No.20 東京倧孊新環境゚ネルギヌ科孊創成特別郚門メヌルマガゞン

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Feb 21, 2011, 8:56:16 PM2/21/11
to UT-EcoE...@eco.c.u-tokyo.ac.jp
このメヌルマガゞンは、新環境゚ネルギヌ科孊創成特別郚門配信リストにご登録いただ
いた方、たた郚門メンバヌが日頃お䞖話になっおいる方や名刺亀換させおいただいた方
に配信しおいたす。配信䞍芁な方は、メルマガ最埌のメヌルアドレス宛にご連絡ください。
 
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    東京倧孊新環境゚ネルギヌ科孊創成特別郚門メヌルマガゞン
                   No.20 (2011.2.22)
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こんにちは。今幎の冬は寒さが厳しかったですが、きょうは気持ちのいい青空が広がりたした。
梅の花もほころび始め、春の蚪れを感じるこの頃です。今回は、特別郚門が海の緑化研究䌚
ずずもに䞻催するシンポゞりムの玹介ず先日のトヌクショヌの報告をお届けしたす
 
========内容======================================
○むベント案内
海の緑化研究䌚、新環境゚ネルギヌ科孊創成特別郚門䞻催
シンポゞりム「海の緑化技術の展開沿岞生態系修埩による炭玠固定の展望」
 
○環境゚ネルギヌコラムトヌクショヌ報告
「゚コカヌがもたらす新しいラむフスタむル」
ゲスト枅氎和倫さんモヌタヌゞャヌナリスト、レヌシングドラむバヌ
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○むベント案内
海の緑化研究䌚、新環境゚ネルギヌ科孊創成特別郚門䞻催
シンポゞりム「海の緑化技術の展開沿岞生態系修埩による炭玠固定の展望」
 
日本や䞖界各地の沿岞海域では、海藻矀萜藻堎が衰退・消倱する「磯焌け」問題を
はじめずする生態系砎壊の問題を抱えおいたす。藻堎の修埩に぀いおは、埓来の手法に
加えお「鉄」の効果が泚目され、分野を超えた幅広い協力で取り組みが進められおいたす。
 
海の緑化研究䌚では、海氎䞭の溶存鉄䞍足に着目し、鉄鋌スラグず腐食様物質を
混合したナニットによる藻堎再生技術海の緑化技術に぀いお研究開発を進め、
この技術は実甚レベルの段階にいたっおいたす。䞀方で、藻堎の修埩は、単に緑化技術
の実甚化にずどたらず、生物倚様性の保党や沿岞の生態系の修埩による炭玠固定ぞず
぀ながる可胜性をもっおおり、地球芏暡の環境問題ぞの貢献ぞの期埅も倧きくなっおいたす。
 
海の緑化研究䌚では、研究成果の報告ずずもに生態系保党・生物倚様性の芳点から
森・川・海の぀ながりに着目した生態系保党に぀いおのシンポゞりムを開催しおきたしたが、
今回のシンポゞりムでは、もうひず぀の重芁課題である地球枩暖化問題の解決ぞの寄䞎
に焊点をあおお開催したす。
 
日時平成幎月日火13:00-17:40
堎所東京倧孊教逊孊郚号通ホヌル
プログラム
第䞀郚 13:10-16:20  講挔発衚件
第ニ郚 16:50-17:30  総合蚎論
懇芪䌚 18:00-    駒堎コミュニケヌション・プラザ南通亀流ラりンゞ
参加費シンポゞりムは参加無料、懇芪䌚参加費4000円
 
★詳现はこちらをご芧ください↓
 
★参加をご垌望の方は、䞋蚘メヌルにお氏名 所属 圹職孊生の堎合は孊幎
連絡先電話、メヌルアドレス 懇芪䌚参加の有無を明蚘の䞊、お申蟌みください。
申蟌先ryokuka_c...@eco.c.u-tokyo.ac.jp
皆様のご参加をお埅ちしおおりたす
 
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○環境゚ネルギヌコラムトヌクショヌ報告
東京倧孊新環境゚ネルギヌ科孊創成特別郚門䞻催
第9回トヌクショヌ「゚コカヌがもたらす新しいラむフスタむル」
ゲスト枅氎和倫さんモヌタヌゞャヌナリスト、レヌシングドラむバヌ
 
 
゚コカヌずいう蚀葉を最近よく芋たり聞いたりする機䌚が増えおきたしたが、今回は、自動車
事情に詳しい枅氎和倫さんをゲストにお迎えしお、孊生のおふたり、飯塚修平さん工孊郚
3幎ずミス東倧の加玍舞さん工孊郚幎の進行のもず、゚コカヌがこれから私たちの生掻に
もたらすさたざたな可胜性に぀いおお話を䌺いたした。
 
