いつもお世話になっております。東京工芸大学の野口靖と申します。
このたび、企画展「語りにくさを語る」展に伴う上映会とトークイベントを開催いたします。ぜひこのVisual Anthropology Forumでご紹介させてください。
【オープニングトーク1】
3/14のオープニングトーク1のタイトルは「15年の対話 語りの多声性と当事者性」。ゲストは大川伝承の会共同代表である佐藤敏郎さんと、人類学者の石井美保さんです。また、同じく人類学者の丹羽朋子さんには司会として参加していただきます。
2011年の大川小津波事故と翌年の京都の小学校プール事故。場所や背景は違いますが、それぞれの遺族が歩んできた道のりには深く通底するものがあります。
本イベントでは、当事者として語り続ける大川伝承の会共同代表の佐藤敏郎さんと、プール事故遺族の同行者である人類学者の石井美保さんが、15年と14年という歳月を経て語り合います。これまでの歩みを振り返り、そしてここから先の未来をどう描くのか。多声的な「語り」の可能性を、皆さんと共に探りたいと思います。
● 15年の対話 語りの多声性と当事者性
3/14(土)15:30~17:30
佐藤敏郎、石井美保、丹羽朋子、野口靖
【オープニングトーク2】
3/15(日)
のオープニングトーク2のタイトルは
「大学における展示実践の公共性——パブリック・ヒストリーからみる『美大じゃない大学で美術展をつくる』と『語りにくさを語る』」。ゲストは歴史学者の徳原拓哉さんです。
歴史を語っているのは誰なのか。「語りにくさ」をめぐる大学での展示実践は、誰に開かれ、何を共有していくのでしょうか。小森真樹氏が立ち上げ、今回野口
靖氏が引き継いだ「美大じゃない大学で美術展をつくる」シリーズと本展の制作プロセスを手がかりに、歴史学者であり高校での教育実践者でもある徳原拓哉氏から、パブリック・ヒストリーの観点でコメントをいただきます。展示が立ち上げる対話・教育・地域との関係など、「学校」が担う公共性の可能性について議論します。
● 大学における展示実践の公共性——パブリック・ヒストリーからみる「美大じゃない大学で美術展をつくる」と「語りにくさを語る」
3/15(日)15:30~17:30
徳原拓哉、小森真樹、野口靖
【映画上映会】
●『春をかさねて』『あなたの瞳に話せたら』
3/14(土)11:15~12:45
佐藤そのみ監督が、大川wを描いた2作品。
劇映画『春をかさねて』は、妹を失った14歳の少女たちの心の葛藤を、震災遺構の実景と共に描くフィクション。ドキュメンタリー『あなたの瞳に話せたら』は、故人への手紙を軸に、震災から8年半が経過した現地の風景と遺族の対話を静謐に記録している。
トークイベントは事前申込制ですが、予約がなくても参加できます。