うつくしま教育通信 Vol.226

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教育庁教育総務課代表

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Mar 19, 2023, 10:49:34 PM3/19/23
to うつくしま教育通信

 《福島県教育委員会メールマガジン》

■■■ うつくしま教育通信Vol.226 2023.3.20 ■■■
発行:福島県教育委員会 https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/edu/

★★目次★★
◇リレーエッセイ
 県教育委員会委員 浅川 なおみ(あさかわ なおみ)
◇日々の思い
 健康教育課長 佐藤 隆宏(さとう たかひろ)
◇読者投稿欄「みんなの学舎」
◇学校自慢コーナー
 白河市立白河第五小学校
 白河市立白河中央中学校
 福島県立だて支援学校
◇こんにちは!各所館です 相双教育事務所
◇図書館アラカルト
◇お知らせ
◇編集後記
 教育総務課長 堀家 健一(ほりいえ けんいち)


◆リレーエッセイ◆

 「世の中の変遷と私の人生」
 県教育委員会委員 浅川 なおみ(あさかわ なおみ)

 教育委員として8年、この3月に卒業を迎える。皆さまにお世話になったのは言うまでもないが、世の中の変遷には驚く。
 TVが4K、8Kの時代を迎え、映像は実像以上に綺麗に観える。あのような色彩は人間の目で観えるものなのだろうか。この色彩が当たり前のものとして認識をするこれから育つ子供の視覚は、私たちのものとは違って認識するのだろうか。
 また、「音のVR」という言葉を聞いたことがあるだろうか。再生アプリを携帯にダウンロードしておけば、「音のVR」で録ってある音源の場合、自分の聴きたいパートをズームするとその聴きたいパートの音は大きく聴こえ、他のパートは弱く聴こえるというものだ。今の時代において、練習には便利なアプリだ。
 本物の映像や音と、デジタルやVRとの違いを脳ではどのように捉えるのか。若い年代の脳がどう受け止めるのか。スーッと現実と虚構(VR)の世界を別物として、当たり前に捉える脳になるのか知りたいところだ。
 さて、音楽を聴いて感動する心、私にとって良い音や心地よい音を聴き分けることができる耳を持てたことは、かけがえのない財産である。子供の頃の私は、外で飛び回っていたり、お友達の家を転々と遊び回っている子供だった。決して自分から音楽を求めるような子供ではなかった。ではなぜ今の私があるのかと改めて考えてみると、様々な「環境」要因が大きな影響を与えていたことに気がついた。家では全く練習しなかったが、小1からピアノ教室に行かされ、内心「周りで誰もやっている人がいないのに、なんで私はこんなことするの?遊んでいた方が楽しいのに」と思いながら、仕方なく続けていたピアノ。物心がついた時に気づいたら、小5から合唱をやり、中学ではブラスバンドもやり、音楽とは切っても切れない学校生活になっていた。親はきっと心の中でほくそ笑んでいたに違いない。その後、大金がかかるのも知らずに。
 今でもそうだが、音大受験には、大学の先生の所にレッスンに通うのが一般的だ。私もご多分に漏れず、高2から第1志望の大学の先生の所にホームレッスンに通った。高3の時は滑り止めの大学を教育科にしたので、ピアノと声楽の先生に師事した。高3の時には3人の先生のレッスンを受けるため、新幹線のない時代にもかかわらず、東京まで通った。運良くピアノ科に合格したので、第2志望の大学は受けず、大学生活に必要なピアノを買ってもらうことにした。
 入学金やその他、今の音大とはちょうど一桁違い。親はピアノを習わせていたことにどんなにか失敗だったと思っていたに違いない。口には出さなかったが。
 技術は追いつくことが困難かもしれないが、知識は誰よりも身に付けることが可能だと悟った。このように音楽に携わっていたからこそできた市民歌を始め、文化交流館の建設や、文化団体との関わり。振り返ってみると、親の布石だったように思える。現在の私があるのは、親が子を世の中に出すための無条件の愛かと思う。
 自分で切り開く環境、知らずに与えられた環境。千差万別ある環境の中でどれを選ぶか、本人も気づかないうちについてくるものなのかもしれない、と今までの人生を振り返ると思う今日この頃だ。
 今後も親に感謝して、楽しく音楽に関わる人生を送りたい。


◆日々の思い◆

 「職場における『チームワーク』」
 健康教育課長 佐藤 隆宏(さとう たかひろ)

