「言語と人間」研究会 5 月例会・読書会のご案内

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Takeshi Enomoto

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May 6, 2016, 2:57:55 AM5/6/16
to linguistics-jp
各位

「言語と人間」研究会では、下記の通り、2016 年度 5 月の例会・読書会を開催致します。ご不明な点等につきましては、
事務局(hlc-...@googlegroups.com) までお気軽にお問い合わせ下さい。

皆様のご参加をお待ちしております。

*非会員の方は例会参加費 500 円を当日お支払い下さい。学部学生、大学院生は無料です。
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<2016 年度 5 月例会・読書会のお知らせ>
とき: 2016 年 5 月 21 日(土)
例会: 15:00-17:00
読書会: 17:15-18:30
ところ: 立教大学池袋キャンパス 11 号館 2 階 A201 教室

研究発表 1: 
発表題目: 英語会話におけるco-construction:相互行為者の知識量の観点から
発表者: 第十 早織(東京外国語大学大学院)
【概要】
 Co-constructionとは、会話において話者Bが話者Aの発話を完了させ、二人で一つの発話を作る現象である。
これまでの研究では、統語的なschemaによりco-constructionが実現可能であることは示されてきたが、実際の
やりとりで何が起こっているかはあまり記述されていない。また、co-constructionは統語的に2タイプに分類され
るが、これまでの研究では両者を混合しているため、詳細な分析がなされていない。本発表では英語会話のデー
タからこの現象を観察し、この2タイプが実際の使用の中でどのような機能をもっているのかを参与者の知識量の
観点から分析する。さらに、どのような要因がco-constructionの構築に関わっているのか示す。

研究発表 2: 
発表題目: 作業中の話と話中の作業:介護現場におけるタスクトークとノンタスクトーク
発表者: ペート・バックハウス(早稲田大学)
【概要】
 急速に進む日本の高齢化を背景に、本研究では介護現場における職員と入居者間のコミュニケーションを対象
としている。データは、首都圏にある介護老人保健施設で起床介護中に録音した100以上のやりとりである。
 本発表では、データにおける会話を概ねに二種類に分けて分析する。一つ目は、進行中の介護作業に関連する
会話、いわゆる「タスクトーク」、もう一つは、介護作業とは直接関係ない「ノンタスクトーク」である。各タイプを個別に
紹介した後、タスクトークとノンタスクトークの切り替えに焦点を置き、「しゃべりながら働く」と「働きながらしゃべる」との
二つの会話モードとその管理に潜む難しさについて論じる。

読書会:
Ahearn, Laura M. (2011). Living Language: An Introduction to Linguistic Anthropology. Wiley-Blackwell.
今年度から、新しい本の読書会を始めます。初回となる5月例会では、導入を行い、Chapter 1 を読みます。

<2016 年度 6 月例会・読書会のお知らせ>
とき: 2016 年 6 月 4 日(土)
例会: 15:00-17:00
読書会: 17:15-18:30
ところ: 立教大学池袋キャンパス 5 号館 2 階 5209 教室

研究発表 1:
「認知言語学を応用した教育文法とその可能性」
前田 宏太郎(横浜国立大学大学院)

研究発表 2:
「メディアにみられる『おネエ』キャラクタの言語行動」
河野 礼実(お茶の水女子大学大学院)

読書会:
Ahearn, Laura M. (2011). Living Language: An Introduction to Linguistic Anthropology. Wiley-Blackwell.
Chapter 2(予定)
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