澤田です。
新しい GT.M V6.1-000 がリリースされました。
アナウンス
リリースノート
GT.M Update VCM資料
その1:
V6.1-000は、グローバル変数のサイズが実質的に無制限になりました。
従来、グローバル変数名の単位で、グローバル領域(Region)が設定できませんでしたが、V6.1-000からは、サブノード単位でグローバル領域(Region)を設定できるようになりました。
例えば GDEで、
GDE> add -name PRODAGE(0:10) -region DECADE0 ! Ranges are closed on the left and open on the right
GDE> add -name PRODAGE(10:20) -region DECADE1 ! PRODAGE(10) maps to DECADE1
GDE> add -name PRODAGE(20:30) -region DECADE2
とすると、
Set ^PRODAGE(5)="1234" は、 DECADE0 の領域へ、
Set ^PRODAGE(15)="9999" は、 DECADE1 の領域へ、
Set ^PRODAGE(25)="8888" は、 DECADE2 の領域へ、
それぞれ、Setされます。
領域のRengeが異なる領域に保存されますが、プログラマからは、今までどおりに、$ORDER関数や$Next関数は利用できます。
これにより、MongoDBのシャーディングと似たようなことも可能です。しかも、トランザクション処理付きです!!!
その2:
リプリケーションの通信で、TLS(SSL)がサポートされました。
その他、いろいろなアップグレードがあるようです。