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シングルの偏重とアルバムの存在意義

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Hirohisa Kuwata

unread,
Oct 27, 1998, 3:00:00 AM10/27/98
to
桑田@あきはばら です。

# おもしろい話ですね。
# fj.rec.musicを追加します。

d96...@toyama-cmt.ac.jp (seto daisuke)wrote in messsage
<70vvtr$m...@clove.toyama-cmt.ac.jp>...

> 音楽の質も落ちてしまうんじゃないかと思いますし、

私はそうは思いません。
シングル3枚同時発売として(1枚に2曲だと)6曲。ミニアルバムを作成
すると考えると、大体同じですよね?
ですから、ただ単に、アルバムという形で出すかシングルという形で出
すかの違いだと私は思います。
「こんなに良い曲がたくさん出来たのだから、アルバムにまとめないで
シングルにしよう」という発想もありますし、ラルクのシングル3枚はど
れも良かったです。

> なんたって懐が痛いでしょうね(切実)。

これは同感。

> 洋楽はアルバムを出した後にシングルが出るのに対し、
> 洋楽はシングルを出した後にアルバムが出ることです。

上の行は洋楽、下の行は邦楽ですよね(^^;

私は洋楽を主に聴くのですが、シングル発売 → アルバム発売というケ
ースの方が多いと感じます。
Blurというバンドの例で言いますと、1stアルバム発売後2年ほど空いて
シングル「PopScene」を発売(1stには未収録)、2ndアルバムはその約半
年後に発売しましたが、「PopScene」は2ndにも未収録なんて事もありま
す。

> それを一人で勝手に結論づけてみました。
> 洋楽はアルバムの曲を何かのテーマで一貫する。
> アルバム一つで1つの作品と観ている。
> それに対し邦楽はアルバムをシングルの集まりとして考える。
> 一曲ごとに何かのテーマを立てて作る。

この意見にも私は異論があるのですが、邦楽の場合はアルバム発売後の
ツアーでは日本国内を回れば良いのですが、洋楽の場合は(そうとも限ら
ないのでしょうが)世界中を回らないといけなくなりますよね。ツアーに
費やす時間が多くなるわけです。

# 丸2年もツアーしているバンドもありますよね。

その間に新曲をシングルで発売するアーティストもいるのでしょうが、
現実問題としては新曲はなかなか発売できないと思います。
そのため、新曲をシングルで3枚発売してアルバムを発売するというよ
うな、邦楽でありがちのサイクルを作るのは無理なのではないかと。

ですから、洋楽の場合はアルバムからのシングルカットが多くなるのだ
と思います。そのため、瀬戸さんは

> 洋楽はアルバムの曲を何かのテーマで一貫する。
> アルバム一つで1つの作品と観ている。

こう思ったのではないかと。

# で、シングルをより売る為にカップリングの曲をアルバム未収
録の曲にする、と。
# この曲はアルバム制作時に録音されているのが当然でしょうか
ら、アルバム制作期間は長くなるわけのだと思います。
# 長すぎるアーティストもいますが(^^;

ですから、

> それを更に深く考えたのが「シングルの偏重」と「アルバムの存在意義」です。
> 今のようにシングルを連発されるとシングルに重点が置かれ、
> #それは昔からあったことだと思うけど・・・・・
> アーティストとして訴える意味が薄れてくるのではないでしょうか。

私はそうは思いません。

--
Hirohisa Kuwata >> kuw...@sic.co.jp

Masanobu Ono

unread,
Oct 27, 1998, 3:00:00 AM10/27/98
to
大野と申します。fj.rec.music.j-pop にサブスクライブしてないので、
ここまでのお話から的外れなことを言っていたら御容赦のほどを。

Hirohisa Kuwata wrote:
>
> 桑田@あきはばら です。
>
> # おもしろい話ですね。
> # fj.rec.musicを追加します。
>
> d96...@toyama-cmt.ac.jp (seto daisuke)wrote in messsage
> <70vvtr$m...@clove.toyama-cmt.ac.jp>...
>
>

> > それを一人で勝手に結論づけてみました。
> > 洋楽はアルバムの曲を何かのテーマで一貫する。
> > アルバム一つで1つの作品と観ている。
> > それに対し邦楽はアルバムをシングルの集まりとして考える。
> > 一曲ごとに何かのテーマを立てて作る。
>
> この意見にも私は異論があるのですが、邦楽の場合はアルバム発売後の
> ツアーでは日本国内を回れば良いのですが、洋楽の場合は(そうとも限ら
> ないのでしょうが)世界中を回らないといけなくなりますよね。ツアーに
> 費やす時間が多くなるわけです。
>

