devstackを利用したquantumのインストールについて

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萩原司朗

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Oct 14, 2012, 7:54:11 AM10/14/12
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萩原です。

quantumを利用してみたいと思い自分でインストールしてもうまくいかないのでdevstackなら動くのかなと思い動かしてみようと思いました。
でもやっぱりうまく動かないので詳しい方に教えていただきたく。

①quantumはNIC1枚でも動くかどうか
大体2枚以上使ってる説明が多くそもそもNIC1枚で動くのかがわかりません。
NIC1枚しか無いような環境で構築することがあるのかは分かりませんが使えるかどうかがわからないので教えていほしいです。
devstackで用意されてるのなら多分自分のdevstackの使い方が間違ってるだけで使えると思うんですけど。。

②NIC1枚でも動く場合
devstackでquantumを利用する場合のlocalrcの中身
以下のようなlocalrcを作ってdevstackを起動した場合にquatumがまともに利用できていません。
そんなに複雑なことは求めないので普通にquantumが動くオプションが知りたいです。

すいませんが、詳しい方ご享受下さい。



以下のlocalrcで作った場合は、添付のログにもあるのですが
FLOATING_RANGEで設定したものが何故かプロジェクトadminでインスタンスを稼働させた時の内部NW(ext_net)で設定される。
また、プロジェクトdemoではFIEXD_RANGEがnet1として設定されていますがadminでもdemoでも結局疎通不可。
よくわかりません。

DEST=/opt
ADMIN_PASSWORD=password
MYSQL_PASSWORD=nova
RABBIT_PASSWORD=password
SERVICE_PASSWORD=$ADMIN_PASSWORD
HOST_IP=192.168.10.50
SERVICE_TOKEN=ADMIN
FLOATING_RANGE=192.168.10.112/28
FIXED_RANGE=10.0.0.0/24
FIXED_NETWORK_SIZE=256
FLAT_INTERFACE=eth0
FLAT_NETWORK_BRIDGE=br100
SYSLOG=true
GLANCE_BRANCH=stable/folsom
HORIZON_BRANCH=stable/folsom
KEYSTONE_BRANCH=stable/folsom
NOVA_BRANCH=stable/folsom
GLANCE_BRANCH=stable/folsom
QUANTUM_BRANCH=stable/folsom
SWIFT_BRANCH=1.7.2
disable_service n-net
enable_service q-svc
enable_service q-agt
enable_service q-dhcp
enable_service q-l3
enable_service quantum


demo.log
admin.log
quantum.log

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Oct 14, 2012, 8:16:03 AM10/14/12
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萩原さん

お世話になります。中島です。
私もQuantumに悪戦苦闘中です。

試行錯誤した情報を共有させてください。

>①quantumはNIC1枚でも動くかどうか

動きます!

私の使ってるlocalrcです。

コントローラー兼Compute
------------------------------
HOST_IP=192.168.128.100
ADMIN_PASSWORD=openstack
MYSQL_PASSWORD=$ADMIN_PASSWORD
RABBIT_PASSWORD=$ADMIN_PASSWORD
SERVICE_PASSWORD=$ADMIN_PASSWORD
SERVICE_TOKEN=admintoken

disable_service n-net
disable_service n-obj
enable_service q-svc
enable_service q-agt
enable_service q-dhcp
enable_service q-l3

ENABLE_TENANT_TUNNELS=True
FIXED_RANDE=172.24.0.0.24
NETWORK_GATEWAY=172.24.0.1
FLOATING_RANGE=10.0.0.0/24
------------------------------

追加Compute(HOST_IPを変えれば何台でも追加可能・・・5台までためしました)
------------------------------
HOST_IP=192.168.128.101

ADMIN_PASSWORD=openstack
MYSQL_PASSWORD=$ADMIN_PASSWORD
RABBIT_PASSWORD=$ADMIN_PASSWORD
SERVICE_PASSWORD=$ADMIN_PASSWORD
SERVICE_TOKEN=admintoken

ENABLED_SERVICE=n-cpu,q-agt,rabbit,g-api
ENABLE_TENANT_TUNNELS=True

SERVICE_HOST=192.168.128.100
MYSQL_HOST=$SERVICE_HOST
RABBIT_HOST=$SERVICE_HOST
Q_HOST=$SERVICE_HOST
------------------------------
諸事情で手打ちしたので、スペルはチェックしてください。

これで、Quantum+OVS+GREを使ったテナント間ネットワークは構築できました。
ただホストを再起動すると疎通できなくなったりと、まだ完全に動作は追えてないです。

