《福島県教育委員会メールマガジン》
■■■ うつくしま教育通信Vol.183 2019.8.20 ■■■
発行:福島県教育委員会
https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/edu/
★★目次★★
◇リレーエッセイ
教育次長 加藤 知道(かとう ともみち)
◇日々の思い
平成30年度文部科学大臣表彰 教育者表彰
前福島県立安積高等学校長 渡辺 昇(わたなべ のぼる)
福利課長 長根 由里子(ながね ゆりこ)
◇学校自慢コーナー
平田村立ひらた清風中学校
福島県立福島明成高等学校
◇こんにちは!各所館です 福島県教育センター
◇図書館アラカルト
◇お知らせ
◇編集後記
教育総務課長 高瀬 智美(たかせ ともみ)
◆リレーエッセイ◆
「令和元年の夏」
教育次長 加藤 知道(かとう ともみち)
昭和36年生まれの私は3歳の時に東京オリンピックを迎え、開会式での聖火ランナーの真似をして喜んでいたそうです(もちろん記憶にはありませんが)。高度成長期のまっただ中で、勉強の目的は良い学校に進み良い会社に入ること、そうすれば幸せな人生を送ることができる、そう思われていた時代でした。
教員になりたいと思って地元の福島大学に進学した私は、大学1年生の夏に南福島にある製造工場で1ヶ月間のアルバイトをしました。期間前半は荷物運搬などの力仕事が中心でしたが、後半は製造ラインに入り、ひたすら部品や機械と向き合う毎日でした。1分間に1台の割合で3~5個の作業をして次の人に送り、1日に400台くらい製品を完成させます。作業に集中しているうちに意識が朦朧としてきて、間違えた作業をして次の人に送り、怒られたことも何度かありました。製造の職場でも人間関係が大切であるとは思いますが、「機械に向き合うより、人との関係の中で生きたい」と再確認した経験であり、学校以外の社会と関わった第一歩だったような気がします。
教員になって最初に勤めた学校では、「この学校で務まれば県内どの学校でも大丈夫だ!」と言われましたが、それは生徒指導のことを指していました。若い先生方も多く、生徒と格闘するような毎日を過ごしながら、職場での人間関係や教員と生徒の関係の基礎を学びました。次に勤めた進学校では、難関大学に進学するような生徒も多く、教科指導力という意味で、随分生徒や先生方に鍛えられました。授業中に教員を試すような質問が飛ぶときもあり、何度冷や汗をかいたかわかりません。また、大切なことは「ごまかさないこと」であることも学びました。教科の質問や進路に関する相談等、時間がかかっても自分の言葉できちんと応えることが、生徒や保護者に対する誠意であることを実感する毎日でした。その頃の生徒の中に、今も印象に残るK君がいます。K君は、授業中は腕組みをしながら、ノートもとらず、最前列でこちらをじっと見ているだけです。多分K君の頭の中には教科書の内容はすべて織り込み済みだったのでしょう。授業をしている身としてはちょっと口惜しいので、教科書に無い内容をさりげなく取り上げてみます。そんなときだけ、「おっ!」という顔をしてノートに何事かを書き込み、納得をしてまた腕組みをする、自分で解決してまたいつもの日常に戻る、といった感じでした。内職をするでも無く、居眠りをするでも無く、じっとこちらを見ていることが授業時間中のK君の誠意だったのだと思います。
あれから35年程の月日が流れ、教え子たちは50歳代から20歳代まで広がり、社会の様々な場面で活躍しています。学校を取り巻く環境も社会も大きく変わって、皆が同じ方向を向いて突き進む時代ではなくなり、学校や行政に求められる事柄も多岐にわたるようになりました。教育行政に関わる身としてどう応えていけば良いのか、これまで大切にしてきたことをどう活かせるのか、そんなことを考えながらこの夏を過ごしています。
◆日々の思い◆
「昨日の自分を超えて行け」
平成30年度文部科学大臣表彰 教育者表彰
前安積高等学校長 渡辺 昇(わたなべ のぼる)
在職中、生徒には常々「自分の夢に向かって挑戦しよう」と話してきた。そう言ってきた手前、退職後は今までやれなかったことに挑戦しなくてはとの気持ちから、早速4月にスポーツジムとテニスクラブに入会した。ここ何年も運動不足を感じ、体を鍛えたいという思いがあったからである。
