【日本映像学会映像人類学研究会第二回研究会のお知らせ】(再送)

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Mar 13, 2022, 9:10:50 PM3/13/22
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Visual Anthropology Forum登録者の皆さま
平素よりお世話になっております。テレビ東京の田淵俊彦です。
3月に入りましたが、コロナはまだまだ予断を許さない状況が続いております。
お変わりございませんでしょうか?
以下の研究会が近づいて参りましたので、再度のご案内にて失礼致します。
今回取り上げます藤原道夫氏作品の『萬里の長城(第一夜)』は今ではなかなか観られない「風葬」や「纏足」などの習慣も
カメラでとらえた大変貴重なテレビ・ドキュメンタリーです。
是非皆さまこの機会にご視聴いただき、研究会の方で活発な意見交換をさせて頂ける場になればと思っております。
週末の貴重なお時間ではございますが、皆さまお気軽にご参加頂ければと存じます。
ご自愛祈念致しております。
田淵俊彦 拝

日本映像学会映像人類学研究会第2回研究会(2022326)のお知らせ

 

下記の通り日本映像学会映像人類学研究会第2回研究会をオンライン(Zoom)にて開催いたします。

会員に限らず多くの方の参加をお待ちしております。
『萬里の長城(第一夜)』(実尺およそ115分,1991TBS)を題材に、

「テレビ・ドキュメンタリーにおける民族誌映像の可能性」を考える

 

概要:参加者の皆さんにはゲスト講師(藤原道夫氏)が制作した上記の作品を事前に鑑賞して頂き、

当日はこの作品についてゲスト講師の藤原道夫氏への事前VTRによるインタビュ(聞き手:奥村健太氏)を視聴したのち、

パネリスト・奥村健太氏と会員・田淵俊彦で「テレビ・ドキュメンタリーにおける民族誌映像の可能性」というテーマで

ディスカッションを行い、その後、参加者で活発な意見交換を行いたいと思います。


日時:2022326日(土)1400分〜1600

形式:Zoomを使ったオンライン開催(当該番組の映像を事前にご覧になってご参加ください)

参加費:無料

どなたでも参加できます。学生さんも歓迎です。

出入り自由ですので、お気軽にお申し込みください。

若手制作者、若手研究者の方で興味がある方も是非ご参加ください。

参加申し込み方法:下記 Googleフォーム、もしくは研究会のメールからお申し込みください。

参加者リスト作成のため締め切りは今週末319()1700厳守とさせていただきます。

お申し込みを頂いた方には、『萬里の長城(第一夜)』を事前視聴して頂けるように順次、

映像共有のURLをご指定のメール宛に送付させて頂きます。

Googleフォーム:https://forms.gle/VbvWC6cVTVPsorXu5

メールでのお申し込み、お問い合わせ:  visualanthr...@gmail.com

 

『萬里の長城(第一夜)(実尺およそ115分,1991TBS

作品概要:企画立案から5年、取材2年にも及んだ故・井上靖草案によるTBS創立40周年記念番組。

長期ロケと零下20から灼熱の砂漠まで過酷な気象条件のもと、

中国をこよなく愛する俳優・緒形拳が厳しい寒気が残る北京から長城10万キロの遥かなる旅路へと向かう。

万里の長城は紀元前8世紀に造られ始め、秦の始皇帝によって一本化。

その後も建設が続き、現在知られているものは1417世紀に栄えた明王朝の手による部分が多い。

大陸をおよそ一万五千キロにわたって横たわり、龍にたとえられる萬里の長城。

それは遊牧の民と南方農耕民族を隔てるまさに「壁」の存在であり、

常に襲来する北方騎馬民族の脅威を感じながらそこを境に多くの民族が興亡を繰り返してきた。

その周辺に暮らす人々の今を、そして萬里の長城の全貌を追うドキュメンタリー大作。

第三夜にわたる放送のうちの第一夜を今回は取り上げる。

 

ねらい:映像人類学はさまざまな社会や文化の比較研究を行う人類学の一分野である。

その中で、テレビ・ドキュメンタリーは、テレビ番組を通して取材・記録、放送することによって、

家族、親族、政治・経済組織、宗教、儀礼などの多様な文化を幅広く視聴者に紹介することに力点を置いている。

時によっては、「演出」を施すことによって伝えやすさを優先することもある。

テレビ・ドキュメンタリーの特色や課題とはどのようなものであるのか。

映像人類学の領域における民族誌映像としてテレビ・ドキュメンタリーを扱うとすれば、

どのような点に留意が必要となるのか。

様々な観点から、テレビ・ドキュメンタリーの映像人類学としての可能性と課題を探る議論を行いたい。


ゲスト講師略歴:

藤原道夫 / ドキュメンタリー作家・監督

記録映画では片桐直樹、田中徹監督など、劇映画では篠田正浩、金子精吾監督などに師事したのち、

日本映像記録センターにてNTV『知られざる世界』の制作に携わる。

フリー・ディレクターとしてテレビ・ドキュメンタリーの制作を行う一方、()メディア・ワンを設立し、

各放送局のドキュメンタリー番組を数多く手がける。

代表作にTBS『萬里の長城』(1991)TBS『日本海大紀行』(1995)

映画『「自尊(Elegance)を弦の響きにのせて~ 96歳のチェリスト青木十良~』(2012,文化芸術振興費補助対象作品)、

映画『水と風と生きものと~中村桂子・生命誌を紡ぐ~』(2015)がある。

パネリスト略歴:

奥村健太 / テレビディレクター・プロデューサー/()メディア・ワン代表取締役

大学卒業後、()メディア・ワンに入社。藤原道夫に師事し、報道番組・情報番組を経てディレクターになる。

2015年、()メディア・ワン代表取締役に就任した後も自ら現場に出かけ、ディレクター・プロデューサーを務める。

ANB『素敵な宇宙船地球号』を何本も制作し、現在もTBS『世界遺産』を担当。

代表作にTX『封印された三蔵法師の謎』(2010)BSフジ『Earth Walker(2012)

主な著書に『映像メディアのプロになる!』『それでもテレビは死なない』がある。

 

司会:本研究会メンバー(田淵俊彦、中垣恒太郎)

 

式次第(予定):
14
00分〜 開会の挨拶、事前に観て頂いた『萬里の長城』についてゲスト講師の藤原道夫氏への

事前VTRによるインタビュー(聞き手:奥村健太氏)を視聴

1430分〜 パネリスト・奥村健太氏と田淵俊彦によるディスカッション

1500分〜 参加者との意見交換

1600分頃 終了


映像人類学研究会代表:田淵俊彦


日本映像会Facebook:https://fb.me/e/67mqQygdq


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