再起動時にはOVS周りの掃除が必要とアドバイスいただきましたが、
時間がなくて試せてないです。。。

またL3(Floating IP)を使う場合、NICが二つないと構築はできますが、
通信を外に出せない。。。気がします。

萩原さんに後を託します。。。

以上。ぐふっ。。。

2012年10月14日日曜日 萩原司朗 hagi...@fulltrust.co.jp:

萩原司朗

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Oct 14, 2012, 8:27:52 AM10/14/12
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中島さん

萩原です。

さっそくの返信ありがとうございます。
動くんですね!
自分の場合だと動いてるっぽく見えて外部どころか内部への疎通も出来ないので試してみます。
あと、まだ試す前なのですが(試してから言えよって話はありますが。。今からやりますw)
FLOATING_RANGEはHOST_IPと同じネットワークの一部って勝手に思ってたのですがそうではない?
そうでないと外に出ていけそうに無いイメージが。
まさかQuantumになると意味が違う??
何か色々間違って認識してるオカン

2012年10月14日 21:16 powered.by.solaris <powered.b...@gmail.com>:



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Kazuhiro Miyashita

unread,
Oct 14, 2012, 9:21:24 AM10/14/12
to openst...@googlegroups.com
萩原さん

宮下です。

私のdevstackの環境は最近ダウンロードしてきたばかりなので、
folsomのdevshack.shだと思いますが、私の環境は
萩原さんの設定とはちょっと違います。

力になれるかどうか分かりませんが、ご参考まで情報共有します。

> ①quantumはNIC1枚でも動くかどうか

私の環境は物理NICが1枚(eth0)と、ワイヤレスが一個です(wlan0)。
この環境において、localrcやstackrcはほとんどデフォルトの
状態で動作しています。
ただし、Quantumが作成した仮想スイッチには物理NICが自動で設定
されないため、後からovs-vsctlなどで手動で設定する必要があります。
テスト環境ですしローカルで動かしたいので、特に不便してません。

> ②NIC1枚でも動く場合

localrcは特に手を加えていません。stackrcに手を加えています。
差分は以下のとおりです。

root@lily:devstack# diff -u stackrc_org stackrc
--- stackrc_org 2012-10-14 18:34:31.263611935 +0900
+++ stackrc 2012-10-14 18:38:20.756749921 +0900
@@ -15,7 +15,11 @@
# And to disable Cinder and use Nova Volumes instead:
# disable_service c-api c-sch c-vol cinder
# enable_service n-vol
-ENABLED_SERVICES=g-api,g-reg,key,n-api,n-crt,n-obj,n-cpu,n-net,cinder,c-sch,c-api,c-vol,n-sch,n-novnc,n-xvnc,n-cauth,horizon,mysql,rabbit
+
+#original setting
+#ENABLED_SERVICES=g-api,g-reg,key,n-api,n-crt,n-obj,n-cpu,n-net,cinder,c-sch,c-api,c-vol,n-sch,n-novnc,n-xvnc,n-cauth,horizon,mysql,rabbit
+
+ENABLED_SERVICES=g-api,g-reg,key,n-api,n-crt,n-obj,n-cpu,cinder,c-sch,c-api,c-vol,n-sch,n-novnc,n-xvnc,n-cauth,horizon,mysql,rabbit,q-svc,q-agt,q-dhcp,q-l3,quantum

# Set the default Nova APIs to enable
NOVA_ENABLED_APIS=ec2,osapi_compute,osapi_volume,metadata
root@lily:devstack#

localrcにはほとんど手を加えていません。stackrcのENABLED_SERVICES変数に
q-svc,q-agt,q-dhcp,q-l3,quantumを加え、n-netを除いています。
どうも、devstack.shはENABLED_SERVICES変数を見て動作を制御している
ようです。

なお、この環境でネットワーク~VMの作成まで(netは2個)行って、instanceはactive状態
になったのですが、VMがPXEブートの相手が見つからないという
状態に延々なって、VMが延々リブートするという現象が発生しています。
quantumと関連性があるのか良く分からなく調査中ですが、一応、これも
情報共有しておきます。

以上です。

2012年10月14日 20:54 萩原司朗 <hagi...@fulltrust.co.jp>:

萩原司朗

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Oct 14, 2012, 9:39:26 AM10/14/12
to openst...@googlegroups.com
宮下さん