毎日、午前中はスポーツで汗を流し、午後は読書、家の片付け、庭仕事を日課とした矢先のことだった。4月中旬の朝、家の片付けをしていた時、突然ぎっくり腰に襲われた。どうも張り切りすぎたようである。口ではしばらくのんびりするよと言いながら、気持ちの面ではまだ退職したことを受け入れられずにいたのかもしれない。何もしないでいることに落ち着かず、何かしなくてはという気持ちが心のどこかにあったのだと思う。整形外科で診察を受け、痛み止めの薬をもらいおとなしくしていたが、なかなか改善されない。知人の勧めで接骨院に行ってみると、先生からは、「長年のデスクワークで体のバランスが崩れていて、腰やひざに体の歪みがでている。体が硬くなっている」との話があった。5月の連休を挟み、しばらく通院したおかげで、1か月後には腰の具合も少しずつ良くなってきた。また、先生からはむしろ腰を動かしたほうが良いとの助言もあり、通院と並行して、ジム通い、テニスを再開することにした。
さて、スポーツジム、テニスクラブに行って思うことは、高齢者の方が多いということである。ジムでは、知り合いの70代の元高校長から「ここにくるにはまだ早いよ」と言われ、テニスクラブでは、「若い人が入ってきてよかった」と喜ばれた。60歳の私が「若い人」と呼ばれるとなんとも気恥ずかしいものであるが。実際、テニスクラブでは70代の人も多いし、80歳を超えた方もいて、しかも皆さんテニスが上手なのである。ゲームをしても熟練の技を発揮し、ボールをつなぐし、いいコースをついてくる。そして、こちらがつい強打しミスを連発しているうちにいつのまにかゲームに負けているのである。
今、人生100年の時代と言われている。確かに、80歳になっても元気にテニスをしたり、ジムで汗を流している方々を見ると、そういう時代が近づいていることを実感する。これからの第二の人生を充実したものにするためにも目標をもって生活していくことが大切だと感じている。
「昨日の自分を超えて行け」。教育誌に紹介されていたある教育関係者の言葉である。年齢とともに現状を維持するのもままならない、ましてや成長なんてと思っていたが、この言葉に勇気をいただいた。これからも日々新たな気持ちで、昨日の自分を少しでも超えた自分に挑戦する、その志だけは持ち続けたいと思っている。教職員の皆様、忙しい毎日かと思いますが、働き方改革が進められている中、どうぞ、健康に留意されて、福島の子どもたちのためにご活躍ください。
※渡辺 昇先生は、平成30年度教育者表彰(文部科学大臣表彰)を受賞されました。
「歌舞伎鑑賞」
福利課長 長根 由里子(ながね ゆりこ)
先月のこと、某お茶メーカーの懸賞に当たったという友人に誘われて、久しぶりに、歌舞伎を見ることになった。交通費は自腹だが、自分では買わないであろう良席に、公演パンフレットとお弁当(もちろん、お茶も付いていました。)、イヤホンガイドの割引券、更にお土産まで付いて、至れり尽くせりの観劇であった。
歌舞伎座の7月大歌舞伎の昼の部は、古典から新歌舞伎まで短編4幕の仕立てであるが、目玉は、なんといっても、歌舞伎十八番の「外郎売(ういろううり)」。今ではすっかりお菓子の名前であるが、元来は、喉に効き、口も滑らかになるという妙薬である「外郎」の由来や効能を6歳の堀越勸玄(かんげん)君が、長々と早口で言い立てるのが、一番の見せ場である。6歳にして、今や、日本一客を呼べる歌舞伎役者ともいわれる勸玄君であるが、就学前の子どもには理解しがたいであろうと思われる江戸言葉の4分にも及ぶ長台詞を満場の観客に向かって、見事に言い立て、客席からは万雷の拍手がわき上がった。
思えば、母親の小林麻央さんが、乳がんのため、34歳の若さで亡くなって、2年である。亡くなる直前まで、ブログで、闘病の様子や家族に寄せる思いを発信し続け、将来の市川團十郎として、日本歌舞伎界を背負って立つという、とてつもない重責を担わなくてはならないであろう幼い息子のことを案じつつ亡くなった。そのようなわけで、おそらく、私も含めて、日本中の沢山の中高年女性が、母親のような気持ちで、その成長を見守っていると思うが、末頼もしい限りの出来映えであった。
ちなみに、夜の部は、勸玄君の父親である市川海老蔵さんが13役を努める「星合世十三團(ほしあわせじゅうさんだん)~義経千本桜~」である。途中休憩時間はあるものの、昼の2幕に続いて、夜も出ずっぱりでは、身体への負担も大きかったのか、体調を崩されて、歌舞伎公演としては珍しく、数日間の休演となってしまった。13役もこなせる代役を立てられなかったためであるが、壮年とはいえ、やはり、働き過ぎは禁物かと思う。
長かった夏休みも、まもなく終わりであるが、学期中は、登校指導に始まって、授業、掃除指導、給食指導・・と、日々13役くらいをこなしていらっしゃる先生方には、普段より、ゆっくりとした時間を過ごして、英気を養っていただくとともに、日頃はなかなか時間が取れない精密検査なども、是非、この機会に受診いただき、来る2学期に備えていただければと思う。
