今井です。頂いてた2つの質問にお答えします。
> 175ページ 議論のリング上のプロセスは常に識別子の大小の順にならんでいるの?の内容がわかりにくい。
> プロセスにP0 → P1 → P2 のように特定の順序を入れても一般性を失わないというのはわかるが、そ
> の次のsucc に制約を課すというのがわからない。succ に課される制約とは何なのか? next に制約が
> 課されるのはわかるが、succ に制約を課してすべての状態が網羅されるのか?
うーん、これについては、私は本に書かれている以上の説明能力を持たないです。
succ に課される具体的な制約の内容を示せればよいのですが。原著者に聞いて
みるなりして、もう少し調べてみます。
> 225ページ A1.10 の不変条件(b) においてすべての名前は最終的にアドレスに対応づけられるが成り立つな
> らすべてのグループは空ではないが成り立ち、(d) のいくつかのグループは空ではないは常に成り立つ
> ように思うが、グループが空とはどのようなことを意図しているのか?
「すべての名前は最終的にアドレスに対応づけられるが成り立つならすべてのグ
ループは空ではないが成り立」つ、とは言えないと思いますよ。
例えばシグネチャAに対して
all a: A | ....
という制約があったとき、AlloyではAが空の場合もこの式は成り立ちます(....
の部分がなんであれ、常に真になります)。
試しに、(d)の代わりに「全てのグループは空である」というような制約を入れ
てみてください。インスタンスが出るはずですが、いかがでしょうか。
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IMAI Takeo <
takeo...@gmail.com>