ラストサムライを観てきました。
これはハリウッド製の架空の物語だから
時代考証は気にしないようにしようと心掛
けたのですが、あまりに突飛な考証と
サムライスピリッツの上っ面をなぞっただけ
の展開がなかなか理解できず前半部は
とまどってしまいました。
が、しかし。後半のアクションはよかった
ですね。充分に前半部の突飛さを打ち消す
面白さです。
というわけで、総合評価としては面白かった
と思います。
ネタバレ(?)
たしかに深読みして、「ソルジャーブルー」だの、
イラク(戦争)問題と同じ図式だのと言おうと
思えば言えるけど、そんな深い映画じゃありま
せんよ。素直なアクションと友情の映画でしょ。
だって掘り下げが甘いもん。
そのアクションは、なかなかよかったと思い
ますよ。「グローリー」や黒澤の「影武者」や
「乱」を彷彿させる絵作りなど、なかなか見せて
くれます。
それと福本清三さん、カッコよかったです。
東映のご定年、おめでとうございます。だけど、
これからも、ますます磨きにかかった斬られ役を
期待しております。
「沈黙の侍」が一言だけを発し斬られるときには
思わず涙がこぼれそうになってしまいました。
この場面にいちばんサムライスピリッツを感じて
しまいましたよ。
"miyahara" さん wrote in message news:bsv01k$2n3m$1...@nntp.tiki.ne.jp...
> これはハリウッド製の架空の物語だから
> 時代考証は気にしないようにしようと心掛
> けたのですが、あまりに突飛な考証と
> サムライスピリッツの上っ面をなぞっただけ
> の展開がなかなか理解できず前半部は
> とまどってしまいました。
> が、しかし。後半のアクションはよかった
> ですね。充分に前半部の突飛さを打ち消す
> 面白さです。
> というわけで、総合評価としては面白かった
> と思います。
>
概ね同意見でございます。
> ネタバレ(?)
>
>
>
>
> たしかに深読みして、「ソルジャーブルー」だの、
> イラク(戦争)問題と同じ図式だのと言おうと
> 思えば言えるけど、そんな深い映画じゃありま
> せんよ。素直なアクションと友情の映画でしょ。
> だって掘り下げが甘いもん。
>
「ダンス・ウィズ・ウルブス」の焼き直し説も出てますね。
> そのアクションは、なかなかよかったと思い
> ますよ。「グローリー」や黒澤の「影武者」や
> 「乱」を彷彿させる絵作りなど、なかなか見せて
> くれます。
>
同感ですと言うか、日本映画にこそやって欲しかったことなので
大変な悔しさを感じました。もっと頑張れ!日本映画!!
> それと福本清三さん、カッコよかったです。
> 東映のご定年、おめでとうございます。だけど、
> これからも、ますます磨きにかかった斬られ役を
> 期待しております。
> 「沈黙の侍」が一言だけを発し斬られるときには
> 思わず涙がこぼれそうになってしまいました。
> この場面にいちばんサムライスピリッツを感じて
> しまいましたよ。
>
福本さんに助演男優賞をあげて欲しいですね。
借金返済への必死の力演を繰り広げた渡辺謙はどちらかと
言うと主演に見えましたから。
# しかし、ほんとトムさんって死ぬ役嫌いなんですねぇ…
# 武士道とは死ぬこととみつけたり…なんだから
# こう言う映画では死んだ方が徳なのに。
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In article <Zc6%b.623$8h.3...@news1.rdc1.ky.home.ne.jp>, Lionsboy <lion...@jcom.home.ne.jp> writes
> 時代考証がデタラメなのはアメリカ映画ということを考慮し、割り引いて考える
> としても、あまり良くできているとは思えない。
あれは「マカロニウエスタン」の日本版と考えるべきでしょう。
アメリカ人から見た「日本のちゃんばら」なわけですね。
> そもそも、明治政府に軍事教官として招かれたトム・クルーズ君が、勝元(渡辺
> 謙)との戦いに敗れ捕虜となるや、突然勝元側に乗り換えるというのが、奇妙。
> 一体何があったのか、何に感動してそうなったのか、さっぱり分からない。
僕は、そのあたりは、結構丁寧に書かれていたような気がします。
第七騎兵隊の話はそういうものだし。
逆に、落ちぶれたアメリカ人が日本人に技術を教えに来て、別に、
誰に教えるっていう義理を持つ方が変な気がするし...
> はじめ勝元側に捕まり、命を助けられるのは、勝元が外国人に興味を持ったから
> のように見受けられ、それはそれで説明がつくが、その勝元側が政府軍に敗れ、
> トム・クルーズ君がまた敗れた側になったとき、政府側からみれば裏切り外国人
> であるにもかかわらず、何のお咎めもなく堂々と天皇の前に現れるなどというの
> はまったくストーリーとしての合理性がない。
うーん、それはネタバレだけど、最後の合理性のなさにも僕は必然
性を感じました。
本当の日本で、そんなことは起きなかった。起きるはずもない。
そういうことでしょ? この映画のすごいところって、西洋人的な立
場から見た、あこがれの日本に、すごく共感できるところがあって、
しかも、それが「嘘」であることがはっきり書かれているところだ
と思う。
次は忍者物に期待します。
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Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科
確か映画の中で
トム・クルーズ「兵は何人出せる?」
渡辺謙「500だ」
観てる最中に思わず頭の中で暗算が始まっちゃって。
500の内、あわてて百姓町人を足軽みたいのにしても多分
武士は6割の300はいるべえ。武士1人当たりにつき家族3人
付いてくるとして武士階級1200。
人口に対する武士階級の割合ってたしか6・7%だった気が
するから渡辺謙の支配地域の人口1万7千以上。
どう見ても渡辺謙が居た山間の寒村みたいなところ、これ
だけの人口を支配できるようには見えん、をやってしまい
ました。
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みなみ@やっぱミもフタもないかな(^^;