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T積

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柳楽盛男

未読、
2004/04/08 14:01:262004/04/08
To:
こんにちは。
エルミートなスカラー場Φ(x)のT積が
T(Φ(x)Φ(y)) = Φ(x)Φ(y), x_0 > y_0のとき
       = Φ(y)Φ(x), y_0 > x_0のとき
と定義されるのに対して、フェルミオンA,BのT積が
T(A(x)B(y)) = A(x)B(y), x_0 > y_0のとき
      = -B(y)A(x), y_0 > x_0のとき
と負号がつくのはなぜでしょう?
また荷電スカラーやベクトル場ではどうなっているのでしょうか?
2次のS行列を計算するときにT(H_int(x) H_int(y))が出て来ますが
例えばH_int(x) = ig ψ~_A (x) γ_5 ψ_B(x) Φ(x)
+ ig ψ~_B (x) γ_5 ψ_A(x) Φ(x)
のようにフェルミオンとスカラー場の積のT積はどう計算するのでしょうか?
T積の定義について一般的な決まりはあるのでしょうか?

柳楽@生物系

TOSHI

未読、
2004/04/09 20:11:342004/04/09
To:

"柳楽盛男" <nag...@d5.dion.ne.jp> wrote in message
news:40759376...@d5.dion.ne.jp...

 これは、単なる「定義」ですよ。。こう定義しておけばLSZの還元公式が成立
します。。フェルミオンではこの定義でグリーン関数になります。

フェルミオン場はグロスマン代数 に従います。ボソン場とのT積では負号はつ
きませんが、異なる場の間でのT積では、負号をつけてもつけなくても同じ結果
になると思います。そこで普通はつけないでいいと思います。

またカイラルガンマがあろうとなかろうと、フェルミオンの双一次形式はボソン場
になりますので、ボソンのT積です。正しいS行列が得られるように符号をつけれ
ばいいと思いますよ。。。


TOSHI

柳楽盛男

未読、
2004/04/13 14:06:302004/04/13
To:
柳楽です。

>  これは、単なる「定義」ですよ。。こう定義しておけばLSZの還元公式が成立
> します。。フェルミオンではこの定義でグリーン関数になります。

LSZの還元公式がいかなるものか、これから調べてみますが結果があうように
定義をすればよいということですね。

> フェルミオン場はグロスマン代数 に従います。ボソン場とのT積では負号はつ
> きませんが、異なる場の間でのT積では、負号をつけてもつけなくても同じ結果
> になると思います。そこで普通はつけないでいいと思います。

T((ig ψ~_A (x) γ_5 ψ_B(x) Φ(x))(ig ψ~_A (y) γ_5 ψ_B(y) Φ(y)))
=(ig ψ~_A (x) γ_5 ψ_B(x) Φ(x))(ig ψ~_A (y) γ_5 ψ_B(y) Φ(y)),
x_0 > y_0のとき
(ig ψ~_A (y) γ_5 ψ_B(y) Φ(y))(ig ψ~_A (x) γ_5 ψ_B(x) Φ(x)),
y_0 > x_0のとき
あたりでしょうか?

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