萩原です。
情報共有ありがとうございます。

環境に関してはdevstack自体は
git checkout -b folsom remotes/origin/stable/folsom
で、

各コンポーネントの場合はlocalrc
で、
GLANCE_BRANCH=stable/folsom
HORIZON_BRANCH=stable/folsom
KEYSTONE_BRANCH=stable/folsom
NOVA_BRANCH=stable/folsom
GLANCE_BRANCH=stable/folsom
QUANTUM_BRANCH=stable/folsom
SWIFT_BRANCH=1.7.2

とでもすると同じ環境になると思うので特にそんなにきにしなくてもいいと思いました。

あと、stack.shを直接書き換えてるのもlocalrcで
disable_service n-net
enable_service q-svc
enable_service q-agt
enable_service q-dhcp
enable_service q-l3
enable_service quantum
と書いているのと基本同じなので私とは特に環境は違うことが無いのかなと。

宮下さんと違うのはインスタンス自体は特に問題なく稼働しています。
渡しの場合はネットワークがダメダメで外部からの接続だけでなく内部接続も出来ないです。
FIXED_RANDEがプロジェクトdemoの内部ネットワーク
FLOATING_RANGEがプロジェクトadminの内部ネットワーク
に付与されている時点で私は既に意味が不明です。
nova-networkを使っていたので気分的にはプロジェクトが違っていても内部ネットワークにFIXED_RANGE
外部からの接続用ネットワークにFLOATING_RANGEが付与されて欲しいです。

2012年10月14日 22:21 Kazuhiro Miyashita <miyak...@gmail.com>:

萩原司朗

unread,
Oct 14, 2012, 10:23:34 AM10/14/12
to openst...@googlegroups.com
中島さん

萩原です。

中島さんのコンフィグでも内部IPにpingもSSHも接続できませんね。
インスタンスはピンピンしてますけど。
中島さんの環境だとどっちもできてるってことはFedora?だとうまくネットワークが作られるってことなのかなあ。
Fedora入れてみようかなあ。
結局症状は自分のコンフィグでも同じです。
quantumでnet1とex_netとサブネットが2つ切られてますがこれがdemoとadminに別々に付与されてる意味がまず不明なんですよね。。
FIXED_RANGEがdemo、FLOATING_RANGEがadminの内部NWに使われるっていうコンフィグの意味がわからない。
そしてnova-networkの場合はが内部IPでFIXED_RANGEが外部からの接続用IPだったので。
うーん

2012年10月14日 21:16 powered.by.solaris <powered.b...@gmail.com>:
萩原さん

Kazuhiro Miyashita

unread,
Oct 14, 2012, 10:30:26 AM10/14/12
to openst...@googlegroups.com
萩原さん

宮下です。
萩原さんの構成がイマイチ理解していないので、的外れだったら
ごめんなさい。

私の環境ではVMホストから配備したVMへpingもSSHも接続できません。

root@lily:devstack# ping 10.0.0.5
PING 10.0.0.5 (10.0.0.5) 56(84) bytes of data.
ping: sendmsg: Operation not permitted

それは、VMホストからVMへの通信はiptablesでガードされている
ためだと思います。もちろん、iptablesの設定を外すと
通信できるようになります(セキュリティホールになりますが)。

> 中島さんのコンフィグでも内部IPにpingもSSHも接続できませんね。

何処と何処が通信できないんでしょうか。

なお、上記iptablesの設定を外さなくても配備したVM同士では
通信できます(10.0.0.0/24のネットワークアドレスで)。

以上です。

2012年10月14日 23:23 萩原司朗 <hagi...@fulltrust.co.jp>:

萩原司朗

unread,
Oct 14, 2012, 10:36:53 AM10/14/12
to openst...@googlegroups.com
宮下さん

萩原です。

構成はオールインワンノードです。

HOST_IP=192.168.10.52
FIXED_RANGE=172.24.0.0/24
NETWORK_GATEWAY=172.24.0.1
FLOATING_RANGE=10.0.0.0/24
でインストールしてみました。

プロジェクトはadminでインスタンスを作成した感じは以下です。

stack@stack03:/opt/stack/devstack$ nova list
+--------------------------------------+------+--------+------------------+
| ID                                   | Name | Status | Networks         |
+--------------------------------------+------+--------+------------------+
| 26f2aa81-c5bd-43b7-994c-f7a811b13d98 | dd   | ACTIVE | ext_net=10.0.0.3 |
+--------------------------------------+------+--------+------------------+
stack@stack03:/opt/stack/devstack$ ping 10.0.0.3
PING 10.0.0.3 (10.0.0.3) 56(84) bytes of data.
From 10.0.0.1 icmp_seq=1 Destination Host Unreachable
From 10.0.0.1 icmp_seq=2 Destination Host Unreachable
From 10.0.0.1 icmp_seq=3 Destination Host Unreachable

