再掲載: 待兼山ことばの会(8月5日)

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Eri Tanaka

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Aug 2, 2016, 9:11:51 PM8/2/16
to linguistics-jp
メーリングリストの皆様、

田中英理(大阪大学)と申します。
直前となりましたので、再度以下の講演会のお知らせをさせていただきます。
多数の方のご参加をお待ちしております。

**********
97回待兼山ことばの会

日時:2016年8月5日(金)15:00-18:00
場所:大阪大学文法経本館2F 大会議室
http://www.let.osaka-u.ac.jp/ja/access

(発表終了後、簡単な茶話会を予定しております。ご都合のつく方はそちらにもご参加くださいませ。)

プログラム 

1. 15:00-15:40
水谷謙太さん(大阪大学大学院文学研究科 博士後期課程)
タイトル:「焦点助詞「だけ」の救済効果」

要旨:良く知られているように、量化副詞は個体レベル述語と共起できない(*いつも太郎は日本人だ)。しかし、焦点助詞「だけ」を加えると両者の共起が可能になる(いつも太郎だけが日本人だ)。一方で、焦点助詞「も」を加えても容認性は変化しない(*いつも太郎も日本人だ)。本発表ではこれらの事実を捉える分析を提案し、「だけ」と「も」の振る舞いの違いは代替集合を表す文脈変項の解釈の違いにより説明されることを示す。

2. 15:50-17:30
藏藤健雄先生(立命館大学)
タイトル:「空項の作用域と解釈プロセス」

要旨
本発表では、日本語空項の意味論的語用論的分析を行う。特に、量化的に解釈される空項の作用域の解釈に着目し、選択関数/スコーレム関数を用いた分析を提案する。そして、先行詞がないケースや話者間で判断が揺れるケースを指摘し、どのような解釈プロセスが関与しているのかを形式的に考察する。

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