自由主義に付いて。民主主義が国家からの制約と言う観点から人民が主体性をもつこ
と、即ち個人の尊厳確保を意図したものであるのと同様に、人民に自由をを認めるこ
と、即ち人民が自由を得ることで人民の尊厳を確保をうたう主義であると言いうる。
思想表現の自由、職業選択の自由(経済活動の自由)等々は全て個人の尊厳確保と結
びつくものである。ただし、わたくし自身は「所有の自由」はこの理屈に沿ったもの
かには個人的エゴはともかくとして考え方としては疑問をもっている。特に「相続の
自由」と言う観点から所有の自由を見た場合はそれは「尊厳」と関係あるのかどう
か。
ここで少し問題を進めよう。「平等」主義の登場である。単純に考えても分かるとお
り自由主義を押し進めれば進めるほど平等ではなくなる。このようなことは自由が唱
えられ始める時点で既に明らかであったであろう。にも拘らず、バスチーユ牢獄崩壊
に発端を成したフランス革命においては「博愛」とか「平等」とかが高らかにに歌わ
れた。わたくしは、この時点での「平等」は単に革命遂行上有利になると言う目論見
からの政治的プロパガンダの役割しかもたず、現実的な、従って法律上の実効性ある
文句とはなかなかなりえなかったのではないかと疑っている。問題となれば精々「立
場の可能性」はみんなに平等に与えられている、とかいう純粋に形式的平等で応じた
に過ぎなかったのではないか。尤も、真の自由による尊厳確保は平等性が欠ければ質
が落ちるとは考えたかもしれない。ただこれだって形式的平等の域を出るものではな
かったであろう。
思うに、イギリスで始まった市民革命もフランス革命も、既に多く語られている通り
当時の「市民」のための革命であった。ここのニュースグループに登場する皆さんの
ような方々は眼中になく、あえて言うならば皆さんの場合は当時で言えば「奴隷」で
あったろう。「市民」とは既にある程度の地位を持つ資本家とか僧侶あるいは高級教
育者や政治家等々であった。なるほどこのような「市民」にとってであれば「民主主
義」も「自由主義」もかなり筋の通った考え方であった。しかし、残念ながら皆さん
のような「奴隷」には当てはまらない。なお、社会主義国家あるいは人民民主主義国
家にも基本的に以上の「民主主義」や「自由主義」の説明は当てはまらない。そこで
は鼻っから「自由」を制約してでも「平等」を確保することを意図している。尊厳確
保の方法は袂を分かつことになる。
イラクの問題の一端に触れよう。以上述べたように「民主主義」や「自由主義」は当
時の「市民」に妥当するものであって、皆さんのような「奴隷」には妥当しないもの
であるとすれば、これまで語られてきたこれらの主義を歌うことの正当性判断を一旦
はストップさせ、むしろ疑い、改めて考え直すことが重要ではないのか。この時、現
在のイラク国民の態度に学ぶことはないのか。イラク国民は「市民」のための民主化
など価値あるものとは思っていないのである。このことはイラクではスンニ派やシー
ア派やクルド人など「市民」にとっていい考えであるか否かなどというような観点か
らモノを見ようとはしていないことにも現れている。おそらく彼らにとっては宗教的
観点からのものが最も価値ある判断なのであろう。
一般に西洋に始まった「民主主義」や「自由主義」に強烈にアンチテーゼを投げかけ
るものは宗教的自由ではないかと思う。従ってマルクスの理論なんかもこれによって
早晩駆逐される筈のものであった。このことも知らずに、しかも自分のことを省みる
ことのない「奴隷」然とした日本人如きがイラク関係者によるテロ反対とか軽軽しく
叫ぶことは大恥を晒すことではないのか。特に君たち「奴隷」が叫ぶとすればそれは
糞(クソ)同然である。懸命な日本人ならば黙って見守ることが最も筋の通った態度
である。日本がテロに遭うといけないから関わらない、とする態度は趣を異にするが
しかし、結果的には同じ態度であり馬鹿恥を晒すことよりは遥かに優れている。
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おいらはMac@Individual.NET
ぼくが中学生だった頃、やたら結果平等にこだわる先生がいたのを思い出した。
いや、ね、ただそれだけです。
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大島 敬行 oos...@janis.or.jp
よかったら見てね 「りんごの観察記録」
http://www.janis.or.jp/users/ooshima/
くだらない投稿はやめてください。
それはどっかの保育園。
中学の時にいた先生の話。
生徒の間で貧富の差があるのは宜しくないと言う事で、何から何まで統一したモノを
持たせようと主張、特に、カバンの他に持つバッグを新たに制定しようとしていた。
この意見が通ってしまい、スポーツバッグ(今はそうは言わないか?)は禁止されて、
学校指定の物を使用するようになった。
その先生、過去の卒業アルバムをひもとくと、数年にわたって同じ服装。
まったくもってすごいジジィだったよ。
生徒からは超不評な人物だったのは言うまでもない。