セキュリティグループなどは内部IP向けにはiptablesは関係ないと思ってるんですけど以下のような感じです。
$ nova secgroup-list-rules default
+-------------+-----------+---------+-----------+--------------+
| IP Protocol | From Port | To Port | IP Range  | Source Group |
+-------------+-----------+---------+-----------+--------------+
| icmp        | -1        | -1      | 0.0.0.0/0 |              |
| tcp         | 22        | 22      | 0.0.0.0/0 |              |
+-------------+-----------+---------+-----------+--------------+

以上です。

2012年10月14日 23:30 Kazuhiro Miyashita <miyak...@gmail.com>:

powered.by.solaris

unread,
Oct 16, 2012, 10:13:55 AM10/16/12
to openst...@googlegroups.com
萩原さん

お世話になります。中島です。

Devstackで作られる、ext_net はその使い方はできないんじゃないかと思います。
ext_net は Floating IPの代わりに動きます。。。(たぶん

Demoテナントを使って標準で作られる、net1を割り当ててインスタンスを作成し、
そこにFloatingを割り当ててみてください。

以上。よろしくお願い致します。



2012年10月14日 23:36 萩原司朗 <hagi...@fulltrust.co.jp>:

萩原司朗

unread,
Oct 16, 2012, 10:37:28 AM10/16/12
to openst...@googlegroups.com
中島さん

萩原です。

どうもありがとうございます。
やっぱそうですよね。
stack.shの中身的にquantumを利用する場合は
adminプロジェクトの場合ex_netでdemoプロジェクトの場合はnet1を利用するみたいな感じになってますよね。
なのでどちらも結局は使い道的にはnova-networkの場合で言うFixedIPですよね。
なんでそんなことにしてるのかは謎ですけど。
でも、自分の場合はそれにすら疎通出来ないのでFloatingIPの前に既にダメダメなのです。。
なぜ中島さんと同じコンフィグで自分がダメなのか謎すぎ。

あと、上のとは関係ないんですけどdevstackのCinderで6G以上のファイル作れます?
自分でインストールした場合は別にでっかいファイルも問題なく作れるんですけどdevstackのやつだと作れなかったので何でなのかなとちょっと疑問に。
あ、普通にインストールすると使えてるので別に試せなかったらいいです。すいません。

2012年10月16日 23:13 powered.by.solaris <powered.b...@gmail.com>:

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unread,
Oct 16, 2012, 10:47:37 AM10/16/12
to openst...@googlegroups.com
萩原さん

中島です。

> adminプロジェクトの場合ex_netでdemoプロジェクトの場合はnet1を利用するみたいな感じになってますよね。
> なのでどちらも結局は使い道的にはnova-networkの場合で言うFixedIPですよね。
> なんでそんなことにしてるのかは謎ですけど。

いえ、この前提が違ってて、ext_net は FixedIP ではないです。FLOATING IP なんです。

TENANT_ID=$(keystone tenant-list | grep " demo " | get_field 1)
quantum net-create --tenant_id $TENANT_ID net1
quantum net-create ext_net -- --router:external=True


>あと、上のとは関係ないんですけどdevstackのCinderで6G以上のファイル作れます?

devstack だと、 /opt/stack/data/stack-volumes-backing-file がバッキングストアとして使われますが、
これが5Gしかサイズがないので、それ以上は作れないです。

localrc で、

VOLUME_BACKING_FILE_SIZE=

を指定すればサイズを変更できます。

以上。よろしくお願い致します。


2012年10月16日 23:37 萩原司朗 <hagi...@fulltrust.co.jp>:

萩原司朗

unread,
Oct 16, 2012, 11:03:13 AM10/16/12
to openst...@googlegroups.com
中島さん

萩原です。

指摘の方どうもです。
すいません、了解です。
あと、adminプロジェクトのインスタンス作成時のネットワーク選択にはnet1が無くてext_netがなぜかあったので。
TENANT_ID=$(keystone tenant-list | grep " demo " | get_field 1)
でdemoでgrepしてるのでdemoプロジェクトを使えってことなんですかね。
せめて通信できればもうちょい理解も早くなるかなと思うんですけどpingも何も繋がらないので。。

2012年10月16日 23:47 powered.by.solaris <powered.b...@gmail.com>:

萩原司朗

unread,
Oct 16, 2012, 11:12:53 AM10/16/12
to openst...@googlegroups.com
中島さん

萩原です。

5Gのやつはlib/cinderの159行目に思いっきり書いてあったんですね。。
ありがとうございます。

2012年10月17日 0:03 萩原司朗 <hagi...@fulltrust.co.jp>:

