澤田@名古屋です。
M/Gatewayのロブ氏とGeorge James社のジョージ氏が発表した、「A Universal NoSQL Engine,
Using a Tried and Tested Technology」を翻訳してみました。
原文:
A Universal NoSQL Engine, Using a Tried and Tested Technology
http://www.mgateway.com/docs/universalNoSQL.pdf
和訳:
ユニバーサルなNoSQLエンジン
http://sites.google.com/site/gtmstudy/out-of-the-slipstream/a-universal-nosql-engine
概要:
M言語(MUMPS)のグローバル(永続変数)は、スキーマフリー(schema-free)、階層構造(hierarchically
structured)、散在(sparse)、動的(dynamic)の特色を持ちます。本文ではグローバルの特性を分かりやすく説明しています。
このグローバル(グローバル変数)で、NoSQLデータベースの異なる4つのタイプ(KVS、テーブル指向、ドキュメント指向、グラフDB)から、モデ
ルとデータ格納するための方法について説明しています。
また、本文では、2010年9月にTechRepublic氏がブログで書かれた、"10 things you should know
about NoSQL databases" を引用し、5つのNoSQLの利点(弾力性のあるスケーラビリティ、大規模データ、さらばデータベース
管理者、経済性、柔軟なデータモデル)と、5つのNoSQLの課題(成熟、サポート、アナリティクスとビジネスインテリジェンス、管理、専門性)の10
の基準を、MUMPS技術者の立場から自己採点しています。
ちなみに本文にある、M言語(MUMPS)でのグローバル(グローバル変数)は、データストレージ構造を示します。プログラム言語で使われている「変数
のグローバル・スコープ」とは違いますので、混同しないように、ご注意ねがいます。