◆学校自慢コーナー◆
このコーナーでは、各学校の特色ある取組をご紹介しています。詳しい内容を県教育委員会Webサイトに掲載していますので、ご覧ください。
○「未来に向かって力強く前進する生徒 ~『さあ始めよう』を合言葉に~ 」
平田村立ひらた清風中学校
ひらた清風中学校は、平成28年4月に蓬田中学校と小平中学校が統合して誕生しました。校歌に「さあ始めよう わたしたち…」のフレーズがあり、新しい自分探し、新しい学校づくりに取り組み、4年目を迎えました。今年度、生徒会活動では「Increase ~次の舞台へ~」をスローガンに掲げ、一人一人の活躍の場を大切にし、よりよい校風や伝統を築いていこうと生徒・教職員が力を合わせて取り組んでいます。
・平田村立ひらた清風中学校の学校自慢Webサイト
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https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/70012a/t-kentyul.html
・平田村立ひらた清風中学校のWebサイト
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https://hirata.fcs.ed.jp/%E3%81%B2%E3%82%89%E3%81%9F%E6%B8%85%E9%A2%A8%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A1
○「地域に感謝! ~地域の皆さんに支えられ~ 」
県立福島明成高等学校
福島明成高等学校は今年、創立123年を迎えます。県内の農業高校では老舗といえると思います。これまで、地域の方に愛され、支えられながら食料の生産から流通までを学習し、地域にその成果を発信し続けてきています。
その一つに農業クラブがあります。農業高校生である私たち生徒全員がクラブ員として参加活動しているのが農業クラブです。生物生産科、生物工学科、環境土木科、食品科学科、生産情報科の5学科がそれぞれ特色ある取り組みを積極的に行っています。
・県立福島明成高等学校の学校自慢Webサイト
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https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/70012a/k-kenpokul.html
・県立福島明成高等学校のWebサイト
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http://www.fukushimameisei-h.fks.ed.jp/
○「学校自慢コーナー」では、県内の公立小・中・高・特別支援学校の学校自慢を募集しています。詳しくは、Webサイトをご覧ください。
「学校自慢コーナー」
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https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/edu/appeall.html
「学校自慢コーナー応募の流れ」
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https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/310322.pdf
教育総務課 電話024-521-7759
◆こんにちは!各所館です◆
このコーナーでは、県教育委員会が所管する各教育事務所及び各センターの取組をご紹介しています。
◎『福島県教育センター』編
福島県教育センターでは、「校長及び教員としての資質の向上に関する指標」を踏まえて「福島県公立学校教職員現職教育計画」を基に、体系的かつ効果的な研修を実施しています。研修体系においては、初任者研修を起点として、教職の全期間を通じて適切な時期に基本研修・職能研修・専門研修を実施し、教職員の資質や指導力の向上に努めております。
さらに、当センターでは、昨年度末に理科棟や宿泊棟の耐震工事等が無事終了し、本年度よりリニューアルされた施設で各研修を実施しています。特に理科棟や宿泊棟では、人感センサー付き照明、自動洗浄トイレが導入され、快適さがアップしました。また、宿泊室はカーペット敷き、さらに、ベッドの周りにはカーテンが施され、プライベートが確保されるようになりました。
研修受講者の感想には、