Tomokazu Hirai

unread,
Oct 21, 2012, 10:56:24 PM10/21/12
to openst...@googlegroups.com
中島さん, 萩原さん, OpenStack ユーザ会の皆さん

平井 (@jedipunkz) と申します。いつも勉強させてもらっています。

同じ事をやっているのですが irix_jp さん (これは中島さんですか?) の
ブログを参考に下記の構成で devstack を使って quantum を理解しようと
頑張っています。


+----------------+----------------------------+------------- 管理用ネットワーク 192.168.0.0/24
|192.168.0.1 | eth2 192.168.0.4 | eth2 192.168.0.5
+------------+ +------------+ +------------+
| | | | eth1 eth1 | |
| vyatta | | controller | ------------- | compute |
| | | | VM network | | fixed_range = 172.24.17.0/24
+------------+ +------------+ 172.26.0.0/24 +------------+
|10.200.8.23 | eth0 | eth0 +--------+
+----------------+----------------------------+------------------| Router |
パブリックネットワーク10.200.8.0/24 +--------+

ですが、この構成で FLOATING_RANGE=10.200.8.0/24 としてしまうと、下記
のように floatingip を作るときに、

% quantum floatingip-create ext_net
% quantum floatingip-associate <floatingip-id> <port-id>

quantum が勝手に 10.200.8.1 と最初のアドレスから振ってしまって、僕の
環境だと Router がこのアドレスを使っていたり..。困ってしまいました。

そこで教えて頂きたいことがあるのですが、

その他にもこのセグメントに属する機器が floatingip レンジを使ってい
る時、どうやって避けていけばいいのでしょうか?
dnsmasq を操作している quantum 周りを調べてみたのですが、該当する
ようなパラメータは見つからず

irix_jp さんのブログのおかげで、VM と VM 間、VM - Host 間は通信出来
るようになりました。が、上の問題があるので今は 10.200.8.192/27 とか
しているので、他の機器には到達できなく...。

以上です。よろしくお願いします。

-- Tomokazu Hirai (@jedipunkz)

powered.by.solaris

unread,
Oct 21, 2012, 11:40:30 PM10/21/12
to openst...@googlegroups.com
平井さん

お世話になります。中島です。

アドレスの割り当てレンジは、Quantumからサブネットを作成する際に、

quantum subnet-create \
--gateway=172.29.0.254 \
--allocation-pool start=172.29.0.30,end=172.29.0.200 \
<neteork-uuid> 172.29.0.0/24

と指定することでざっくりとは制御可能です。

devstackのstack.shの中で、「subnet-create」で検索すると、該当部分の処理が2箇所出てきます。
1つはFIXEDを作っている部分で、もう片方がFloatingを割り当てています。

Folating側の処理を書き換えてやれてばレンジを指定が可能となります。

以上。よろしくお願い致します。


2012年10月22日 11:56 Tomokazu Hirai <tomokaz...@gmail.com>:

Tomokazu Hirai

unread,
Oct 22, 2012, 12:54:43 AM10/22/12
to openst...@googlegroups.com
中島さん

平井です。回答ありがとうございます。

> quantum subnet-create \
> --gateway=172.29.0.254 \
> --allocation-pool start=172.29.0.30,end=172.29.0.200 \
> <neteork-uuid> 172.29.0.0/24

なるほど!

早速 devstack 構成で試してみます。これができたら OpenStack でも構成
組めそうな気がするので頑張ってみます。

quantum むずい!と思ってたのですが、中島さんのブログのおかげでだいぶ
理解出来てきました。ありがとうございます。ネットワークインターフェー
スの挙動が不思議な nova-network よりも、理解さえしてしまえば quantum
が好きになるのかなぁと。

Masanori Itoh

unread,
Oct 22, 2012, 1:34:28 AM10/22/12
to openst...@googlegroups.com
伊藤です。

vyatta との関係がよくわかっていないのですが、
Floating IP を使う以上 quantum-l3-agent を使うはずだと思いますが、手動でコマンドをたたくのであれば、

$ quantum   router-gateway-set 

するのを忘れないでください。

とりいそぎ。

Tomokazu Hirai

unread,
Oct 22, 2012, 2:53:06 AM10/22/12
to openst...@googlegroups.com
伊藤さん

平井です。情報ありがとうございます。

> vyatta との関係がよくわかっていないのですが、

余分な情報流してしまいました。ゴメンナサイ。各 compute, controller
のホスト側は 192.168.0.0/24 しか最初持っていなかったのですがインター
ネットに接続したいなぁと考えたのと、私自身 192.168.0.0/24 にアクセス
する足を持っていなかったので踏み台として利用している、というのが理由
です。特に意味は御座いません。Linux Router でも何でも良かったのですが。