 チームワークがうまく機能すると、個人では実現できない多くのメリットを生み出すことができます。
 一方、チームワークが悪く、コミュニケーションが少ないと、お互いの意思疎通が十分にできません。そのため、ちょっとした言葉や態度、行動などが相手に誤解され、メンバー間の関係が悪くなりモチベーションが低下してしまいます。
 チームメンバーはそれぞれ長所や短所があり、スキルや能力にも違いがあります。そのため、個人で業務にあたるとなると、どうしても「得手不得手」という偏りができてしまい、成果に結びつけることが難しくなります。
 しかし、チームがうまく機能しているならば、メンバーがお互いの短所を相互補完することができます。それぞれ違ったスキル、異なる得意分野を持つメンバーが集まれば、限られた時間内で多様な作業に対応することができ、生産性も高めることができます。その結果、個人では成し遂げられない大きな成果を得ることができると思います。
 考え方や価値観、発想の仕方などは、人それぞれ異なります。こうした違いは、チーム内に良い刺激を与えてくれます。
 「三人寄れば文殊の知恵」ということわざがありますが、自分とは違う経験、違う価値観、違う発想を持つメンバーが集まると、自分一人では思いも寄らないアイデアが浮かんでくることがあります。そして、それをベースにしてさらに発想を広げ、実現可能なすばらしいプランへと育てていくこともできるはずです。
 このような、背景が異なるメンバー同士の相互作用は、チームワークの大きなメリットといえるでしょう。それは、チームに成果をもたらすだけでなく、それぞれのメンバーに刺激と気づきを与え、成長の可能性を広げることでもあるからです。
 チームワークは、チーム内でのサポートやフォローを重ね、メンバー間では常に活発なコミュニケーションをとっておくことが重要になります。
 お互い気軽に話し合える環境があれば意見や相談もしやすくなり、それが、エラーやミスのカバーにつながり、大きな成果へと導いてくれると思います。


◆みんなの学舎◆
 今回は、令和3年度 ふくしまを十七字で奏でよう絆ふれあい支援事業 優秀賞作品をご紹介します。
 ※学校名、学年は、受賞時(令和3年度)のものです。

【絆部門】
絵手紙で 会えない祖母と 会話する  いわき市立中央台南中学校1年 清水晶子(孫)
喜寿祝う 孫の絵手紙 宝物  菅野レイ子(祖母)

【ふるさと部門】
震災を 明日へとつなぐ みらい館  いわき市立豊間中学校2年 山廼邉響(子)
語り部の その一言が 胸に沁み  山廼邉直人(父)


◆学校自慢コーナー◆
 このコーナーでは、各学校の特色ある取組をご紹介しています。詳しい内容を県教育委員会Webサイトに掲載していますので、ご覧ください。

○「夢をかなえる力の育成~確かな学力、思いやりの心、健康・安全~」
 白河市立白河第五小学校
 本校児童197名の自慢は、元気のよいあいさつと学年の区別なく仲の良いところです。あいさつは、3つの“あ”運動「挨拶・返事、安全、後始末」の1つであり、これは保護者や地域の自慢でもあります。卒業を前にした6年生が、伝統としていつまでも続けて欲しいと願っています。また、児童の仲の良さは、親の代から続いている伝統でもあります。新たな自慢作りとして、取り組んでいるのが、生きて働く力を高めるための「読書力の育成」と、心身ともに健康な体づくりに必要な「運動や外遊びの推進」です。
・白河市立白河第五小学校の学校自慢Webサイト
https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/70012a/s-kennanl.html
・白河市立白河第五小学校のWebサイト
https://shirakawa.fcs.ed.jp/%E7%99%BD%E6%B2%B3%E7%AC%AC%E4%BA%94%E5%B0%8F%E5%AD%A6%E6%A0%A1

○「『なりたい自分になる』」
 白河市立白河中央中学校
 本校のキャリア教育の目標は、一人一人の社会的・職業的自立に向け、様々な活動を通して必要な基盤となる能力や態度を身につけようとする生徒を育成することです。1年生の高校調べや職業調べを2年生の職場体験(コロナ禍のため職業講話)等の社会体験活動につなげ、最終学年(3年生)で「なりたい自分になる」ための適切な進路選択とその実現を目指します。
・白河市立白河中央中学校の学校自慢Webサイト
https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/70012a/t-kennanl.html
・白河市立白河中央中学校のWebサイト
https://shirakawa.fcs.ed.jp/%E7%99%BD%E6%B2%B3%E4%B8%AD%E5%A4%AE%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A1

