chikuです。
3月24日(火)に第26回Lisp Meet Upが開催されました。
全17名の参加者のみなさま、お疲れさまでした。
Meet Up本体
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通例通り、主催の挨拶と自己紹介の後、athos0220さんから「Clojureのチャットボットフレームワーク」と題した発表をはじめました。チャットボットはWebサービス運用のための様々な要求をチャットコマンドに集約するChatOpsで主要な位置を占めるチャットボットのためのフレームワークです。発表では、athos0220さんご自身が実装中のチャットボットフレームワークであるparabolaの解説のほか、チャットボットフレームワークのアーキテクチャについての解説、Hubotやjubotといった他の実装でのアプローチについての言及もありました。
parabolaでは、core.asyncを用いて抽象化レイヤーの並行実行可能にしたり、スクリプトを関数として記述できるようにするなど、Clojureの特徴を活かした実装になっているとのことでした。
parabolaのソースは以下で公開されています。
https://github.com/athos/parabolaathos0220さんの発表のあとは一度休憩をはさみ、その後にだーさんからTyped Clojureの紹介がありました。Clojureに漸進的片付けを導入したTyped Clojureについて、その歴史や現状、基本的な使い方やその欠点などがデモを交えて解説されました。
続いてhaijuさんからNightcodeの紹介がありました。NightcodeはClojureで書かれた初心者向けのClojure開発環境で、GameやWeb、あるいはデスクトップアプリなど、プロジェクトの性格ごとにテンプレートが利用できる点に大きな特徴があるとのことでした。利用者が少ないためか情報が極めて少なく、ヘルプファイルもあまり充実していないそうです。
Nightcodeのプロジェクトページ :
https://sekao.net/nightcode/3件の発表で時間を使い切ったので本体を終了し、懇親会へと移動しました。
懇親会
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会場近くの「とら」というお店で懇親会をしました。懇親会では、Lispを学んだきっかけやScheme(r)の話の他、4月からの新生活や湯治の話が話題に上っていました。