ラガマフィンはどんなカラーも認められるため、
現在のカラーの分類は大まかだが、
2003年の一年間のラガマフィンのカラーごとの登録数は以下のとおり。
最初の数字は雄のプレフィックス(9800は雄のソリッド、9801が雌のソリッド)、
カラーの後の数字が登録数(先が雄、後が雌)である。
9800 Ragamuffin Solid 02 03
9830 Ragamuffin Shaded 00 01
9832 Ragamuffin Shaded-White 00 02
9834 Ragamuffin Smoke 01 00
9844 Ragamuffin Tabby 06 02
9846 Ragamuffin Parti-Color 00 01
9870 Ragamuffin Pointed 07 05
9880 Ragamuffin Solid-White 06 06
9882 Ragamuffin Tabby-White 09 08
9884 Ragamuffin Patched Tabby-White 00 04
9886 Ragamuffin Smoke-White 00 00
9888 Ragamuffin Parti-Color-White 00 07
9890 Ragamuffin Point-White 11 19
9896 Ragamuffin Domestic Outcross 00 00
9898 Ragamuffin AOV 00 00
ラグドールのカラーごとの登録数は以下のとおり。
なお、最後の2つの数字はこれまでの登録総数(先が雄、後が雌)である。
0420 Ragdoll Lynx Mitted 12 23 34 82
0422 Ragdoll Lynx Point 09 12 29 50
0424 Ragdoll Lynx Point-White 13 27 52 68
0426 Ragdoll Lynx Poin-White Van 00 00 00 00
0430 Ragdoll Other Mitted Colors 06 13 21 37
0432 Ragdoll Other Point Colors 03 02 08 21
0434 Ragdoll Other Point-White 08 22 21 45
0436 Ragdoll Other Point-White Van 00 00 00 02
0440 Ragdoll Shaded Mitted 00 00 00 00
0442 Ragdoll Shaded Point 00 00 00 00
0444 Ragdoll Shaded Point-White 00 00 01 00
0446 Ragdoll Shaded Point-White Van 00 00 00 00
0450 Ragdoll Smoke Mitted 00 00 00 00
0452 Ragdoll Smoke Point 00 00 00 00
0454 Ragdoll Smoke Point-White 00 00 00 01
0456 Ragdoll Smoke Point-White Van 00 00 00 00
0460 Ragdoll Chocolate Mitted 00 02 09 21
0462 Ragdoll Seal Mitted 65 94 461 635
0464 Ragdoll Lilac Mitted 00 00 32 41
0466 Ragdoll Blue Mitted 59 62 331 462
0470 Ragdoll Chocolate Point 00 01 17 32
0472 Ragdoll Seal Point 11 31 237 327
0474 Ragdoll Lilac Point 02 01 30 51
0476 Ragdoll Blue Point 24 23 186 230
0480 Ragdoll Chocolate Point-White 00 00 20 40
0482 Ragdoll Seal Point-White 97 17 490 578
0484 Ragdoll Lilac Point-White 00 04 42 69
0486 Ragdoll Blue Point-White 104 16 444 503
0490 Ragdoll Chocolate Point-White Van 00 00 00 00
0492 Ragdoll Seal Point-White Van 01 00 02 05
0494 Ragdoll Lilac Point-White Van 00 00 00 00
0496 Ragdoll Blue Point-White Van 01 00 02 03
以上である。
2003年の登録数の集計は、
ラガマフィンは雄42頭・雌58頭、計100頭。
リター数と総キツン数は発表されていないので、
ほとんどが成猫の単独登録と考えられる。
一年目としては100頭という数字はまずまずであろう。
ラグドールは雄415頭・雌350頭、計765頭。
リター数は433、総キツン数は1865頭。
生まれた子の4割が登録されている。
さて、そもそも、ラガマフィンはラグドールとの「ブリード名」で争って負けた方のグループの
猫のブリード名であって、もともとラグドールと同じブリードであったことは
以前述べたとおりである。
スタンダードも似通ったもので、どう違うのかがわかりにくい。
問題の一つは、CFAではラグドールはバイカラーパターンしかチャンピオンシップに認められておらず、
ポインティドやミッティドは登録しかできないのに、
ラガマフィンはチャンピオンクラスに上がってきた時に、どんなカラーもOKになるだろうということである。
2003年登録のラガマフィンのうち、ポインティドが12頭、ポイントアンドホワイトが30頭、
ポイントアンドホワイトの中の半数がミッティドパターンと推定すると、
ラガマフィンの約三割はラグドールのポインティドやミッティドと
ほとんど区別が付かないのではないかと思われる。
この矛盾をどのように解決するのであろうか。
例えば、ラグドールのポインティドの猫の登録をごまかして、
ラガマフィンのポインティドとして登録してしまうことは十分あり得るだろう。
その場合、ショーに出陳されてもおそらく区別は付かないであろうから、
ばれることはないであろう。
このような素朴な疑問にどのように対処するのであろうか。
--
March Hare <marc...@credo.jp>
> 問題の一つは、CFAではラグドールはバイカラーパターンしかチャンピオンシップに認められておらず、
> ポインティドやミッティドは登録しかできないのに、
> ラガマフィンはチャンピオンクラスに上がってきた時に、どんなカラーもOKになるだろうということである。
> 2003年登録のラガマフィンのうち、ポインティドが12頭、ポイントアンドホワイトが30頭、
> ポイントアンドホワイトの中の半数がミッティドパターンと推定すると、
> ラガマフィンの約三割はラグドールのポインティドやミッティドと
> ほとんど区別が付かないのではないかと思われる。
> この矛盾をどのように解決するのであろうか。
さて、この度、この2月に行われたCFAのボードミーティングのが議事録が
Cat Fanciers' Almanac 最新号(April/May)に掲載された。
その議事録によると、ラガマフィンは、
チャンピオンシップに上げる際にはミンクとポインティドは受け入れない方針にする
ということである。
もはや言うまでもないが、ラグドールとの混乱を避けるためであろう。
CFA自らがラグドールとラガマフィンは同じブリードであることを
認めたようなものである。
馬鹿げたことだ。
昨年度の登録総数100頭のうち、ポイントカラーは実に42頭なのである。
4割以上の猫をチャンピオンシップから除外する?
馬鹿も休み休み言って欲しいのだが、
それよりもこの際、ラグドールとラガマフィンの統合を考えた方が
よほど建設的である。
このような馬鹿げた決定は、ラグドールとラガマフィンのブリーダーの
恒常的な対立を生み出すだけであろう。
もともと同じブリードであったラグドールとラガマフィンが人間のエゴにより引き裂かれ、
多くの猫がチャンピオンシップから除外されるという愚を何と考えているのだろう。
自分達の利権ばかり考えるブリーダーによりブリードが引き裂かれる猫の悲劇を考えてみて欲しい。
猫に責任はない。
--
March Hare <marc...@credo.jp>