別の観点から考えてみました。

洋楽にしても邦楽にしても、コンセプト主義的作法がリスナーに届きにくい
状況になったと思います。一枚のアルバムの中で起承転結を作っても、どれ
ほど表現として効果があるか。理由は2つあると愚考いたします。

1.聴き手の中で、作り手の物語を再生産する力が弱まった。他者への共感が
2. CD の登場 = A面B面の物理的消失。二部構成の区切りが失われた。

私自身の意見のつもりなのですが、もうすでに色々なところで語られたこと
かもしれません。個人的には2番の事実を残念に思っています。

音づくりのコンセプト主義は、目先を変えるということでよくあるようですが。

それにシングルの集合のようなは必ずしも作法として劣るとは思いません。
長篇小説と短編集の違いとして考えられるのでは。

--
monomonomonomonomonomonomonomonomonomonomonomonomonomonomonomono

Masanobu Ono / 大野雅庸 (m-...@safins.or.jp)

onomonomonomonomonomonomonomonomonomonomonomonomonomonomonomonom

Hirohisa Kuwata

unread,
Oct 30, 1998, 3:00:00 AM10/30/98
to
桑田@あきはばら です。

Masanobu Ono <m-...@safins.or.jp>wrote in messsage
<3635D278...@safins.or.jp>...

>1.聴き手の中で、作り手の物語を再生産する力が弱まった。他者への共感が

途中で切れてしまっていますが、書き途中だったのですか?
すごく気になるんですけど(^^;

>2. CD の登場 = A面B面の物理的消失。二部構成の区切りが失われた。

>個人的には2番の事実を残念に思っています。

これは大きいですよね。A面とB面で趣向が違うアルバムなどもLPの時代
にはありましたが、CDではそれは出来ませんよね。

また、アルバムの中でも一曲目にふさわしい曲というのがありますが、
CDの場合は本当に一曲だけになってしまうのですよね。

# 最後の曲という意味でも言えますよね。

Beatlesのアルバム「アビー・ロード」にメドレーがあり、私はCDでし
か聴いた事がないのですが、「LPの場合はB面に針を落とすとメドレーが
始まったのかなぁ」と思うと少し損をした気分になります。

>長篇小説と短編集の違いとして考えられるのでは。

私は、アルバムは短編集だと捕らえます。おさめられている短編がシリ
ーズものかそうでないかの違いがあるだけだと考えます。
シリーズ物の小説でも、外伝ってありますよね。シリーズの流れを汲ん
ではいるのですが、毛色がちょっと違ったり。
そのような短編を集めたものが「コンセプトアルバム」で、そうでない
ものがいわゆる普通の「アルバム」。
方法としては当然どちらもありですし、どちらかが劣っているというわ
けではないと思います。

--
| ̄ ̄ ̄| # Hirohisa Kuwata .。o ○ 。oO
_|___|_ mailto:kuw...@sic.co.jp(work)
~●●~ ○ mailto:clu...@d1.dion.ne.jp(private)
" ~ .。oO .。oO○

masanobu ono

unread,
Oct 30, 1998, 3:00:00 AM10/30/98
to
大野です。

Hirohisa Kuwata wrote:
>
> 桑田@あきはばら です。
>
> Masanobu Ono <m-...@safins.or.jp>wrote in messsage
> <3635D278...@safins.or.jp>...
>
> >1.聴き手の中で、作り手の物語を再生産する力が弱まった。他者への共感が
>
> 途中で切れてしまっていますが、書き途中だったのですか?
> すごく気になるんですけど(^^;

そうです、すみません。:o( でも気にして頂いて、すごく嬉しいです。

「他者への共感があってこそ、その再生産が可能になる」というような論旨で
進めようとしていたのです。逆に言えば共感が薄れている、ということです。

> >2. CD の登場 = A面B面の物理的消失。二部構成の区切りが失われた。
> >個人的には2番の事実を残念に思っています。
>
> これは大きいですよね。A面とB面で趣向が違うアルバムなどもLPの時代
> にはありましたが、CDではそれは出来ませんよね。
>

短い間奏曲(インストやジングル)を挟んだり、意図的に曲間を長くする、
という手段もあるかと思いますが、どうでしょう。実際やっている人、
いるでしょうか。そして効果が得られているでしょうか。

>
> >長篇小説と短編集の違いとして考えられるのでは。
>
> 私は、アルバムは短編集だと捕らえます。おさめられている短編がシリ
> ーズものかそうでないかの違いがあるだけだと考えます。
> シリーズ物の小説でも、外伝ってありますよね。シリーズの流れを汲ん
> ではいるのですが、毛色がちょっと違ったり。
> そのような短編を集めたものが「コンセプトアルバム」で、そうでない
> ものがいわゆる普通の「アルバム」。
> 方法としては当然どちらもありですし、どちらかが劣っているというわ
> けではないと思います。
>