すいません、気をつけます。.. orz

From: Masanori Itoh <ito...@nttdata.co.jp>
Subject: Re: devstackを利用したquantumのインストールについて
Date: Sun, 21 Oct 2012 22:34:28 -0700 (PDT)

> 伊藤です。
>
> vyatta との関係がよくわかっていないのですが、
> Floating IP を使う以上 quantum-l3-agent を使うはずだと思いますが、手動でコマンドをたたくのであれば、
>
> $ quantum router-gateway-set
>
> するのを忘れないでください。
>
> とりいそぎ。
>
> On Monday, October 22, 2012 1:54:49 PM UTC+9, jedipunkz wrote:
>>
>> 中島さん
>>
>> 平井です。回答ありがとうございます。
>>
>> > quantum subnet-create \
>> > --gateway=172.29.0.254 \
>> > --allocation-pool start=172.29.0.30,end=172.29.0.200 \
>> > <neteork-uuid> 172.29.0.0/24
>>
>> なるほど!
>>
>> 早速 devstack 構成で試してみます。これができたら OpenStack でも構成
>> 組めそうな気がするので頑張ってみます。
>>
>> quantum むずい!と思ってたのですが、中島さんのブログのおかげでだいぶ
>> 理解出来てきました。ありがとうございます。ネットワークインターフェー
>> スの挙動が不思議な nova-network よりも、理解さえしてしまえば quantum
>> が好きになるのかなぁと。
>>
>> From: "powered.by.solaris" <powered.b...@gmail.com <javascript:>>
>> Subject: Re: devstackを利用したquantumのインストールについて
>> Date: Mon, 22 Oct 2012 12:40:30 +0900
>>
>> > 平井さん
>> >
>> > お世話になります。中島です。
>> >
>> > アドレスの割り当てレンジは、Quantumからサブネットを作成する際に、
>> >
>> > quantum subnet-create \
>> > --gateway=172.29.0.254 \
>> > --allocation-pool start=172.29.0.30,end=172.29.0.200 \
>> > <neteork-uuid> 172.29.0.0/24
>> >
>> > と指定することでざっくりとは制御可能です。
>> >
>> > devstackのstack.shの中で、「subnet-create」で検索すると、該当部分の処理が2箇所出てきます。
>> > 1つはFIXEDを作っている部分で、もう片方がFloatingを割り当てています。
>> >
>> > Folating側の処理を書き換えてやれてばレンジを指定が可能となります。
>> >
>> > 以上。よろしくお願い致します。
>> >
>> >
>> > 2012年10月22日 11:56 Tomokazu Hirai <tomokaz...@gmail.com <javascript:>>:
>> >>> 2012年10月16日 23:37 萩原司朗 <hagi...@fulltrust.co.jp <javascript:>>:
>> >>>> 中島さん
>> >>>>
>> >>>> 萩原です。
>> >>>>
>> >>>> どうもありがとうございます。
>> >>>> やっぱそうですよね。
>> >>>> stack.shの中身的にquantumを利用する場合は
>> >>>> adminプロジェクトの場合ex_netでdemoプロジェクトの場合はnet1を利用するみたいな感じになってますよね。
>> >>>> なのでどちらも結局は使い道的にはnova-networkの場合で言うFixedIPですよね。
>> >>>> なんでそんなことにしてるのかは謎ですけど。
>> >>>> でも、自分の場合はそれにすら疎通出来ないのでFloatingIPの前に既にダメダメなのです。。
>> >>>> なぜ中島さんと同じコンフィグで自分がダメなのか謎すぎ。
>> >>>>
>> >>>> あと、上のとは関係ないんですけどdevstackのCinderで6G以上のファイル作れます?
>> >>>>
>> 自分でインストールした場合は別にでっかいファイルも問題なく作れるんですけどdevstackのやつだと作れなかったので何でなのかなとちょっと疑問に。
>> >>>> あ、普通にインストールすると使えてるので別に試せなかったらいいです。すいません。
>> >>>>
>> >>>> 2012年10月16日 23:13 powered.by.solaris <powered.b...@gmail.com<javascript:>>:
>>
>> >>>>
>> >>>>> 萩原さん
>> >>>>>
>> >>>>> お世話になります。中島です。
>> >>>>>
>> >>>>> Devstackで作られる、ext_net はその使い方はできないんじゃないかと思います。
>> >>>>> ext_net は Floating IPの代わりに動きます。。。(たぶん
>> >>>>>
>> >>>>> Demoテナントを使って標準で作られる、net1を割り当ててインスタンスを作成し、
>> >>>>> そこにFloatingを割り当ててみてください。
>> >>>>>
>> >>>>> 以上。よろしくお願い致します。
>> >>>>>
>> >>>>>
>> >>>>>
>> >>>>> 2012年10月14日 23:36 萩原司朗 <hagi...@fulltrust.co.jp <javascript:>>:
>> >>>>> > 2012年10月14日 23:30 Kazuhiro Miyashita <miyak...@gmail.com<javascript:>>:
>>
>> >>>>> >
>> >>>>> >> 萩原さん
>> >>>>> >>
>> >>>>> >> 宮下です。
>> >>>>> >> 萩原さんの構成がイマイチ理解していないので、的外れだったら
>> >>>>> >> ごめんなさい。
>> >>>>> >>
>> >>>>> >> 私の環境ではVMホストから配備したVMへpingもSSHも接続できません。
>> >>>>> >>
>> >>>>> >> root@lily:devstack# ping 10.0.0.5
>> >>>>> >> PING 10.0.0.5 (10.0.0.5) 56(84) bytes of data.
>> >>>>> >> ping: sendmsg: Operation not permitted
>> >>>>> >>
>> >>>>> >> それは、VMホストからVMへの通信はiptablesでガードされている
>> >>>>> >> ためだと思います。もちろん、iptablesの設定を外すと
>> >>>>> >> 通信できるようになります(セキュリティホールになりますが)。
>> >>>>> >>
>> >>>>> >> > 中島さんのコンフィグでも内部IPにpingもSSHも接続できませんね。
>> >>>>> >>
>> >>>>> >> 何処と何処が通信できないんでしょうか。
>> >>>>> >>
>> >>>>> >> なお、上記iptablesの設定を外さなくても配備したVM同士では
>> >>>>> >> 通信できます(10.0.0.0/24のネットワークアドレスで)。
>> >>>>> >>
>> >>>>> >> 以上です。
>> >>>>> >>
>> >>>>> >> 2012年10月14日 23:23 萩原司朗 <hagi...@fulltrust.co.jp <javascript:>>:
>> >>>>> >> > 中島さん
>> >>>>> >> >
>> >>>>> >> > 萩原です。
>> >>>>> >> >
>> >>>>> >> > 中島さんのコンフィグでも内部IPにpingもSSHも接続できませんね。
>> >>>>> >> > インスタンスはピンピンしてますけど。
>> >>>>> >> > 中島さんの環境だとどっちもできてるってことはFedora?だとうまくネットワークが作られるってことなのかなあ。
>> >>>>> >> > Fedora入れてみようかなあ。
>> >>>>> >> > 結局症状は自分のコンフィグでも同じです。
>> >>>>> >> >
>> >>>>> >> >
>> >>>>> >> >
>> quantumでnet1とex_netとサブネットが2つ切られてますがこれがdemoとadminに別々に付与されてる意味がまず不明なんですよね。。
>> >>>>> >> >
>> FIXED_RANGEがdemo、FLOATING_RANGEがadminの内部NWに使われるっていうコンフィグの意味がわからない。
>> >>>>> >> > そしてnova-networkの場合はが内部IPでFIXED_RANGEが外部からの接続用IPだったので。
>> >>>>> >> > うーん
>> >>>>> >> >
>> >>>>> >> > 2012年10月14日 21:16 powered.by.solaris <powered.b...@gmail.com<javascript:>>:
>> >>>>> >> >> 2012年10月14日日曜日 萩原司朗 hagi...@fulltrust.co.jp <javascript:>:
>> >>>>> >> > E-Mail : hagi...@fulltrust.co.jp <javascript:> / URL :
>> >>>>> >> > http://www.fulltrust.co.jp
>> >>>>> >> >
>> >>>>> >> >
>> #######################################################################
>> >>>>> >
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>> >>>>> > --
>> >>>>> >
>> ######################################################################
>> >>>>> > 株式会社 フルトラスト : Fulltrust.inc
>> >>>>> > 東京都台東区松が谷2-23-4 マーサアパートメントハウス 701号
>> >>>>> > 萩原 司朗 / Shiro,Hagihara / Chief Executive Officer
>> >>>>> > Tel: 03-6231-6790 / Fax:03-6231-6792 / PHS:070-5456-2553
>> >>>>> > E-Mail : hagi...@fulltrust.co.jp <javascript:> / URL :
>> http://www.fulltrust.co.jp
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>> >>>> 株式会社 フルトラスト : Fulltrust.inc
>> >>>> 東京都台東区松が谷2-23-4 マーサアパートメントハウス 701号
>> >>>> 萩原 司朗 / Shiro,Hagihara / Chief Executive Officer
>> >>>> Tel: 03-6231-6790 / Fax:03-6231-6792 / PHS:070-5456-2553
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>> >>>>
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>>