「二日間お世話になりました。私たちのためにこのような中身の濃い研修を用意していただきありがとうございました。食事も美味しく、施設もきれいで快適に過ごせました。」(小学校教頭)
「教頭職を実践していくうえで大変有意義な研修でした。15年ぶりの泊付きのセンター研修、宿泊棟が立派になっていて驚きました。最終日の昼食のソースカツ丼おいしかったです。」(中学校教頭)
など、運営側としてうれしい感想がありました。
また、平成30年9月にWebサイトをリニューアルしました。より見やすく、使いやすく、親しみやすいWebサイトを目指して、デザインやメニュー構成を一新し、スマートフォンやタブレットへの対応も行いました。今後も県内の教職員等多くの皆様にご利用いただけるWebサイト作りを目指し、内容のさらなる充実を図り、より活用しやすい情報提供を行ってまいりますので、よろしくお願い申し上げます。研修に関すること、学校支援に関すること、教育相談に関することなど、多彩な情報を掲載しておりますので、是非ご活用ください。なお、出前講座講師派遣問い合わせ、研修講座受講後アンケート、宿泊研修における夕食の変更、教育研究発表会参加登録等はWebサイトのフォームからの受付になっております。
最後になりますが、11月28日(木)に行う「福島県教育研究発表会」では、福島県内の公立学校教員の優れた研究成果を共有するとともに、発表を通して県内各園・各学校の実践の交流を図りたいと考えています。主な発表内容は以下のとおりです。案内につきましては、10月上旬に教育センターWebサイトへ掲載予定ですので、是非ご覧ください。
<福島県教育研究発表会>
1 校種共通研究発表
2 小学校研究発表
3 中学校研究発表
4 高等学校研究発表
5 教育センター研究発表
昨年度より河川拡幅工事が行われており、駐車場スペースが大きく縮小されました。当センター敷地内の駐車台数には限りがあるため、乗り合わせや公共交通機関の利用にご協力ください。ご理解ご協力をお願いいたします。
・福島県教育センターWebサイト
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https://center.fcs.ed.jp/
◆図書館アラカルト◆
福島県立図書館では、昨年度からTwitterの公式アカウントを開設し、試験運用を行っておりましたが、今年度から本格稼働になりました。アイコンは県立図書館の愛されキャラクター、ふくろうの「ごろすけ」です。イベント情報や、図書館の展示情報、図書館の日常など様々なお知らせを随時更新しています。Twitterでしか見えない図書館の情報を発信します。
皆さんもぜひフォローをして、県立図書館の最新情報をゲットしてください!
アカウント:fukushima_p_lib
<おすすめの1冊>
「クマのプーさん原作と原画の世界」アンマリー・ビルクロウ、エマ・ロウズ 著/阿部公子 日本語版監修/富原まさ江 訳 玄光社 2019
今年の2月~6月にかけて、東京の「Bunkamuraザ・ミュージアム」と大坂の「あべのハルカス美術館」にて、「クマのプーさん展」が開催されました。画家E.H.シェパードの原画所蔵数が世界最大規模のイギリスのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)からの鉛筆素描画を始め200点以上の作品が展示されました。この本には、その展示作品を含め、作者A.A.ミルンと画家E.H.シェパードによってクマのプーさんはどのように生み出されたのか、また二人の家族についての物語など創作の裏側についても細かく記されています。また、プーさんやその仲間たちのモデルとなった人形なども写真で掲載されています。世界中で愛され続けているクマのプーさんの物語をより深く味わうことのできる一冊です。この夏、童心に戻って百町森の世界へ思いを巡らせてみてはいかがでしょうか。
・県立図書館 電話024-535-3220
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https://www.library.fks.ed.jp/
◆お知らせ◆
夏の夜空を彩る打ち上げ花火大会を鑑賞してきました。花火には、日本人ならではの繊細な技術や感覚があらわれており、今もなお、発展しながら継承されている伝統文化に魅了されました。
さて、ここからはお知らせのコーナーです。
○【イベント】令和元年度 ふくしまの未来をひらく読書の力プロジェクト
情報発信プロジェクト「第5回ビブリオバトル福島県大会」
あなたの1票でチャンプ本が決まります!