ピンク・フロイドの"The Wall"や、ルー・リードの"Berlin"を聴いてみて下さい。
連作短編集というよりも、一曲が一章になっている長篇小説の感触を感じられる
と思います。エルビス・コステロの"Juliet Letters" は逆にはっきりと短編集
を意図して作られています。

--
________________________________________________________________________

Masanobu Ono ( mailto:m-...@safins.or.jp )

________________________________________________________________________

masanobu ono

unread,
Oct 31, 1998, 3:00:00 AM10/31/98
to
大野です。

ピンク・フロイドの"The Wall"や、ルー・リードの"Berlin"を聴いてみると、

Sawaki, Takayuki

unread,
Oct 31, 1998, 3:00:00 AM10/31/98
to
Hirohisa Kuwata wrote:
> Beatlesのアルバム「アビー・ロード」にメドレーがあり、私はCDでし
> か聴いた事がないのですが、「LPの場合はB面に針を落とすとメドレーが
> 始まったのかなぁ」と思うと少し損をした気分になります。

 既にご存じのことかもしれませんが、LPのB面1曲目は"Here comes the sun"
ですので、メドレーは最初からというわけではありません。

 Beatlesのネタがでてきたので、私がわからないことをどなたかお教え下さ
い。

 LP版の"Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band"で、東芝EMIから発売されて
いたもの(1976年頃購入、EAS-80558)では、最後の"A day in the life"のあとで
20kHz(数値についてはおぼろげな記憶だけがあります)のキーンという高音
と、それに続くBeatlesのメンバーによる歓声が録音されています。一方、10年
くらい前にごみ捨て場で拾った((^^;)2枚の輸入盤LP(SMAS 2653:レーベル面
には"Capitol"及び"Apple"が印刷されている)にはそのような録音はありませ
ん。CD版ではどのようになっているかはわかりません。

 どうしてこのような違いがあることになったか、経緯のわかる方はいらっしゃ
いませんか?Beatlesに関するweb pageはいくつか見てみたんですが、この点に
ついて解説されているのは見つけられませんでした。宜しくお願いします。
 
  __
 /__\  *************************
/| ○|\ 佐脇 貴幸 (Sawaki, Takayuki) <saw...@gsj.go.jp>
\|■ |/ *************************
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   ̄ ̄

MOCHIDA Shuji

unread,
Nov 2, 1998, 3:00:00 AM11/2/98
to

持田@TPJ です。

> いたもの(1976年頃購入、EAS-80558)では、最後の"A day in the life"のあとで
> 20kHz(数値についてはおぼろげな記憶だけがあります)のキーンという高音

オリジナルは、最後の "がやがや" がレコードの最終溝に入っていて、
"ぷちっ" をはさんで永久に鳴り続けるそうです。
# オートリターンするプレイヤーでは聞けない..
で、マスタテープからスタンパを作る時に、ちょうどそういう具合には
できない(今の技術ならできそうだけど)ので、そうなっているのは
当時のレコードだけだ、と聞いたことがあります。

ちなみに、1980 年前後くらいに買ったピクチャーレコードでは、
1 回ぶんだけ入ってました。ずっと後の CD を聞いた時は、繰り返しで
フェードアウトだったと記憶しています。

> くらい前にごみ捨て場で拾った((^^;)2枚の輸入盤LP(SMAS 2653:レーベル面
> には"Capitol"及び"Apple"が印刷されている)にはそのような録音はありませ

フルマニュアルのプレーヤにかけると、入ってたりしませんか?

--
(株)テクノプロジェクト SI 部金融システム課 持田 修司
phone: 0852-32-1141 moc...@tpj.co.jp
-- Do not crack your dream. Be MI by NetBSD --

Hisahiro Satoh

unread,
Nov 2, 1998, 3:00:00 AM11/2/98
to

佐藤ともうしますです。

<363ABA...@gsj.go.jp>の記事において
saw...@gsj.go.jpさんは書きました。

>>  LP版の"Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band"で、東芝EMIから発売されて

>> いたもの(1976年頃購入、EAS-80558)では、最後の"A day in the life"のあとで
>> 20kHz(数値についてはおぼろげな記憶だけがあります)のキーンという高音

>> と、それに続くBeatlesのメンバーによる歓声が録音されています。一方、10年


>> くらい前にごみ捨て場で拾った((^^;)2枚の輸入盤LP(SMAS 2653:レーベル面
>> には"Capitol"及び"Apple"が印刷されている)にはそのような録音はありませ