Tomokazu Hirai

unread,
Oct 23, 2012, 10:49:45 PM10/23/12
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中島さん

平井です。先日は回答ありがとうございました。

下記の修正を stack.sh に施し、

# diff /tmp/stack.sh stack.sh
1901c1901,1902
< EXT_GW_IP=$(quantum subnet-create --ip_version 4 $EXT_NET_ID $FLOATING_RANGE -- --enable_dhcp=False | grep 'gateway_ip' | get_field 2)
---
> EXT_GW_IP=$(quantum subnet-create --ip_version 4 --gateway=$FLOATING_GATEWAY --allocation-pool start=$FLOATING_START,end=$FLOATING_END $EXT_NET_ID $FLOATING_RANGE -- --enable_dhcp=False | grep 'gateway_ip' | get_field 2)
> #EXT_GW_IP=$(quantum subnet-create --ip_version 4 $EXT_NET_ID $FLOATING_RANGE -- --enable_dhcp=False | grep 'gateway_ip' | get_field 2)

localrc に下記を追加し、

FLOATING_RANGE=10.200.8.0/24
FLOATING_START=10.200.8.26
FLOATING_END=10.200.8.30
FLOATING_GATEWAY=10.200.8.1

stack.sh を実行したところ、pool address の範囲を意図した通り設定出来ました。

ただ br-ex に eth0 が割り当てられていなかったので、追加で

% sudo ovs-vsctl add-port br-ex eth0

してあげると、VM 内部からインターネット、またその逆も疎通が取れました。

ただ一点だけ問題があり、VM が参照している DNS リゾルバがきちんと応答
してくれないらしく、名前解決できていません。引き続き調べてみます。

localadmin@ubuntu:~$ ping 10.200.8.1
PING 10.200.8.1 (10.200.8.1) 56(84) bytes of data.
64 bytes from 10.200.8.1: icmp_req=1 ttl=63 time=18.4 ms
64 bytes from 10.200.8.1: icmp_req=2 ttl=63 time=2.98 ms
^C
--- 10.200.8.1 ping statistics ---
2 packets transmitted, 2 received, 0% packet loss, time 1002ms
rtt min/avg/max/mdev = 2.986/10.725/18.464/7.739 ms
localadmin@ubuntu:~$ ping 8.8.8.8 -c 3
PING 8.8.8.8 (8.8.8.8) 56(84) bytes of data.
64 bytes from 8.8.8.8: icmp_req=1 ttl=49 time=15.5 ms
64 bytes from 8.8.8.8: icmp_req=2 ttl=49 time=3.06 ms
64 bytes from 8.8.8.8: icmp_req=3 ttl=49 time=2.41 ms

--- 8.8.8.8 ping statistics ---
3 packets transmitted, 3 received, 0% packet loss, time 2004ms
rtt min/avg/max/mdev = 2.415/7.014/15.560/6.049 ms
localadmin@ubuntu:~$ more /etc/resolv.conf
# Dynamic resolv.conf(5) file for glibc resolver(3) generated by
resolvconf(8)
# DO NOT EDIT THIS FILE BY HAND -- YOUR CHANGES WILL BE
OVERWRITTEN
nameserver 172.24.17.1
search openstacklocal
localadmin@ubuntu:~$ ping www.google.com
ping: unknown host www.google.com
localadmin@ubuntu:~$ dig @172.24.17.1 www.google.com. a +short
localadmin@ubuntu:~$

ありがとうございました。

-- Tomokazu Hirai (@jedipunkz)

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unread,
Oct 23, 2012, 11:41:39 PM10/23/12
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平井さん

お世話になります。中島です。
無事動かせたようで何よりです。

dnsの設定は quantun subnet-show uuid で確認可能で、
何も指定しない場合は空になります。

この場合はdnsmasqがバインドされたアドレスをクライアントに返します。

任意のdnsサーバを指定する場合は
quantun subnet-update uuid --dns_namaservers list=true 8.8.8.8 8.8.8.4

とします。

よかったら試してみて下さい。

2012年10月24日水曜日 Tomokazu Hirai tomokaz...@gmail.com:
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