みなさま
お世話になっております。
いつも情報をありがとうございます。
ショートノーティスで大変申し訳ないのですが、
以下の通り、5月31日(火)に行われる関西学院大学での上映会及び監督、
制作協力のクルド人民謡研究者との対談、民謡の実演企画のお知らせです。
上映される映画は、昨年の東京ドキュメンタリー映画祭短編部門グランプリおよび、
大阪観客賞を受賞した、『地図になき、故郷からの声Voices from the homeland』
(中島夏樹監督、2021年)です。国を持たない最大の民族とされるクルド人の
文化をクルド語で守り続けてきた吟遊詩人デングベジュを主人公にした、
非常に美しい映像となっております。
以下、企画趣旨と内容になります。参加費は無料です。
何卒、よろしくお願い申し上げます。
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日時:2022年5月31日(火)16時~18時10分
場所:関西学院大学、図書館ホール アクセス | 関西学院大学 (kwansei.ac.jp)
『クルドの語り部デングベジュー故郷の声とイメージ』
企画趣旨:
現在、世界の多くの人々が様々な理由でhomeland(故郷/故国)を離れ、故郷/故国の文化とは異なる環境の中で生活をする。この日本でもそのように故郷/故国を離れて暮らす人々が多くいます。トルコ出身のクルド人は意外と知られていないが多く居住しており、そのほとんどが難民にも認定されず厳しい生活を強いられています。
彼らは日々の生活に追われ、故郷/故国での文化を意識することはほとんどありません。本講演を共催する科研費基盤(A)「トランスナショナル時代の人間と「祖国」の関係性をめぐる人文学的、領域横断的研究」(代表・岡真理・京都大学教授)は、日本で暮らすトルコ出身クルド人の実態調査、及び彼らに自らの豊かな文化的遺産を再び想起させるべく、トルコ本国よりクルド人ジャーナリストおよびクルド民謡研究者(兼演奏家)を招聘し、クルド民謡研究者による民謡の演奏と共に、トルコ東部に住むクルドの「デングベジュ」と呼ばれる吟遊詩人についての映画(『voices from homeland 地図になき、故郷からの声』・東京ドキュメンタリー映画祭短編部門グランプリ・同映画祭大阪観客賞受賞)を、京都大学、、関西学院大学、広島市立大学で上映することを企画しました。
関学企画内容:
関西学院大学企画では、上映及び監督と協力したクルド人民謡研究者との対談、民謡の演奏を行います。対談では、デングベジュの音楽についてだけでなく、制作過程や、映像と文化継承にも焦点を当ててお話しいただきます。また、実演では映画に出てくるデングベジュの歌と、クルド民謡を歌っていただきます。
プログラム
16:00~趣旨説明
16:05~上映『地図になき、故郷からの声Voices from the homeland』(中島夏樹監督、2021)
休憩(5分)
17:10~対談・実演 セルダル・ジャーナン(クルド民謡・民族音楽研究者・演奏家)
中島 夏樹(『地図になき、故郷からの声』監督、作曲家・映像作家)
米山 知子(トルコ・アレヴィー研究/パフォーマンス研究・司会)
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米山知子 Tomoko Yoneyama Ph.D
日本学術振興会特別研究員RPD/関西学院大学
立命館大学産業社会学部非常勤講師
大和大学社会学部非常勤講師
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