>> ん。CD版ではどのようになっているかはわかりません。

Sgt. Pepper's の最後のやつですよね。
私が初めて購入した LP(1981年購入 東芝 EAS-80558)には入っていませんで
した。EAS-80558 もプレスされた年代によって仕様が違うのでしょうか。

もともと英国パーロフォン盤には
1.) 「キーン」という高い音が本溝+送り溝。
2.) メンバーの訳わからんしゃべりが一番内側のエンドレス溝。
に入っていました。

ところが米国キャピトル盤にはこれがなかったとのことです。
米国ではこの後「レアリティーズ(米国盤)」に収録され初めて日の目を見た
そうです。
#ちなみに米国盤はジャケットもちょっと違いましたね。
#ジャケットの上下に白い空白部分があって。
#あれはなんだったんでしょう?

で日本盤はオデオンレーベルのころは、上記 1.) 2.) とも本溝に刻み込まれ
ていました(レコード番号失念)。とくに 2.) は繰り返し無しの 1 回のみで
した。
日本盤 CD ( Odeon レーベル) は最後の 2.) が繰り返されながらフェイドア
ウトしています。今のパーロフォンレーベルになってからは購入していないの
でわかりません。

>>  どうしてこのような違いがあることになったか、経緯のわかる方はいらっしゃ
>> いませんか?Beatlesに関するweb pageはいくつか見てみたんですが、この点に
>> ついて解説されているのは見つけられませんでした。宜しくお願いします。

どうしてでしょうね。
私も知りたいです。

--
qsa...@roland.co.jp Hisahiro Satoh
Professional Audio Project Dept.
Phone: 053-437-3190 Takaoka Factory, Roland Corporation,
FAX : 053-438-9544 Hamamatsu, Japan

Sawaki, Takayuki

unread,
Nov 2, 1998, 3:00:00 AM11/2/98
to
佐脇@つくばです。情報どうも有り難うございます。

MOCHIDA Shuji wrote:
> オリジナルは、最後の "がやがや" がレコードの最終溝に入っていて、
> "ぷちっ" をはさんで永久に鳴り続けるそうです。

 そうなんですか。言われてみれば、なんかそんな話を聞いたような気がしてき
ました。

> ちなみに、1980 年前後くらいに買ったピクチャーレコードでは、
> 1 回ぶんだけ入ってました。

 元記事で書き忘れましたが、件の東芝EMIのLPでも最終溝の前に1回分だけ入
っています。

>ずっと後の CD を聞いた時は、繰り返しで
>フェードアウトだったと記憶しています。

 わかりました。

> フルマニュアルのプレーヤにかけると、入ってたりしませんか?

 私の持っているのはフルマニュアルなんですが、入っていませんでした。

Sawaki, Takayuki

unread,
Nov 2, 1998, 3:00:00 AM11/2/98
to
佐脇@つくばです。情報どうも有り難うございます。

Hisahiro Satoh wrote:
> 私が初めて購入した LP(1981年購入 東芝 EAS-80558)には入っていませんで
> した。EAS-80558 もプレスされた年代によって仕様が違うのでしょうか。

 既に読まれているかもしれませんが、持田@TPJさんからの情報
(Message-ID:<4nr9vmd...@sfkms1.net.tpj.co.jp>)だと、1980年のピクチ
ャーレコードでは入っていたとのことです。

> #ちなみに米国盤はジャケットもちょっと違いましたね。
> #ジャケットの上下に白い空白部分があって。
> #あれはなんだったんでしょう?

 これは知りませんでした。何かまずいものでも写っていたんでしょうかね?

> で日本盤はオデオンレーベルのころは、上記 1.) 2.) とも本溝に刻み込まれ
> ていました(レコード番号失念)。とくに 2.) は繰り返し無しの 1 回のみで
> した。

 この点は、私の持っているEAS-80558と同じです。

 時代によって、また会社によって、いろいろなバージョンがあるんですね。謎
がまた一段と深まってしまいました。

Sawaki, Takayuki

unread,
Nov 3, 1998, 3:00:00 AM11/3/98
to
自己フォローです。

Sawaki, Takayuki wrote:
> > #ちなみに米国盤はジャケットもちょっと違いましたね。
> > #ジャケットの上下に白い空白部分があって。
> > #あれはなんだったんでしょう?
>
>  これは知りませんでした。何かまずいものでも写っていたんでしょうかね?

 家でもう一度見ましたら、件の輸入盤(USA版)には確かに空白がありました。
印刷費をけちったのかもしれませんね。

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