○「笑顔あふれる学校にしよう!」
 福島県立だて支援学校
 だて支援学校は、令和4年4月に創立された新しい学校です。伊達市の保原町にあり、近くには、市役所、警察署、消防署などの公共機関や、野球場、サッカー場のスポーツ施設が入った大泉公園など充実した環境が整っています。新しい校舎に私たちはきらきらと目を輝かせながら学習に励んでいます。
・福島県立だて支援学校の学校自慢Webサイト
https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/70012a/k-kenpokul.html
・福島県立だて支援学校のWebサイト
https://date-sh.fcs.ed.jp/


◆こんにちは!各所館です◆
 このコーナーでは、県教育委員会が所管する各教育事務所及び各センターの取組をご紹介しています。

◎『相双教育事務所』編
 東日本大震災及び原子力発電所の事故発生から12年。域内12市町村それぞれが多くの困難を乗り越え、未来を創る子どもたちのために魅力ある教育活動を展開しています。
 相双教育事務所では、令和4年度相双教育アピール「新しい学びのかたちを相双から」を基本理念とし、学校、家庭、地域が連携を図りながら、子ども一人一人が「夢中」になれる学びの実現を目指しています。

〔総務社会教育課の取組より〕
【「ビブリオバトル浜通り地区予選会」について】
 今年度の総務社会教育課では、学校、家庭、地域、行政、関係機関等との「つながり」で、子どもたちを育む社会教育事業を推進することを目指し、事業を実施しました。
 重点事業として、相双域内において初めての「ビブリオバトル浜通り地区予選会」を開催しました。「相双域内の高校生にもビブリオバトルを広めたい」「相双で、やってよかったと思える大会にしたい」という思いで、多様な主体との連携・協働により大会を開催することができました。特に、大会開催に向けて、以下の取組を行いました。
・域内高等学校の校長先生をはじめ学校司書等への事業説明
・ビブリオバトル浜通り地区予選会参加者、観戦者募集ポスターによる広報
・読書活動ボランティア団体等への事業説明と観戦者募集
・市立図書館司書への事業説明(市内小中学校司書への広報)
・市立図書館との連携によるビブリオバトル発表本の展示
・行政区長会への広報 等
 このように、私たち事務所が多様な主体とつながり、目的を共有化することで、よりよい事業を実施することができると思います。今後も、当事務所が学校、家庭、地域、行政等と「つながり」、「広がる」ことで、相双域内の社会教育事業を推進して参ります。

〔学校教育課の取組より〕
【「『深い学び』を具現する授業デザイン例」について】
 学校教育課では、「主体的・対話的で深い学び」の視点からの授業改善に向けて、授業展開の一例などを示した「主体的・対話的で深い学びの授業改善に向けたポイント」と「『深い学び』を具現する授業デザイン例」を令和2年度から作成しています。
 各教科等の見方・考え方を働かせた子どもの姿や「深い学び」を実現するための教師の仕掛け・発問等を示しており、域内の先生方の日々の授業づくりや要請訪問での指導の際に活用しています。令和4年度もさらに追加しますので、ぜひご覧ください。

「深い学び」を具現する授業デザイン例(2023年3月下旬更新予定)
 内容(今年度追加分)
 00_「『深い学び』を実現する授業デザイン例」について
 01_国語(小)
 02_社会(小)
 03_数学
 04_理科(小)
 05_図画工作
 06_保健体育
 07_外国語(英語・中)

 詳しくは相双教育事務所Webサイトをご覧ください。
https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/70610a/

【「避難地域12市町村における少人数教育に対応した教授法に関する教員研修」について】
 平成30年度から、被災した地域(避難地域12市町村)における学校教育の学習指導上の課題解決に向けて、少人数教育のよさを生かした授業展開の工夫や魅力ある教育課程の改善を図るための研修を実施しています。
 令和4年度は、9月27日に双葉郡浪江町で下記のとおり実施しました。
・震災遺構「浪江町立請戸小学校」の見学
・浪江町立なみえ創成小・中学校での授業公開
・講演「少人数教育の魅力とは」(北海道教育大学釧路校 教授 川前あゆみ様)
・ラウンドテーブル「少人数教育におけるカリキュラム及び指導の工夫」
 小・中、義務教育学校の教員をはじめ、教育関係者が88名参加し、現状をプラスに捉え、カリキュラムや指導方法を工夫する意義について議論を重ねていました。今後も域内の子どもたちのために、多くの先生方と共に高め合う機会を大切にしたいと思います。


