こんにちは、皆様へ
Google Earth の 3Dモデリング「パイプライン」は2013年 10月 1日で終了となりました。
まもなく、3Dモデリングを終了して、空白の六ケ月が経過します。
Googleの最新3D技術は巨大なポリゴンデーターで1都市を一括管理できる技術です。
従来の建物一個単位の3Dモデルの管理と比べて非常に簡単になりました。
日本では、ZENRINから航空写真の地図を利用して、モデラーが1個ずつスケッチアップで3Dモデルを作成しアップロード後、審査して承認するスタイルでしたが、申請・承認・管理の人件費に巨大な費用がかかりました。
新技術では、自前の人材で車、飛行機、船を利用して専用のプログラムや専用機材を用いて、航空写真、ストリートビュー写真を作り、3Dモデルを作り出すことができるようになりました。
(数百万台のクラウドPCとビルディングメーカー自動プログラムの作成技術の成果のようです。)
従って、世界中の2,000人以上の3Dモデラー(66人のスーパーモデラー)は お役御免になったのです。
2013年10月1日までに承認されたモデルは、新技術画像に切替るまでは。建物の3Dモデルは残ります。
2014年2月20日に、日本で東京都が始めて最新3D技術によるモデル景観に切り替えられました。
日本では、これからは順次、大阪、名古屋等、政令都市、県庁所在地、有名観光地等が最新3D技術の景観に切り替えられてゆきます。
全体的に見るとすばらしい3D景観ですが、拡大すると個人で作成した従来3Dのモデルとは程遠い出来の建物群です。
これで、製作済みの約2,000アイテムの東京都内のデータが消滅しました。
現在は、地方の3Dモデルが約3,000アイテム存在することになります。
しかし、地方でも新しい航空写真に置き換わりましたので、建物の位置が大幅にずれて、使い物にならなくなっています。
現在は位置データの修正はできませんので「残念」のみが残ります。
3Dモデルの基本プランを約5,000アイテムの作成を完了して、これから本格的に3Dモデルの制作活動をする予定でしたが、希望していた3Dパイプラインの復活は、「絶望」となりました。
そこで「これからは何をすべきか」を考えました。
今後はライフワークとして下記、2項目を進めていきます。
1、Google Maps Api のサービスを提供しています。
Google Earthと同じ3D空間を利用してジャバスプリクトでプログラムを書き、町、市、県単位でデータベースを構築して、グーグルアースの日本版(同時に世界版)を立ち上げます。
ユーザーコミュニティーの勇姿の方々と連携をとりながら、進めていきます。
「グーグルアースユーザー協会」を設立して日本から世界へ発信します。
2、Google Earthから切り離された、3D倉庫の今まで作成した3Dデータの中から、選別して建物のSTLファイルを出力し、3Dプリンターによる「Nゲージモデル(1/150)」を製作し、リアルタウンを構築します。
3Dプリンター、3Dスキャナーと関連機材を用意して、24時間使用して製作できる環境と場所を提供します。
日本から「3D工作室」(FabLab3D)を設置して3Dモデルの製作場所を提供します。
既に、世界で始めてのリアルタウン「3D工作室」プロジェクトは進行しています。
「プラネットアース協会」を設立して日本から世界へ発信します。