Visual Anthropology Forumの皆様
いつも情報をありがとうございます。丹羽朋子(国際ファッション専門職大学)です。
9月27日、昭和のくらし博物館(東京都大田区)の展覧会関連イベントを兼ねて、下記のシンポジウムを開催します。
同館は、昭和26年に建てられた生活史研究者・小泉和子さんのご実家を家財道具ごと保存・公開し、市民からの寄贈資料を加えて往時の「庶民の生活」を伝える博物館で、生活者たちが主体となって昭和の生活史を調査・記録し、展示や書籍化してきた先駆的な活動でも知られます。
手作りの展示の仕方なども、Visual Anthropology Forumの皆様は関心をもたれるのではないかと思います。
ご参加、お待ちしております。
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シンポジウム「私/私たちがつなぐ戦争の記憶――「遠さ」と「近さ」の間で」
■日時:2025年09月27日(土) 13:30-16:15
■鵜ノ木八幡神社社務所(大田区南久が原 2-24-1)
昭和のくらし博物館(https://www.showanokurashi.com)より徒歩2分
■お申込み
・参加ご希望の方は以下より事前のご登録をお願いします。(https://forms.gle/mm7Q8Gxnt3zBMZpq6)
*申し込み期限:9月26日(定員に達し次第締切)
・参加費:無料
*昭和のくらし博物館を⾒学される⽅は別途⼊館料(基本500円、現⾦のみ)が必要です。博物館受付にてお⽀払いください。
■共催:学術変革領域(A)顔⾝体デザインC01「死する⾝体/不在の⾝体、昭和のくらし博物館
■概要
昭和のくらし博物館「戦後80年特別展 昭和のくらし博物館の戦争展2025」で展示されるリサーチ型プロジェクト「戦争と〈私〉をつなぐ物語を探す」と、学術変革領域(A)「顔身体デザイン」C01班「死する身体/不在の身体」が連携してシンポジウムを開催します。
博物館には、戦時中に市井の人々が作った千人針や子供たちによる慰問文などが寄贈されており、「国家のために死する身体」と「大切な人の生を祈る身体」の間で揺れ動いた経験が見て取れます。
本シンポジウムでは、戦時下の日本と現代を行き来しながら、戦争をめぐる語りやモノと私たちの感情・記憶・尊厳との多角的な関わりを探り、死生観や身体観を捉え直す場をひらくことを試みます。また、戦争の記憶を「自分ごと」として受けとめる地域と、新たな歴史に上書きされ「遠い出来事」と感じる地域との差異に注目し、「戦争を記憶すること」の意味や継承について考えます。
*趣旨文や当日の詳細なプログラムについては、下記サイトを参照ください。
https://www.showanokurashi.com/events/war-watashi-sympo-20250927/
■プログラム
(1)丹⽻ 朋⼦ (国際ファッション専⾨職⼤学)、下中 菜穂 (昭和のくらし博物館)
趣旨説明「戦争と〈私〉をつなぐ物語を探す」
(2)⽯井 美保 (京都大学)
「〈私〉の⽴っている場所から戦争を考える――『裏庭のまぼろし』を題材に」
(3)河合 ⽂ (AA研)
「戦争記憶の地域差と継承――「⼤きな物語」と「具体の物語」をつなぐ⾝体」
(4)質疑応答‧対話
■関連URL
戦後80年特別展 昭和のくらし博物館の戦争展 2025「戦争と<私>をつなぐ物語を探す」プロジェクト展
https://www.showanokurashi.com/exhibition/lounge/war-watashi-2025/
学術変革領域(A)顔身体のデザイン:実践・実証・設計に基づく顔身体の深化と昇華
https://face-body-design.tamacc.chuo-u.ac.jp/
■本イベントに関する問い合わせ
顔身体デザインC01事務局:kaoshintai.aa@tufs.ac.jp
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丹羽朋子(Tomoko Niwa)
国際ファッション専門職大学
〒160-0023 東京都新宿区西新宿1-7-3
総合校舎コクーンタワー
e-mail: pengz...@ybb.ne.jp