各位
いつもお世話になっております。
「言語と人間」研究会では、10 月 4 日(日)に 10 月例会を開催致します。
皆さまのご参加をお待ちしております。
ご不明な点などがございましたら、研究会事務局までご連絡下さい。
「言語と人間」研究会事務局
榎本 剛士
hlc-...@googlegroups.com
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<2015 年度 10 月例会・読書会のお知らせ>
とき:2015 年 10 月 4 日(日)
例会:15:00-17:00
読書会:17:10-19:10
ところ:立教大学池袋キャンパス 5 号館 2 階 5210 教室
キャンパスマップ
http://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/campusmap/
5 号館見取図
http://vc.rikkyo.ac.jp/facilities/ikebukuro/kyositu5.html
・研究発表 2 件
発表題目:親族間で用いられる他称詞の運用―発話の「場」に着目して―
発表者:小森 由里(国際基督教大学・立教大学)
【概要】
人称詞には、話し手が自分自身を指す自称詞(一人称)、聞き手を指し示す対称詞
(二人称)、そして話し手と聞き手が話題にする人物を表す他称詞(三人称)がある。
本発表は、人称詞の中の他称詞に焦点を絞り、親族間で用いられる他称詞の実態
を明らかにした上で、他称詞を決定する要因を探究することを目的とする。話し
手は、刻々と変化する発話の場において、話し手と聞き手、話し手と話題の人物、
聞き手と話題の人物という三者の関係を瞬時に判断し、他称詞を運用していると
みられる。実在する親族を対象とした参与観察によって収集したデータを基に、
発話の場に着目しながら他称詞の運用について考察する。
発表題目:フットボール・ストーリー:実況中継において日英語話者は何を言語
化するのか
発表者:多々良 直弘(桜美林大学)
【概要】
現在サッカーは各国の国内リーグ、クラブの国際大会、ワールドカップなどの各
国代表が参加する国際大会などが世界各地で報道されており、同じ試合が通訳や
翻訳を介さずに多言語で放送されているため、各言語の表現方法や相互行為の特
徴を分析するには非常に良いデータである。本研究発表では日本語と英語で放送
された同じ試合(場面)の実況中継を分析し、両言語においてどのような認知資
源(選手の動きやプレーなど)が注目され、言語化されているのか、またそれら
がどのようなスタイルで伝えられているのか比較検討してみたい。
*非会員の方は例会参加費 500 円を当日お支払い下さい。学部生、大学院生は
無料です。本研究会では随時新入会員を募集しております。会員の方は例会参加
費無料、春期セミナーに会員料金で参加頂けることに加え、機関誌『ことばと人
間』への投稿もできます。
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