SEN 安倍首相が戦前回帰を目指す中、チャップリンの『独裁者』の「大演説」を読んでみよう  孫崎享  : 赤かぶ

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Jan 3, 2014, 10:06:09 AM1/3/14
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安倍首相が戦前回帰を目指す中、 チャップリンの『独裁者』の「大演説」を読んでみよう  孫崎 享 
http://www.asyura2.com/13/senkyo158/msg/826.html
SEN 826 2014/1/04 00:06:01
投稿者: 赤かぶ

安倍首相が戦前回帰を目指す中、チャップリンの『独裁者』の「大演説」を読んでみよう
http://blog.goo.ne.jp/ichimurasan2006/e/61763b6085896c4e75701f116b57f844
★孫崎享氏の視点ー<2014/01/03>★ :本音言いまっせー


「私の声が聞こえる人達に言う、「絶望してはいけない」民主国家の名のもとに、その力を使おうではないか。
皆でひとつになろう。新しい世界のために、皆が雇用の機会を与えられる、君たちが未来を与えられる、老後に安定を与えてくれる、常識のある世界のために闘おう。そんな約束をしながら獣たちも権力を伸ばしてきたが、奴らを嘘をつく。約束を果たさない。これからも果たしはしないだろう。
独裁者たちは自分たちを自由し、人々を奴隷にする。
「今こそ、約束を実現させるために闘おう。」という台詞が今日の日本に当てはまることは、極めて残念なことだ。

『チャップリンの独裁者』(原題:The Great Dictator)は、チャールズ・チャップリンが監督・製作・脚本・主演を務めヒトラーとナチズムの風刺を主なテーマとしたアメリカ映画である。
1940年10月15日にアメリカ合衆国で初公開された。
初公開当時ナチス・ドイツと友好関係にあった日本では公開されず、日本初公開はサンフランシスコ講和条約締結から8年後の1960年。

 チャップリンは1938年から1939年にかけてストーリーを制作し、1939年9月、第二次世界大戦勃発後2週間後から撮影を開始。
撮影を終了した六ヶ月後にはフランス第三共和政がナチスによって陥落。制作中に起こったヨーロッパでの惨事が、終盤のスピーチを挿入する動機となった(ウィキペディア)

 大演説(GREAT SPEECH)として、アップされている。

 安倍首相が戦前回帰を目指す中、一度は聞いておくべき台詞である。(出典は「NAVER まとめ」

**********************************

申し訳ないが、私は皇帝などなりたくない。それは私には関わりのないことだ。

誰も支配も征服もしたくない。できれることなら皆を助けたい、ユダヤ人も、ユダヤ人以外も、黒人も、白人も。

私たちは皆、助け合いたいのだ。

人間とはそういうものなんだ。私たちは皆、他人の不幸ではなく、お互いの幸福と寄り添って生きたいのだ。

私たちは憎み合ったり、見下し合ったりなどしたくないのだ。

この世界には、全人類が暮らせるだけの場所があり、大地は豊かで、皆に恵みを与えてくれる。人生の生き方は自由で美しい。

しかし、私たちは生き方を見失ってしまったのだ。欲が人の魂を毒し、憎しみと共に世界を閉鎖し、不幸、惨劇へと私たちを行進させた。

私たちはスピードを開発したが、それによって自分自身を孤立させた。ゆとりを与えてくれる機械により、貧困を作り上げた。

知識は私たちを皮肉にし、知恵は私たちを冷たく、薄情にした。私たちは考え過ぎで、感じなく過ぎる。機械よりも、私たちには人類愛が必要なのだ。

賢さよりも、優しさや思いやりが必要なのだ。そういう感情なしには、世の中は暴力で満ち、全てが失われてしまう。

飛行機やラジオが私たちの距離を縮めてくれた。そんな発明の本質は人間の良心に呼びかけ、世界がひとつになることを呼びかける。

今も、私の声は世界中の何百万人もの人々のもとに、絶望した男性達、女性達、子供達、罪のない人達を拷問し、

投獄する組織の犠牲者のもとに届いている。

私の声が聞こえる人達に言う、「絶望してはいけない」。

私たちに覆いかぶさっている不幸は、単に過ぎ去る欲であり、人間の進歩を恐れる者の嫌悪なのだ。

憎しみは消え去り、独裁者たちは死に絶え、人々から奪いとられた権力は、人々のもとに返されるだろう。

決して人間が永遠には生きることがないように、自由も滅びることもない。

兵士たちよ。

獣たちに身を託してはいけない。君たちを見下し、奴隷にし、人生を操る者たちは、君たちが何をし、何を考え、何を感じるかを指図し、

そして、君たちを仕込み、食べ物を制限する者たちは、君たちを家畜として、単なるコマとして扱うのだ。

そんな自然に反する者たち、機械のマインド、機械の心を持った機械人間たちに、身を託してはいけない。

君たちは機械じゃない。君たちは家畜じゃない。君たちは人間だ。君たちは心に人類愛を持った人間だ。憎んではいけない。

愛されない者だけが憎むのだ。愛されず、自然に反する者だけだ。

兵士よ。奴隷を作るために闘うな。自由のために闘え。

『ルカによる福音書』の17章に、「神の国は人間の中にある」と書かれている。一人の人間ではなく、一部の人間でもなく、

全ての人間の中なのだ。君たちの中になんだ。君たち、人々は、機械を作り上げる力、幸福を作り上げる力があるんだ。

君たち、人々は人生を自由に、美しいものに、この人生を素晴らしい冒険にする力を持っているんだ。

だから、民主国家の名のもとに、その力を使おうではないか。 皆でひとつになろう。 

新しい世界のために、皆が雇用の機会を与えられる、君たちが未来を与えられる、老後に安定を与えてくれる、常識のある世界のために闘おう。

そんな約束をしながら獣たちも権力を伸ばしてきたが、奴らを嘘をつく。約束を果たさない。これからも果たしはしないだろう。

独裁者たちは自分たちを自由し、人々を奴隷にする。

今こそ、約束を実現させるために闘おう。

世界を自由にするために、国境のバリアを失くすために、憎しみと耐え切れない苦しみと一緒に貪欲を失くすために闘おう。

理性のある世界のために、科学と進歩が全人類の幸福へと導いてくれる世界のために闘おう。兵士たちよ。

民主国家の名のもとに、皆でひとつになろう。




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