◆図書館アラカルト◆
○探究学習に役立つ、インターネットで利用可能な統計情報サイトについて(ご案内)
 近年、探究学習など学校で統計データを利用する場面が増えており、当館へも問い合わせをいただいています。そこで、インターネットで利用できる統計情報サイトをご紹介します。

《国内の統計を探す》
(1)e-stat 政府統計の情報窓口(総務省統計局)
https://www.e-stat.go.jp/
 総務省統計局の提供する、統計情報のポータルサイトです。膨大な統計データが集積されています。初めて使うときは、下記「日本統計年鑑」などの冊子体統計書や、このサイト内の「統計データFAQ」などで必要なデータのある統計名を特定してからアクセスすることをおすすめします。

(2)日本統計年鑑(総務省統計局)
https://www.stat.go.jp/data/nenkan/index1.html
 国内の政府主要統計をまとめた資料です。分野別に分かれているため、各分野でどんな統計があるのかを把握するのに適しています。

《福島県内の統計を探す》
(3)福島県統計年鑑(福島県企画調整部統計課)
https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/11045b/15838.html
 明治時代から毎年発行されている、福島県の最も基本的な統計書です。日本統計年鑑と同じく、分野ごとに統計データを探すことができます。

(4)一目でわかる福島県の指標(福島県企画調整部統計課)
https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/11045b/15840.html
 上記「福島県統計年鑑」などに掲載されている各種統計データを、「図書館数(人口10万人当たり)」など項目別に1ページでわかりやすくまとめたものです。全国順位・近年の変遷など福島県の現状が一目で分かるようになっています。

《そのほかの統計を探す》
(5)リサーチナビ 統計の調べ方:基礎編(国立国会図書館)
https://rnavi.ndl.go.jp/jp/guides/theme_honbun_102849.html
 統計に関する様々な調べ方をまとめている国立国会図書館の調べ方案内です。基礎編のほか、応用編、長期統計などもあります。

 当館では各種統計書や統計データの扱い方など、統計に関する様々な資料を所蔵しています。お探しの資料や気になることがありましたら、県立図書館までお問い合わせ下さい。
・県立図書館 電話024-535-3220
https://www.library.fcs.ed.jp/

<おすすめの1冊>
『読書と言語能力 言葉の「用法」がもたらす学習効果』猪原 敬介/著 京都大学学術出版会 2016年
 近年県の『学びの変革推進プラン』におけるリーディングスキルテストを活用した事業など、「読解力」に着目した取組が多く行われています。「読解力」を含む児童・生徒の言語能力を向上させる手段として読書は古くから注目されており、様々な実践が行われてきました。この本は、そうした読書活動が言語能力、特に語彙力を伸ばすのか?という点を明らかにした研究をまとめたものです。第1章では、そもそもどうすれば「読書」や「言語能力」を測定できるのか、過去に行われてきた研究をわかりやすくまとめており、読書と言語能力をめぐる議論の概要が分かります。教育の中での読書活動の意義を考えるうえで、ぜひ読んでおきたい一冊です。


◆お知らせ◆
 カレンダーを見ていて、ふと「もう3月も終わり!?」と愕然としました。最近「時間の経つのが早い」と感じますが、皆さんは時間の流れを早いと感じますか?それとも遅く感じますか?県立高校の場合、3月は1日の卒業式に始まり、入試、終業式、オリエンテーション、と行事が日々立て込んでいて、時間の経つのはあっという間。ちなみに時間が経つのが早いと感じる方、「ジャネーの法則」が理由の一つらしいです。また一説には、「大人になると新しい経験が減るため時間の流れを早いと感じ、一日一日が新しい経験や体験に溢れている子どもは時間が経つのが長く感じる」とか。ともあれ、時間の流れを早く感じるか感じないかにかかわらず、新しいものに出会うチャンスを自ら引き寄せながら、充実した時間を過ごしていきたいものですね。
 さて、ここからはお知らせのコーナーです。

○【教育総務課】福島県教育委員会公式note「福島県学びの情報プラットフォーム」開設のお知らせ
 福島県教育委員会では、第7次福島県総合教育計画の実現をめざし、教育関係者・児童生徒・保護者・学びを支える地域社会と思いを共有するため、子どもたちを支える応援団となる情報を発信し、「学びの変革」と「学校の在り方の変革」を推進する目的から、令和5年3月7日から公式noteサイト「福島県学びの情報プラットフォーム」を開設いたしました。
 福島県の教育に興味・関心のある方、福島の子どもたちの学びを支えたいという思いをお持ちの方など、ぜひ本サイトをご覧ください。
https://fukushimapref-edu.note.jp/