たず最初は、幎代頃のガ゜リン車の歎史から。量産が始たったのはアメリカのヘンリヌ・
フォヌドが立圹者で、圓時、フォヌドはスタンド・高速道路・自動車の぀を同時に普及させた
そうです。「これで仕事をしない乗り物にご飯を食べさせなくおもいい。」ずいうフォヌドの有名な
蚀葉もあるそうですが、銬車から自動車ぞの倧きな時代の転換でした。
 
自動車のこれたでの歎史の䞭で、意倖だったのが、䞖玀初頭、ガ゜リン車が発明され
実甚化するたでの幎の間、電気自動車の時代があったそうです。石油を䜿った
ガ゜リン車が発展しなかったら、EVの時代は長かったかもしれないず。では、なぜガ゜リン車
が発展したのか、デヌタを䜿っお説明しおくれたした。 
 
 
電気駆動ず内燃゚ンゞンの効率を比范しおみるず、゚ネルギヌ密床が圧倒的にガ゜リン車が
高く、これが決め手になりたした。だずガ゜リンキロに察しおキロものリチりムむオン
電池が必芁になっおしたいたす。ガ゜リン車ず電気駆動ずは䞡極端のように埗手䞍埗手があり、
今たでの自動車にはできなかったずころができるようになったのがハむブリッドで、これから
先進囜での䞻流ずなっおいくだろうずのこずでした。
 
䞖界では、ものすごい勢いで、゚コカヌのスヌパヌカヌが登堎しおいるそうです。枅氎さんに
よるず、EVず゚ンゞンはキャラが違うので、぀持っおいるずずおもおもしろいそうです。長い
距離を走るには、ガ゜リンが必芁。EVずいう新しい仲間が入り、ハむブリッドはブレヌキを電気
゚ネルギヌずしお貯金箱に入れられる。ハむブリッドのスヌパヌカヌで、平日は奥さんがEVで
街䞭で買い物など甚事をこなしお、週末はダンナさんが゚ンゞンで遠出、なんおラむフスタむル
も楜しめるわけですず楜しげに話されたした。
 
ずころで、枅氎さんがどういう経緯でレヌシングドラむバヌになったのかずいうず、歳の孊生
の頃に志賀高原ラリヌでルヌキヌずしお出堎し、いきなり優勝したこずに始たるそうです。
勝った理由はお金がなくおスパむクタむダが買えなかったが、雪が降らなかったので勝ったず。
2幎目にも同じラリヌで二連勝し、倧孊を出お技垫ずしお就職したものの、車が忘れられなくお
戻っおきたのだそうです。枅氎さんが最近出堎しおいるレヌスは耐久レヌスが倚いそうですが、
レヌスも゚コを意識するようになっおきたそうです。䞀呚毎に燃料消費の量をピットの監督に
無線で確認され、数名のドラむバヌの燃料消費を比范し、もし倚く消費しおいたら、
「もっず燃料消費を抑えお走るように」ず泚意されるそうです。幎代はず環境察応
したホンダシビックの゚ンゞン制埡技術がF1で䜿われおいたずのこず。日本の省゚ネ技術は
F1の䞖界でも通甚しおいたす。「速いこずぱコ。軜くしないず速くならないし、空気抵抗を小さく
しないず速く走れない。速くなる芁玠ぱコロゞヌに䜿える。スポヌツカヌは反瀟䌚的ではない。」
ずいう蚀葉も印象的でした。
 
 
これからの私たちの生掻がどうなっおいくのか。枅氎さんによるず、これから䞖界的に自動車
が普及拡倧しおいくのは、アゞアが䞭心になるだろうずのこず。ただしハむブリッドなどの
高性胜車ではなく、今でも盞堎が䞇円の車が倚いむンドにおいおは、䞇円以䞋の
車を䞭心に揃っおいくだろうずのこず。それでも、数にしお数億台が今埌アゞアを䞭心に増える
そうです。
 
䞀方、先進諞囜では、ハむブリッドなどのコンベンショナルな゚ンゞンでクリヌンか぀燃費の
よい゚ンゞンがさらに䌞びお、街䞭には、ハむブリッドで再生可胜゚ネルギヌが䜿えるような
タりンカヌが倚く走るようになる。たた、リチりムを䜿った電動アシスト自転車や電動スクヌタヌ
も増えお、ペヌロッパのようにレンタルで自由に乗れるカヌシェアリングを取り入れるずころを
増やしおはどうかずいう提案もありたした。 ペヌロッパの事䟋はなかなかおもしろかったです。
たずえば、フランスのナントずいう街は、信号機を街の䞭心郚から取り払ったそうです。ゟヌン
、ゟヌンず走行速床を芏制し、街の䞭心郚には生掻者しか入るこずができないように
制埡をした結果、亀通事故は枛ったそうです。圓然、景芳もよくなり、良い面がいろいろ
芋られるようになりたした。 
 
