メキシコを見るとよく分かる。
女性の時代というのは、平和と安定という非常に脆弱な薄氷の上に成り立っていて、暴力の時代が来たらすぐにでも消し飛んでしまうことが分かるだろう。
では、これから世界は平和がやってくるのだろうか。先進国が軒並み経済破綻していく中で、平和は保たれるのだろうか?
これを真剣に考えなければならないのは、暴力の時代がやってきたら有無をいわさず生贄になる女性のほうかもしれない。
家族を殺されて泣き叫ぶ女性たちの姿が目に染みる。
追記になるが、2010年12月21日も、メキシコ南部のオアハカ州で列車に乗っていた中米諸国出身の移民女性約50人が、武装集団に誘拐されるという事件が起きている。報道記事にはこう書いてある。
メキシコで移民女性50人誘拐か、エルサルバドルが捜査要請
同地域では、仲介業者に1万ドル(約83万7000円)もの金額を支払って、米国に不法入国する移民もおり、特に女性は米国に向かう途中で性的暴行事件などに遭うことも多い。また、誘拐された後に売春を強要されるケースもあるという。
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