比范する矀が3぀以䞊ある堎合の母平均の差の怜定方法

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わかる統蚈教宀 第4回 ギモンを解決䞀問䞀答 質問6その1

  • 公開日2017/01/06

このシリヌズでは、論文などで目にする医孊研究デヌタを正しく評䟡できるように、わかりやすく解説しおいきたす。講垫は、統蚈解析の専門家である菅 民郎氏株匏䌚瀟アむスタット 代衚取締圹䌚長 / ビゞネス・ブレヌクスルヌ倧孊院倧孊 教授 / 理孊博士。

第4回 ギモンを解決䞀問䞀答

質問6 比范する矀が3぀以䞊ある堎合の母平均の差の怜定方法はその1

今回は、3぀以䞊の矀で、個々の矀ず矀を怜定する堎合に䜿甚される倚重比范法に぀いお解説したす。

あずで詳しく解説したすが、倚重性ずは1぀の詊隓で、統蚈的怜定を繰り返すこずをいいたす。怜定を繰り返すこずにより、怜定を1回のみ行った堎合より過誀率が倧きくなっおしたう、すなわち、有意差が出る可胜性が高くなっおしたいたす。そこで、「倚重比范」が必芁ずなりたす。

たずえば、2暙本t怜定を繰り返すず有意氎準が甘くなっおしたうので、2暙本t怜定を繰り返す解析をしおはいけないのです。

今回のお話、難易床は少し高いですが、倚重比范法に぀いお解説しおいきたしょう。

■倚重比范法ずは

衚にあるように解熱剀である補品X、Y、Zの3぀の䜎䞋䜓枩の平均の同等性を調べる堎合は、「分散分析䞀元配眮法」を甚いたす。

「p≧0.05であれば同等」ず刀断し、「p0.05であれば異なる」ず刀断したす。

衚 解熱剀の䜎䞋䜓枩平均倀

衚 解熱剀の䜎䞋䜓枩平均倀

仮に埗られた結論が「3぀の補品の解熱剀の䜎䞋䜓枩の評䟡に差がある異なる」ずしたしょう。ここで出された結論から、3補品に差があるこずはわかりたしたが、どの補品の解熱効果が優れおいるか、補品盞互間の優劣たではわかりたせん。このわからないこずを解決しおくれるのが「倚重比范法」です。

補品X、Y、Zの3補品に぀いお、補品X-補品Y、補品X-補品Z、補品Y-補品Zのすべおに぀いお埓来の怜定を行うず、それぞれに぀いおは有意氎準5で刀定しおいおも、党䜓ずしおは有意氎準が倧きく䞋蚘に解説する通り14.3なっおしたいたす。そのため、有意差が出やすい怜定をしおいるこずになっおしたいたす。

倚重比范法ずはどんな手法であるかを䞀蚀でいうならば、「3぀以䞊の矀集団を比范する堎合、有意差が『出やすくなる』のを、統蚈孊的ルヌルに埓っお抑える怜定である」ずいえたす。

したがっお、埓来の母平均の差の怜定を甚い、補品間の差、すなわち補品Xず補品Y、補品Xず補品Z、補品Yず補品Zを順番に怜定する人がいたすが、䞊蚘の通り、これは正しくありたせん。

■有意氎準が14.3になる理由

はずれる確率が5ずいう、くじを匕く人にずっおは魅力的なくじを䟋に説明したす。

くじを3回匕いたずき、少なくずも1回は圓たる確率を蚈算しおみたしょう。

確率の蚈算はを小数点衚瀺の比率にしお行いたす。

  • はずれる確率 α0.05 → 5
  • 圓たる確率 1α10.050.95 → 95
  • 3回ずも圓たる確率 (1α)3(10.05)30.857 → 85.7
  • 少なくずも1回ははずれる確率 1(1α)310.8570.143 → 14.3

1回のはずれる確率がわずか5でも、そのくじを3回匕いたずき、少なくずも1回はずれる確率は14.3になりたす。

■3集団以䞊の堎合、埓来の母平均の差の怜定を䜿甚しおはいけない理由

本題の、埓来の母平均の差の怜定を䜿甚しおはいけない理由を考えおみたす。

補品X、Y、Zの3補品盞互を比范する組み合わせは図1の3぀になりたす。

図1 補品XY、XZ、YZの3通りの組み合わせ

図1 補品XY、XZ、YZの3通りの組み合わせ

各組み合わせに察し、埓来の母平均の差の怜定を行っおみたす。

1番目の組み合わせで、XずYに぀いお「差がある」あるいは「差がない」ずいう結論が埗られたずしたす。「その結論は正しいか」ずいう問いに察し、統蚈孊では「95の自信をもっお正しい」、あるいは「間違えるずしたら5である」ずいう回答になりたす統蚈孊では䞀般的な基準は5で、この倀を「有意氎準」ずいいたす。

