長谷川貞夫です。
8月23日、出席させていただきます。
なお、この最後に、私が主催に関係する 9月5日(土)の
「さわるテクノロジー2015」を紹介させていただきます。
よろしくお願いいたします。
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以下、社会福祉法人桜雲会(Ounkai)として、長谷川が紹介させていただくイベン
トです。
私自身は、次の3種の発表をします。
1.すべての光の現象を、できるかぎり触覚で分かるようにする。
例えば、国土地理院の国土の3D地図データのうち、富士山の部分を3Dプリンタで形
のある物に印刷することができます。しかし、これを印刷しないで、あたかも、画面
を目で見るように、手で分かるようにします。
これは、この技術の第1歩のことです。
その準備として、ロボットアームを入手しました。
Geomagic Touch
http://www.nihonbinary.co.jp/Products/VR/Haptic/Phantom/phantom_omni.html
将来的には、顕微鏡ものぞけるようにしたいと考えています。
ハードウェアとソフトなどの進歩により、30年前の「オアシス」、「ルポ」、「
キャノワード」などの専用ワープロから、今日のスマホなどの時代になったように、
今後の30年に期待します。
2.ヘレンケラースマホ(体表点字と「スマート点字」入力による盲ろう者用電話)
の普及
これは、私が構想を抱き、福祉部の武藤さんにソフト開発を担当していただいてい
るものです。
本質は、このICTの豊かな時代に、1bitの信号も届かない人々に通信を可能にしな
ければならないという義務感です。
基本ができましたので、具体的に、全国と世界の盲ろう者に普及させる段階です。
3.体表点字を人間の新しい文字チャンネルとする。
視覚による文字は、幼児期から、20歳ぐらいまでの十数年以上をかけて読み書き
ができるようになります。
体表点字は、速度は別として、点字を知っている人なら、ほとんど誰でも読めます
。
ところが、通常の文字のように、十数年以上をかけて読み書きの訓練をした人はい
世界に誰もいないのです。
気の長い話ですが、十数年をかけて、これが成功すれば、道を歩いていて、目から
文字情報が入るように、両三角筋部、両肘部、両手首部などの点字と同じ6点の振動
で、文字が読めるようになります。片足の親指側、子指側の3点ずつの6点でも読め
ます。
点字は、各言語に対応していますから、体表点字が、ほとんど世界の言語において
可能になります。
このイベントは今年が第一回の試みになりますが、来年以降も継続していくつもりで
す。
なお、このイベントの情報は拡散希望です。転載・転送などご自由にお使いください
。
--ここから
さわるテクノロジー2015
■主催:社会福祉法人桜雲会、有限会社読書工房、ヘレンケラーシステム開発プロジ
ェクト
■日時:2015年9月5日(土)10:00~16:40
■参加費:無料(参加予約制)
※参加希望の方は、以下メールアドレスへ「9月5日参加希望」という件名をつけて
、お名前・所属先(あれば)・連絡先メールアドレスをお知らせください。1~2日
のうちに、受付した旨のメールを返信いたします。
in...@d-kobo.jp
■会場:北とぴあ(ほくとぴあ)7F 第二研修室
〒114-8508 東京都北区王子本町1-15-22
(東京メトロ南北線「王子駅」5番出口直結、JR京浜東北線「王子駅」北口徒歩2分
、都電荒川線「王子駅前」徒歩5分)
http://www.hokutopia.jp/access/
■イベント概要:五感の中でもこれからの活用が大きく期待される「触覚」をテーマ
にしたミニイベントです。
「視覚障害者と情報処理」「ロボットを活用する触覚体験」「さわる美術館」の3つ
のパートに分かれた講演を中心に、実際のデモンストレーションも体験いただけます
。
※出演者やデモ体験の内容は一部変更になる場合もありますので、あらかじめご了承
ください。
■イベント内容:
10:00 開会のことば
【パート1】10:10~12:00 視覚障害者と情報処理
長谷川貞夫(ヘレンケラーシステム開発プロジェクト)、有光 勲(元高知盲学校教
諭)、横田隆彦(高知システム開発)
12:00 昼食
【パート2】13;:00~14:45 ロボットを活用する触覚体験
長谷川貞夫(ヘレンケラーシステム開発プロジェクト)、三好孝典(豊橋技術科学大
学)
14:45 休憩
【パート3】15:00~16:30 さわる美術館
嶺重 慎(京都大学)、大内 進(手と目でみる教材ライブラリー)
16:30 閉会のことば
16:40 終了
以上です。