この週末に被災地ボランティアに行ってきましたので、
安樂さんの次に、バトンを受け取ります。こんちくわ!
今回は社会人ボラバス経験者が有志で出しているボラバスで、
活動地は福島の南相馬でした。
岩手のボラ経験者も何人か参加しました。
僕は今年初のボラです。C岩手出身は、今回僕一人。
津波にさらわれた荒野は、見渡す限りガレキも何も無く、
その荒涼とした一角に、墓地だけが再建されていました。
今回の作業はその墓地の周囲の側溝の泥出しです。
福島だと放射能を懸念される方も多いかと思いますが、
同行した方の線量計では、二日間の積算で4μSv。
バリウムを飲んでの胃部レントゲンが数mSvですから、微々たる量でした。
南相馬ではちょうど桜が満開で、
街中の桜が淡いピンクに色付いていました。
昨年の冬はあまり外出している人がおらず、寂しい限りでしたが、
この週末の道の駅では「さくらまつり」が催され、地元の方が集まっており、
三味線の演奏を聴いたり、食堂で会食されたり、老若男女の皆さんがいらしてまし
た。
福島経験者には、「大福島会」というコミュニティが初期のころからあり、
参加者はほとんど顔見知りのようで、その仲間に今回も混ぜてもらいました。
福島の事情にも詳しくなりましたが、一方で岩手・宮城への郷愁のような気持ちもあ
り、
若干のアウェー感も残しつつ、無事に日程を終えてきました。
大槌川の菜の花は咲き始めたようですし、
有志ボラで活動した陸前高田の千年杉の下には、図書館がオープンして賑わっている
ようです。
もうGWですし、季節的にも寒さは遠のいています。
ガッツリ肉体労働系だけがボラではありませんし、
観光を兼ねた一般のボラツアーに便乗するのも良いかもしれません。
夏には、またLight up NIPPONの花火が打ち上がる予定。
ボラは、「できる人が、できる時に、できることをすればいい」とは、
今回お世話になった南相馬のボラセンの職員の方の訓示です。
気負わず、自分の生活を大切にしながらも、絆の気持ちを忘れずにいたいと思う、今
日この頃です。
バトン、パ~ス!!
寺瀬@東京