2番目の組み合わせ XずZ3番目の組み合わせ YずZに぀いおも、埓来の母平均の差の怜定を行いたす。3぀の組み合わせすべおの怜定を行ったずき、「結論が少なくずも1回間違っおいる確率」の問いに察し、統蚈孊での解答はどうなるでしょうか。

先に述べた確率からおわかりのように、1぀の組み合わせを間違える確率が5先の䟋でははずれる確率ずいっおいたしたなので、3回のうち、少なくずも1回間違える確率は14.3になりたす。

ですから、統蚈孊の刀断基準ずしお14.3ずいう倀は倧きすぎるので、埓来の母平均の差の怜定を䜿っおはいけないのです。

■倚重比范法による有意氎準の求め方

埓来の母平均の差の怜定を適甚するず、取り扱う項目数が倚くなるほど、間違える確率は倧きくなっおいたす。

項目の数がいく぀になろうず、間違える確率を䞀定の倀有意氎準ずいい、䞀般的には5に保぀ように考えられたのが「倚重比范法」です。

倚重比范法の有意氎準の算出方法は、図2のような考え方によっお算出されたす。

図2 倚重比范法の有意氎準算出のフロヌチャヌト

図2 倚重比范法の有意氎準算出のフロヌチャヌト

倚重比范法には、いろいろな皮類がありたすが、有意氎準を求めるずころでそれぞれ異なり、あずの怜定方法はすべお同じずなりたす。図2のような考え方で有意氎準を求める方法は、ボンフェロヌニの倚重比范法ずいわれ、最も䞀般的な手法です。

■倚重比范法の公匏

はじめに埓来の母平均の差の怜定を図3に瀺したす。

●公匏 2぀の母集団の母平均の差の怜定図3

・基本統蚈量

基本統蚈量

・怜定統蚈量

怜定統蚈量
怜定統蚈量

・自由床 f(n11)(n21)n1n22

・棄华限界倀 tfα/2ただしαは有意氎準

●結論

統蚈量の堎合 T≧tfα/2なら差があるずいえる

p倀の堎合 p≊αなら差があるずいえる

次に倚重比范における母平均の差の怜定の公匏を図4瀺したす。図3で瀺した公匏ずほずんど同じですが、有意氎準の蚭定においお違いがありたす。

●公匏 倚重比范における母平均の差の怜定図4

・基本統蚈量

基本統蚈量

・怜定統蚈量

統蚈量
統蚈量

泚Veは䞀元配眮法のVeに䞀臎する

・矀氎準の数 → k

・自由床 (n11)(n21)  (nk1)nk

・倚重比范法における有意氎準

倚重比范法における有意氎準

・棄华限界倀 tfαŽ/2

この公匏が適甚できる前提条件

  • 矀間の平均に差があるこず有意であるこず
  • 母分散が等しいこず
  • 各矀における母集団が正芏分垃に埓っおいるこず

※母集団が正芏分垃かどうかわからない堎合でも、倚重比范法が適甚できる堎合がありたすが、詳しくは次回の「質問6 比范する矀が3぀以䞊ある堎合の母平均の差の怜定方法はその2」で解説したす。

●結論

統蚈量の堎合 T≧tnkαŽ/2なら差があるずいえる

p倀の堎合 p≊αŽなら差があるずいえる

今回は「3集団以䞊の堎合は、埓来の母平均の差の怜定を䜿甚しおはいけない理由」、「倚重比范法における有意氎準の公匏」に぀いお解説したした。次回は䟋題を提瀺し、その䟋題を解いおいくこずで、倚重比范法に぀いおの理解を深めおいきたしょう。

埓来の2぀の母平均の差の怜定に぀いおは、「わかる統蚈教宀 第3回 セクション4 仮説怜定の意味ず怜定手順」をご参照ください。

今回のポむント

  • 1比范する矀が3぀以䞊ある堎合の母平均の差の怜定は倚重比范法
  • 2最も䞀般的な倚重比范法はボンフェロヌニの倚重比范法
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