モビリティを発展させるために思い切っお街から倉えるずいう発想を自治䜓に持っおほしい
ずいう提案もありたした。そうした街づくりは、これから排出を枛らしおいくこずにも効果
的ずもいえそうです。 
 
 
これたでの幎間、゚ンゞンず぀のペダルず垞識の䞭で考えおきたものから、EVずいう
技術を䜿っお、いかに新しい自動車を䜜っおいくのか。䞖玀のクアトロを䜜るのだずいう
気抂が、今、ペヌロッパの自動車の補造珟堎にはあるそうです。これから5幎くらいで車は
倧きく倉わっおくるだろう。 たた、これからの高霢瀟䌚に向けたモビリティも䜜っおいかなくお
はなりたせん。0幎埌には、埌期高霢者人口が䞇人を超える。だから、高霢者向け
に時速キロくらいのEVを䜜っおあげお、半埄キロ圏内を快適に移動できるようにしお
あげるずいいずの話もありたした。
 
これからの車はたすたす倚様性を求められたす。日本の自動車業界の匷みは、ある意味、
優柔䞍断なずころ。たずえばこれから車が急速に普及するず思われるむンドでは、必芁ず
されるのは高性胜なPHVでもEVでもなく、生掻のために必芁な車。珟圚もむンドでの
日本車率はで、スズキだけでのシェアがある。タむやむンドネシアでも
日本車は匷い。䞭囜だけ芋おいるず違うように思えるかもしれないが、ASEANでは
日本車は盞圓匷い。 
 
日本はガラパゎスずか蚀われおいるが、たくさんの皮類をも぀ず匷いんじゃないかずアゞア
諞囜を回っおいるず感じるそうです。ペヌロッパ車は優れおいるが、哲孊やブランドが
かえっお邪魔をするかもしれない。今、日本には閉塞感があるが、アゞアの人から芋たら
坂の䞊の雲は日本かもしれない。もっず日本は、自分たちの䟡倀芳を再発芋しお
自信をもったほうがいい。もうグロヌバル化なんおものは存圚しおいない。ひず぀の䟡倀で
皆が認める車は必芁ずされおいないず、力匷いメッセヌゞがありたした。 
 
゚ネルギヌ問題は文明瀟䌚に盎結する問題ですが、これからCO2排出削枛をしおいく
ためには、技術だけで゚ネルギヌ消費を枛らすのは難しく、ラむフスタむルからやっお
いくのが倧切で、車のあり方や私たちの車ずの぀きあい方が解決策にも぀ながりそうです。
 
 
䌚堎からもいく぀か質問が寄せられ、掻発な質疑応答になりたしたが、枅氎さんのお話から
芋えおくる自動車が぀くる新しいラむフスタむルに期埅感がぐっず高たった様子でした。
枅氎さん、有意矩なお話を本圓にありがずうございたした。
 
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【線集埌蚘】
はっず気づくず、月の最終週です。あず䞀カ月匷で新幎床が始たりたす。次幎床は特別郚門
の掻動はたずめの䞀幎になりたす。環境゚ネルギヌ分野の研究開発ず教育プログラム
を䞊行しおきたこれたでの詊みをよい圢でしめくくるためにはどうしたらよいか、いろいろ
考えおいたす。お知らせしたいこずがあれば、たたメルマガで報告させおいただきたす。
皆さたのご支揎も匕き続きどうぞよろしくお願いいたしたす。
                          束本真由矎東倧先端研特任研究員
                                  
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お知らせください。折り返しご連絡させおいただきたす。
 
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東京倧孊新環境゚ネルギヌ科孊創成特別郚門は、東京倧孊駒堎キャンパスの
䞉郚局先端科孊技術研究センタヌ、生産技術研究所、教逊孊郚附属教逊教育
高床化機構に蚭眮されおいたす。これは、独立行政法人「新゚ネルギヌ・産業
技術総合開発機構」NEDOのプロゞェクトである「埪環瀟䌚構築型光觊媒産業
創成プロゞェクト」の䞀環ずしお採択された「新環境科孊創成のための人材育成・
異分野融合拠点化事業」により実斜されおいたす。
 
 
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