※次回から、福島県教育委員会メールマガジン「うつくしま教育通信」の配信は、上記の福島県教育委員会公式noteサイトの「メールマガジンふくしま教育通信」での掲載へと変更になります。当面は、ご登録いただいているメールアドレスに、「メールマガジンふくしま教育通信」の更新をお知らせさせていただきます。
 また「学校自慢コーナー」についても、同公式noteサイトの「子どもたちが輝くふくしまの学校」での掲載となります。
 これまで、こちらのメールマガジンをご愛顧いただきまして、本当にありがとうございました。今後はぜひ福島県教育委員会公式noteサイトをご覧ください。

○【教員採用試験の一次案内(義務教育課、高校教育課、特別支援教育課)】
 令和6年度福島県公立学校教員採用候補者選考試験の一次案内を公表しました。
 ぜひ、福島県の教員として、力を発揮してみませんか。
 詳しくは、福島県教育委員会Webページ「令和6年度福島県公立学校教員採用候補者選考試験第一次案内」をご覧ください。
https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/557591.pdf

○【県立美術館】企画展「美をつくし-大阪市立美術館コレクション」のご案内
会期 令和5年3月21日(火曜日)~5月21日(日曜日)
時間 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
観覧料 一般1,300円、高校・大学生1,000円、小・中学生400円
休館日 毎週月曜日
内容
 大阪市立美術館は、昭和11年に日本で三番目の公立美術館として開館しました。その収蔵品は、主に大阪の財閥によるコレクションを核として集積されたものです。現在、大阪市立美術館は大規模改修工事を行っていますが、その間、コレクションの名品が全国で紹介されることになりました。
 中国の青銅器、仏像、中国絵画の阿部コレクション、山口コレクションをはじめ、上村松園の代表作「晩秋」などの日本画の名品や、精巧な根付(ねつけ)や櫛簪(くしかんざし)などの幕末のカザール・コレクションなど、多彩な内容となっています。ぜひお越しください。

※ご来館の際は感染症対策にご協力ください。体調に不安がある場合はご来館をご遠慮ください。
※詳しくは、県立美術館Webサイトをご覧ください。
https://art-museum.fcs.ed.jp/

○【県立博物館】テーマ展のお知らせ
(1)テーマ展「よみがえる会津大塚山古墳」について
会期 令和5年4月1日(土曜日)~9月3日(日曜日)
時間 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
常設展観覧料 大人・大学生280円、高校生以下無料
 ※企画展観覧券で常設展(テーマ展・ポイント展の展示会場を含む)もご覧いただけます(会期中に1回)。
休館日 毎週月曜日(6月以降の休館日は県立博物館のHPでご確認ください)
内容
 会津大塚山古墳は、会津若松市にある国史跡です。本展では、東北地方で唯一の「三角縁神獣鏡」をはじめ、会津大塚山古墳の豊富な出土遺物が一堂に並びます。日本古代史上でも重要な会津大塚山古墳とはどんな古墳なのか、約1700年前の会津にいた王者とは何者かそのナゾに迫ります。ぜひお越しください。

(2)テーマ展「美しき刃たち会津編」について
会期 令和5年2月25日(土曜日)~4月2日(日曜日)
時間 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
常設展観覧料 大人・大学生280円、高校生以下無料
 ※企画展観覧券で常設展(テーマ展・ポイント展の展示会場を含む)もご覧いただけます(会期中に1回)。
休館日 毎週月曜日、3月22日(水曜日)
内容
 テーマ展として4回目となる今回の「美しき刃たち」は、会津の刀匠の刀剣が大集合。戊辰戦争の際に、群馬に来た会津藩士から故あって譲られたと伝わる、三善長道の刀(個人所蔵)をはじめ、新選組副長の土方歳三が愛用したことでも有名な古川兼定の刀剣も展示。その他、近年寄贈され、今回初披露となる道辰の刀がならびます。県内でも抜きん出て刀匠を多数輩出した会津の魅力を、たっぷりとご覧ください。