大会に参加する観戦者を募集します。
日時 11月9日(土曜日)10時40分~16時30分
場所 福島県立図書館(福島市森合字西養山1)
料金 無料
内容
県内の中学生、高校生が、お薦めの本を紹介し合います。
紹介を聞いた観戦者の投票により、最多票を集めた本が「チャンプ本」となります。
詳しくは、社会教育課のwebサイトをご覧ください。
→
https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/70016a
○【県立博物館】「あにまるず ANIMAL×Zoo―どうぶつの考古学」
会 期 令和元年9月7日(土曜日)~11月17日(日曜日)
開館時間 9時30分~17時
休 館 日 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し、翌日が休館日)
観 覧 料 一般700円(20名様以上の団体560円)、高校生以下無料
内 容
太古の昔から、人は動物の命をもらいながら、憧れや畏れのまなざしも向けてきました。縄文~古墳時代の道具・土や骨で作った動物の形、動物のハニワなど展示品からモノにこめられた意味を考えます。
詳しくは、Webサイトをご覧ください。
→
https://general-museum.fcs.ed.jp/
○【県立美術館】「生誕120年・没後100年 関根正二展」
展覧会は、関根作品約100点、資料約20点、書簡約40点に加え、久米正雄ら文学者や、伊東深水、河野通勢、安井曾太郎、村山槐多ら同時代画家の作品資料約50点をあわせて展示する、過去最大の回顧展です。
会 期 令和元年9月14日(土曜日)~11月10日(日曜日)
開館時間 9時30分~17時
休 館 日 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し、翌日が休館日)
観 覧 料 一般・大学生 1000円(800円)、高校生 500円(400円)、小中学生 300円(200円) ※( )は前売および20名以上の団体料金
内 容
ちょうど100年前の1919年に20歳と2ヵ月で早世した画家、関根正二(1899-1919)。福島県白河生まれの関根は、9歳で東京に移住、16歳で画家デビューし、19歳のときに描いた《信仰の悲しみ》(重要文化財)が二科展で入賞しますが、翌年スペイン風邪で急逝しました。対象を刻み込む卓越した素描力と、朱や青緑色の鮮烈な色彩による神秘性を漂わせた作品群は、今なおわれわれの心をとらえて離しません。
詳しくは、Webサイトをご覧ください。
→
https://art-museum.fcs.ed.jp/
□■□編集後記□■□
今回もメルマガを最後まで読んでいただきありがとうございました。夏休みも終わり、いよいよ2学期が始まりますね。皆さんの夏休みはいかがだったでしょうか。私は、若い力のたくましさをたくさん感じた夏休みでした。
まず、毎年開催している「『県庁に みんなの声を 届けよう!』プロジェクト」。小学生に福島県の未来について考えてもらい、県庁に政策提言をしてもらうイベントです。今年のテーマは「オリンピック・パラリンピックとふくしま」。オリンピック・パラリンピックをきっかけにして「スポーツ」、「おもてなし」、「バリアフリー」、「未来」のそれぞれのテーマで、政策を考えてもらい、自分たちの言葉で考えを伝えてもらいました。ほぼ全員が初対面なのに短時間で打ち解けあって、グループで、みずみずしい感性を働かせた提案をたくさんしてくれました。そして、そのような初対面の人たちと協力することが楽しかったと言ってくれました。
それから、大学等と浜通りを中心とする市町村が連携して取り組んでいる「大学等の『復興知』を活用した福島イノベーション・コースト構想促進事業」の取組状況を発表しあう「福島復興学ワークショップ」。大学教授、大学生がそれぞれの取組状況を発表してくれたのですが、ある東京の農業大学の学生は、自分たちの取組の一番の成果は、当初何も知らなかったその町を自分たちが好きになり、その町のお米のおいしさを多くの人に知ってもらいたいと思うようになったこと、と言っていました。また、ある関西の大学の学生は、もっとその町をよくしたいと思い、来年から、その町で働くことにしたそうです。
初めての人たちと打ち解けあって新しいアイディアを生み出したり、新しい土地に飛び込んで、その土地を好きになって新しい活動を始めたり、そんなエネルギッシュな若い力をたくさん感じた夏休みでした。
今回は学校外の活動も含めて紹介させていただきましたが、学校でも、子供たちに、多様な他者と協働しながら未来を創造していくために必要な力(もちろん、創造性等だけではなく、その基盤となる知識等も含めて)を一人一人に育むことを目指しています。夏休みに学校から離れて、有意義な体験をした子、思いっきり遊んだ子、たくさん勉強した子、ちょっと休憩した子、いろいろな子がいると思いますが、2学期の学校生活でもそれぞれの子供たちの若い力を伸ばし、可能性を広げていくことができるよう、県教育委員会は学校とともに努力していきます。
教育総務課長 高瀬 智美(たかせ ともみ)
■このメールについて■
・お問い合わせは、福島県教育庁教育総務課へお願いします。
電話024-521-7759
メールアドレス
k.ko...@pref.fukushima.lg.jp
・このメールの再配信はご遠慮ください。
■□■躍動!「チームふくしま」 編集・発行 福島県教育委員会■□■