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(中学と)高校の数学の良い教材

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yoimondai

未読、
2003/09/03 6:42:342003/09/03
To:
野口悠紀雄著「超勉強法」
って読者を完全になめていますよね。

中学入試の数論関係の問題は中学高校生に与えてもおもしろい問題があります。
学者がふつうの中学高校生向けの数論の本を書いてくれるとよいでしょうね。
やさしくて、系統だっていて、しかも正確な本
NHKみてるかなぁ。

"ぷらとん" <ZAP1...@nifty.ne.jp> wrote in message
news:9n8g1l$6ia$1...@news522.nifty.com...
> アルベルト湯川著 「超」勉強法「超」批判 は、講談社のベストセラー 野口
>  悠紀雄著「超勉強法」に対して、真正面から批判した本なのだそうです。読者層

>  しては、日本全国の高校生、中学生、小学生(英語が間もなく小学校から教えら

>  るようになる)及びその父兄の方々、一般社会人で「生涯学習」を志している
>  方々、特に英語または第二外国語を本格的に身に付けたいと考えておられる
方々、
>  また高校、中学、小学校で教職に就かれている先生方、文部省および各都道府県

>  教育委員会の方々、外国語、経済学に関しては大学の教授、助教授、助手、大学
>  院生、大学生の方々までをも想定しているそうです。
> 両方の本を読み比べてみると何かの参考になるかもしれません。

IIJIMA Hiromitsu

未読、
2003/09/06 2:38:212003/09/06
To:
いいじまです。

Followup-to: fj.education.math に絞ります。

> 野口悠紀雄著「超勉強法」
> って読者を完全になめていますよね。

そうですか?
異論反論はありますけど、われわれが「正論」だと思っているものに対するひと
つのアンチテーゼだと思っています。数学教育や教育心理学関係の学会などでも
大きな論争があったと聞いています。

一緒に叩かれていたのが、そのものずばり『数学は暗記だ』という著書を出した
和田秀樹氏で、それに対して東大の大島先生あたりが反論して、お互いの主張点
を比べてみると……なんだ、中身は大して変わらないじゃん、ということになっ
たと記憶しています。(これはきちんと経過を追っていないのですが)。

> 学者がふつうの中学高校生向けの数論の本を書いてくれるとよいでしょうね。
> やさしくて、系統だっていて、しかも正確な本

ん~、「系統だっていて」「正確」ということと「やさし」いということは、
よほど注意深くやらないと両立しないと思うんですよ。で、私が納得できるレベ
ルで成功している例は、私は知らないです。

理論屋さんに書かせると、系統性、正確性、例外的な事態に対する細かな言明、
といったことでごまかしたくないので、どうしても小難しくなる。

逆に、やさしく書こうとすると、正確性に関してはある程度まで省かざるを得な
くなる。私は数学屋ではないので数学の話はできないのですが、たとえばC言語
でいうと、最初の段階では、細かいことを省いて「printf を使うときには
#include<stdio.h> を書け」とか、「float 型は使用禁止、必ず double を使う
こと、実は double のほうが速い」とか教えておいて、あとから理由を説明して
いくことになります。そうしないと、実際にプログラムが書けるようになる前に
挫折してしまうから。

で、系統性に関しては、最初に定義なり公理なりを厳密に証明しようとすると、
その段階では学習者の頭の中には具体例が入っていないので、わかりにくいんで
す。人間の頭というものは、公理から演繹を繰り返して結論を得るよりは、具体
例から帰納的に考えることのほうが得意なようにできているんですよ。だから、
ある程度の具体例が揃った段階で系統的な話を持ってくるようにすると、すでに
頭の中にある具体例に当てはめて話の筋が追えるから納得できるし、そうなった
ら演繹的に具体例を増やすことができるので有益なんですが。

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飯嶋 浩光 / でるもんた・いいじま http://www.ht.sakura.ne.jp/~delmonta/
IIJIMA Hiromitsu, aka Delmonta mailto:delm...@ht.sakura.ne.jp

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ありがとうございました。Windows 関連のグループは今後も引き続き再編の議論
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yoimondai

未読、
2003/09/06 18:27:202003/09/06
To:
Yoimondaiです。

> 野口悠紀雄著「超勉強法」
> って読者を完全になめていますよね。

こんなもの買って読むやつには、こんなこと言っておけばいいだろう
という姿勢がありありとしているように思いました。

一方、和田秀樹氏の、『数学は暗記だ』という本は、
エー、と思って読んでみたら、私が「理解」だと思っていることも
含めた広い意味の「暗記」であり、これなら、そうともいえるなあ
という気がしました。
タイトルは「暗記なら得意なんだけど」という人向けの客引き効果
をねらっているのでまあいいのじゃないかと思えました。
学ぶはマネぶなんだという面は確かにありますし、

小学生に
「何円の何割は□円です。」
という問題は 「の」はかける、「は」はイコールにしてごらん。
何円×0.*=□
と教えると、意味がわからないのに答えが出せる。
成績がドンと上がって、自信がついて意味までわかるようになってし
まった。という例があります。
最初、仲間は邪道だといっていましたが今ではみんなまねをしています。


> > 野口悠紀雄著「超勉強法」
> > って読者を完全になめていますよね。
>
> そうですか?
> 異論反論はありますけど、われわれが「正論」だと思っているものに対するひと
> つのアンチテーゼだと思っています。数学教育や教育心理学関係の学会などでも
> 大きな論争があったと聞いています。
>
> 一緒に叩かれていたのが、そのものずばり『数学は暗記だ』という著書を出した
> 和田秀樹氏で、それに対して東大の大島先生あたりが反論して、お互いの主張点
> を比べてみると……なんだ、中身は大して変わらないじゃん、ということになっ
> たと記憶しています。(これはきちんと経過を追っていないのですが)。

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そうですか。じゃあ、素人が書いて学者にチェックしてもらえばよいでしょうかね。
中学入試問題を系統立てて並べ、ジグゾウパズルを編むようにして、数論を述べる。
子供は、単に入試問題演習だと思って解いているうちに、理解が関連付けられて
いつのまにか数論の入り口に入っている。
というような本ができるといいなあと思っていますが。

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