【再掲】【Visual Anthropology Forum】(1508)ゲストスピーカー:大島新氏:日本映像学会映像人類学研究会第10回研究会(2025年8月9日)のお知らせ

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田淵

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Jul 26, 2025, 10:53:17 AMJul 26
to Visual_An...@googlegroups.com
映像人類学フォーラムの皆様
平素よりお世話になっております。
暑い日が続きますが、ご体調の方はいかがでしょうか?
再度のお知らせ、アナウンスにて失礼いたします。
ドキュメンタリー映画監督の大島新氏を迎えておこなう映像人類学研究会も、開催まで2週間を切りました。
オンライン、対面、どちらでも参加できますので、まだお申し込みでない方はこの貴重な機会をどうぞお見逃しなく。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております!
代表 田淵俊彦(桜美林大学)




日本映像学会映像人類学研究会第10回研究会(2025年8月9日)のお知らせ

 

 

下記の通り、日本映像学会映像人類学研究会第10回研究会を、対面とZoomでのオンラインの同時ハイブリッドで開催いたします。
今回は、社会派ドキュメンタリーの第一線で活躍される大島新氏をお招きします。『なぜ君は総理大臣になれないのか』『香川1区』『国葬の日』など、日本政治や社会構造の核心に迫る作品を手がけてきた大島氏。その視点と語り口は、現代日本における「記録」と「表現」の可能性を私たちに問いかけます。

今回は、これらの代表作を振り返りながら、大島氏がどのような思いで映像を制作してきたか、そして、今後の映像のあり方についても語っていただく予定です。若手研究者や学生、現役制作者の方も含め、幅広い方々のご参加をお待ちしています。

 

概要現在、日本社会は分断や無関心、情報の過多と空洞化といった課題に直面している。政治への距離感や公共性の揺らぎが広がる中で、ドキュメンタリーは「記録」と「表現」の両面から社会と個人をつなぎ直す力を持っている。

大島新氏は、こうした時代の空気を鋭く捉えながら、政治家の葛藤や市民の声を丁寧にすくい上げる作品を発表してきた。『なぜ君は総理大臣になれないのか』『香川1区』『国葬の日』は、いずれも現代日本の民主主義のあり方を問い直す連作であり、観る者に「自分はこの社会の一員としてどう関わるのか」という根源的な問いを投げかける。

10回研究会では、これらの作品を振り返りながら、大島氏がどのような視点で社会と向き合い、どのような方法で映像を構築してきたのかを探る。とりわけ、政治や公共性をテーマにしたドキュメンタリーが、今なぜ必要とされるのか。その必然性を、制作者自身の言葉で紐解いていく。

当日は、大島氏と主催者によるトークセッションを中心に、制作秘話や現場での葛藤、表現の選択について語っていただく。後半には参加者との質疑応答・意見交換の時間を設け、映像表現の可能性と社会との接点について、共に考える場とする。

 

日時2025年8月9日(土)1400分〜1600(予定)

形式 対面とZoomによるオンラインの同時ハイブリッドで開催

場所:桜美林大学東京ひなたやまキャンパス(東京都町田市本町田2600-4)

https://www.obirin.ac.jp/access/tokyohinatayama/

*オンラインでの参加を希望される方には、研究会前日の18時までにZoomの招待を送らせていただきます。

参加費:無料

どなたでも参加できます。学生さんも歓迎です。

お気軽にお申し込みください。若手制作者、若手研究者の方で興味がある方も是非ご参加ください。

参加申し込み方法:下記 Googleフォームからお申し込みください。ご質問、ご不明点がございましたら、以下のメールでお問い合わせください。参加者リスト作成などの準備のため、締め切りは一週間前の202582()1800厳守とさせていただきます。

Googleフォーム:https://forms.gle/8FF6dq2vqCm2uxjc8

メールでお問い合わせ:visualanthr...@gmail.com

 

ねらい大島新氏は、テレビと映画の両領域で長年にわたりドキュメンタリー制作に携わり、社会や政治、個人の葛藤に鋭く迫る作品を発表してきた。『なぜ君は総理大臣になれないのか』『香川1区』『国葬の日』など、現代日本の民主主義や公共性を問い直す作品群は、単なる記録を超えて、観る者に「自分自身の生き方」を考えさせる力を持っている。

本研究会では、大島氏がどのような視点で被写体に向き合い、どのような意図をもって作品を構築しているのかを探る。また、テレビと映画という異なるメディアの特性や、編集・構成における表現の違いについても考察する。

さらに、ドキュメンタリーにおける「公共個人」のバランス、そして「作家性」や「芸術性」がどのように作品に反映されるのかを検討する。日本と海外のドキュメンタリー文化の違いにも目を向け、映像表現の可能性を広く考察する場とする。

現役の制作者、研究者、学生、そしてドキュメンタリーに関心を持つすべての人にとって、創作の動機や倫理、表現の自由について考える貴重な機会と位置づける。

 

ゲストスピーカー略歴大島新(おおしま・あらた)

ドキュメンタリー映画監督・プロデューサー・テレビディレクター

1969年神奈川県藤沢市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、1995年にフジテレビ入社。『NONFIX』『ザ・ノンフィクション』などの番組でディレクターを務めた後、1999年に退社しフリーに。以降、『情熱大陸』(MBS)や『課外授業 ようこそ先輩』(NHK)など、数多くのテレビドキュメンタリーを手がけた。

2009年に映像制作会社「ネツゲン」を設立。映画監督としては『シアトリカル 唐十郎と劇団唐組の記録』(2007)、『なぜ君は総理大臣になれないのか』(2020)、『香川1区』(2021)、『国葬の日』(2023)などを発表。政治や社会に鋭く切り込む視点と、被写体との距離感に配慮した誠実な映像づくりに定評がある。

2024年より東京工芸大学芸術学部教授を務めている。

 

司会・パネリスト:本研究会代表・田淵俊彦(桜美林大学)

運営:中垣恒太郎(専修大学)・西野毅史(桜美林大学)

 

式次第(予定)
14
00分〜 開会の挨拶、映像研究会のこれまで(1回~第8)の活動報告

1415分〜 ゲストスピーカー・大島新氏とのトークセッション(対面)

1515分〜 参加者との意見交換

1600分頃 終了予定                                 

                                      映像人類学研究会代表:田淵俊彦

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