映像人類学MLの皆さま
お世話になっております。東京外国語大学の村津です。
以下、私の関わる2点の2月イベントのお知らせをさせていただきます。
①展示会「影の分際」2025年2月14日~2025年2月19日@新宿眼科画廊
【概要】
この展示は、文化人類学・映像人類学者と、写真家、詩人との協業によって行う実験的なものです。表現媒体や志向が異なる三人が対話を重ね、一つの展示を作ることにより、それぞれの分野の拡張性とその可能性を探究しました。また、展示をめぐって異なる分野の表現者とトークをすることにより分野越境的な展示の意味を考えます。
【ギャラリートーク】
2月14日(金)17時30分〈ゲスト〉キタムラアラタ(演出家・パフォーマンスアーティスト)
2月15日(土)17時30分〈ゲスト〉菊井崇史(詩人)
2月16日(日)14時00分〈ゲスト〉松井至(映像作家)
2月18日(火)17時30分〈ゲスト〉西村知巳(アーティスト)
詳細は以下になります。
ギャラリーの奥の方の部屋になります。ゴールデン街近くのギャラリーです。トーク申し込みも不要なので、ふらりとお立ち寄りください。
➁「身体性を通じた社会的分断の超克と多様性の実現」第二回公開シンポジウム 2025年2月21日(金)13:30-18:00@東京外国語大学アジア・アフリカ言語研究文化研究所(AA研)303大会議室
【概要】
本シンポジウムでは、障がいについての現象学に根差した発表の後、聴覚障害のある親のもとで育った、耳の聴こえる子どもたち、コーダ(CODA:Children Of Deaf Adults)に焦点を当てたドキュメンタリー映画『私だけ聴こえる』を上映する。「社会の周縁に生きる人々の知られざる物語」をテーマに映像作品を制作してきた松井至監督による同作品は、2021年に北米最大のドキュメンタリー映画祭HotDocsに選出されるなど、現在世界各国で上映されている。
映画の上映に加え、本シンポジウムでは松井監督ご自身と本課題の分担者、参画者を交えたトークセッションなどを通じて、障害者/「健常者」をはじめとする各種の社会的分断とその架橋の可能性に関して議論していく。哲学や文化人類学の研究者、映像アーティスト、障害を持つ当事者など多様な立場の参加者を交えた議論を通じて、各種の分断・差別に関してともに考え、その解消に向けた手がかりを模索していくことを試みる。
プログラム13:30-13:40 床呂郁哉(AA研)「趣旨説明」
13:40-14:10 小手川正二郎(國學院大學)「『聴こえる/聴こえない』世界の共有をめぐって――現象学の観点から」
(休憩10分)
14:20-15:40 映画『私だけ聴こえる』上映
15:40-15:50 上映後、松井至監督による解説
(休憩10分)
16:00-16:20 森田かずよ(NPO法人「ピースポット・ワンフォー」)「コメント1」
村津蘭(AA研)「コメント2」
16:20-17:20トークセッション
17:20-17:50 質疑応答
18:00 閉会
詳細・お申込みはこちら:
https://osde.jp/event/8.html映画の無料上映とともに、監督や障がいを持った当事者・障がい学の研究者のクロストークが聞ける貴重な機会です。こちらもぜひお越しください。
よろしくお願い致します。
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