樽本です。
ちょっと風変わりなアジャイル本が出ました。
多くの書店の「ビジネス書」のコーナーに平積みされています。
◎「ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント」
米国にある「メンロー・イノベーション」というソフトウェア開発会社(SIer)のお話です。
この本には「アジャイル」も「UX」も出てきませんが、「計画おりがみ」や「ハイテク人類学者」は出てきます。
本書はビジネス書の体裁を取りながら、その裏で"ちゃっかり"とユーザ中心でアジャイルな製品開発手法を紹介しています。
世の中には「アジャイル・アレルギー」や「UXアレルギー」の人がたくさんいます。
そんな人たちにも、こういう風に話をすれば通じるかもしれませんね。
なお、本書に対しては「内部告発」があります(興味のある人は米アマゾンのトップレビューをご覧ください)。
ただ、その批判的レビューでも、メンロー社が開発する製品の品質の高さは賞賛しています。
「アジャイル」と「ハイテク人類学者(UX)」の組み合わせは、今のところ最強なのです。
以上