image-MLの皆様,
慶應義塾大学 五十川と申します.
アメリカのシアトルにて開催されるIEEE ISMAR2024のワークショップとして,初日の10月21日に以下のワークショップを開催する予定にしております.
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1st International Workshop on Pseudo Privacy Preserving Data-based Human State Estimation, Measurement, and Applications (IW-P3HSE)
https://sites.google.com/keio.jp/ismar2024-iw-p3hse/=====
■ 概要
人物の姿勢推定や視線推定などの人物状態推定技術は,MR/ARアプリケーションのための重要なコア技術です.人物データを扱う上で,個人情報保護に配慮した技術を確保することは非常に重要な課題です.そこで本ワークショップでは,P3(Pseudo Privacy Preserving)データを活用したプライバシーを考慮した人間の状態推定およびそのアプリケーションに関するトピックを扱います.P3データとは造語でして,顔や衣服の状態を質感として含む画像情報や,利用者の声のトーンや会話内容,行動が容易に推測できる行動中の音声・音響信号などの「個人の特定につながりやすい情報」と比較すると個人の特定に結びつきづらいような疎な入力情報(例えば,シルエット,イベントデータ,無線信号波など)を意味しています.
これらのような疎な計測情報から人間の状態を推定する研究,疎な測定情報に基づく推定手法で一般的に遭遇するノイズへの対処,可視光以外のモダリティを使用する際の低い空間分解能に起因する課題,推定結果を視覚化する方法など,多くの重要な技術的課題をはじめとする,以下のようなトピックの論文を広く募集します(これらに限定しません).
・P3データを用いた人間の状態(姿勢,視線,形状など)の推定
・P3データを取得するためのデバイス
・マルチモーダル推定
・P3に基づく人間の状態推定のためのシーン推定
・信頼性の高いP3推定手法(ノイズを考慮した推定手法など)
・ロバスト推定手法
・データ合成
・P3データに基づく人間の状態推定のための可視化やMR/ARアプリケーション
■ スケジュール
投稿期限:2024年7月17日(23:59 AoE)
採録通知:2024年8月12日
カメラレディ投稿期限:2024年8月26日
投稿された論文は,シングルブラインドの査読を経て,ISMAR2024 adjunct proceedingsとしてIEEE Xploreに掲載されます.
皆様の投稿・ご参加をお待ちしております.質問等がございましたらお気軽に五十川(
mariko....@keio.jp)までご連絡ください.
-- Mariko Isogawa, Ph.D.
Associate Professor
Keio University, Department of information and Computer Science