(3)テーマ展「写真資料から見える会津の風景~小滝清次郎民俗写真~」について
会期 令和4年11月1日(火曜日)~令和5年4月7日(金曜日)※閉幕日を延期しました。
時間 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
常設展観覧料 大人・大学生280円、高校生以下無料
 ※企画展観覧券でご覧頂けます(企画展の会期中に1回)。
休館日 毎週月曜日、3月22日(水曜日)
内容
 小滝清次郎さんが、昭和20~50年代にかけて撮影した写真を展示しています。廃村となった集落の風景や、かつて奥会津で当たり前に見られた手仕事や行事など、現代では失われつつある暮らしの一瞬一瞬を切り取っています。

※ご来館の際は感染症対策にご協力ください。体調に不安がある場合はご来館をご遠慮ください。
※詳しくは、県立博物館Webサイトをご覧ください。
※年間パスポート(2,000円)を販売しています。
 購入から1年間、県立博物館主催の企画展や常設展(テーマ展・ポイント展の展示会場を含む)を何回でもご覧いただけます。ご使用は氏名欄にご署名されたご本人に限ります。
https://general-museum.fcs.ed.jp/


□■□編集後記□■□

 3月になり暖かい日差しに雪も溶け、春のような日和が続いています。心地よく吹き抜けていく柔らかな風は小さな黄色い粒子たちも同時に運び、私の目と鼻に深刻な症状を引き起こします。身をもって福島の自然の豊かさを味わう今日この頃です。3月13日からはマスク着用は個人の自由な判断に基づくこととなりますが、私個人はもうしばしマスクのお世話になりそうです。
 3月11日を迎え、あの日から12年が経つのかと月日の流れを感じます。今年度は県内30ヶ所の学校現場を訪問するとともに、20市町村の教育長の皆様と意見交換をさせていただきました。実際に各地の状況をうかがうと、地域によって復興・創生の状況や抱えている課題は様々です。一方、複合災害からの復興という大きな課題に対峙する中、福島県の学びは多くの方々に支えられながら未来を担う子どもたちを、強く・たくましく育んできたと改めて実感します。とりわけ、地域や社会の課題を自分事として捉え社会の多様なステークホルダーと連携しつつ課題解決に取り組む子どもたちの姿は大きな希望の光です。学校現場も、そうした地域課題の解決を探究学習として子どもたちの成長のための学びの素材として取り組んでいます。また、NPOや企業、地域の方々など、多くの存在が子どもたちの学びを支え、子どもたちの学びをより豊かで、厚みのあるものにしています。
 しかしながら、学校現場と地域社会、この両者が十分に繋がり切れていない。そこに課題意識がありました。子どもたちの豊かな学びの「今」を広く地域社会の方々にも知ってもらいたい。その姿を知ってもらえば、より多くの協力を学校現場に得られるのではないか。そう考え、3月7日にnote株式会社と福島県教育委員会とで連携協定を結び福島県教育委員会の公式note「福島県学びの情報プラットフォーム」を開設しました。4月からは全県立学校でも公式noteサイトを開設し情報を発信していってもらう予定です。
 noteは(1)画像や動画を用いたデザイン性の高いページ構成が簡易にできる、(2)マガジンと呼ばれる記事のまとまりを作ることで情報を整理集約しつつ一覧性を持って届けることができる、(3)読者が記事に対して「スキ」を押したり、フォロワーとなったりすることで、単に情報を受け取るだけでなく情報を広げる動きが期待できるといったメリットがあります。
 各学校が発信する情報は県教委の公式noteに新着情報として掲載されますので、県内の県立学校の学びの「今」が県教委のnoteサイトを御覧いただければ分かるようになります。今後は、市町村立の学校の取組や地域社会の学びに関する情報も集約していき、県内の学びの「今」と学びを支える地域社会の「志」が共鳴する、学びのプラットフォームに育て上げていきたいと思っています。
 新学習指導要領では「より良い学校教育を通じてより良い社会を創る」として「社会に開かれた教育課程」が標榜されています。今回開設するnoteを県教育委員会全体で活用することで、社会全体で子どもたちの学びを支える「志」を共有し学びを支える応援団を作っていきたいと思いますので、ぜひお手すきの際に覗いてみてください。
 今月も最後までお読みいただきありがとうございました。
 
 福島県教育委員会公式note「福島県学びの情報プラットフォーム」
https://fukushimapref-edu.note.jp/

 教育総務課長 堀家 健一(ほりいえ けんいち)


■このメールについて■

・お問い合わせは、福島県教育庁教育総務課へお願いします。
 電話024-521-7759
 メールアドレスk.ko...@pref.fukushima.lg.jp
・このメールの再配信はご遠慮ください。

■□■ひとつ、ひとつ、実現する ふくしま 編集・発行 福島県教育委員会■□■
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