「ウェブログ@ことのは」に「『引用』は無断でやるのが当たり前」
という記事が掲載されています。どこかで似たような指摘を聞いた
ことがあるのですが、fjだったかしら。まあ、こういう記事が、
ウェブに、しかも注目度が高いところに載るのはいいことかも。
http://kotonoha.main.jp/2003/12/12.html
--
阿部圭介(ABE Keisuke)
ko...@mcc.sst.ne.jp (NetNews用)
関心 ・専門分野 :
新聞学(ジャーナリズム、メディア、コミュニケーション)
> 「ウェブログ@ことのは」に「『引用』は無断でやるのが当たり前」
> という記事が掲載されています。どこかで似たような指摘を聞いた
> ことがあるのですが、fjだったかしら。まあ、こういう記事が、
> ウェブに、しかも注目度が高いところに載るのはいいことかも。
注目度高いんですか、はじめて見ました ^_^;
fjでもこういう議論はだいぶ前からあったように思います。
ちなみに私も某非常勤先でこういうことを教えてます 久野
"ABE Keisuke" <ko...@mcc.sst.ne.jp> wrote in message news:koabe-DC9202....@news01.sakura.ne.jp...
> 「ウェブログ@ことのは」に「『引用』は無断でやるのが当たり前」
> という記事が掲載されています。
う~ん、著作権法で「引用」に関することって第三十二条だと
思うんですが、「引用は無断でするものである」なんてどこにも
書いてないんですけど……
> まあ、こういう記事が、
> ウェブに、しかも注目度が高いところに載るのはいいことかも。
たしかに「公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、
研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるもの」で
あるなら引用は自由にできる訳ですけど、少し意味合いが違うよ
なぁ…… 「引用は著作者に無断で行ってもかまわない」という程
度なら問題は無いと思うけど。
# 著作者に断ってから引用したらいけないのかな? (苦笑)
--
新美 浩一@知多半島の住人
ni...@gld.mmtr.or.jp
In article <brjc2v$fj9$1...@caraway.media.kyoto-u.ac.jp>, "Kouichi Niimi" <ni...@gld.mmtr.or.jp> writes
> う~ん、著作権法で「引用」に関することって第三十二条だと
> 思うんですが、「引用は無断でするものである」なんてどこにも
> 書いてないんですけど……
あいかわらず馬鹿言ってるし。そういうことをどういう意図で言っ
ているのか自分でもわかってないんだろうなぁ。
> たしかに「公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、
> 研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるもの」で
> あるなら引用は自由にできる訳ですけど、少し意味合いが違うよ
> なぁ…… 「引用は著作者に無断で行ってもかまわない」という程
> 度なら問題は無いと思うけど。
その意味合いのは、君の勝手な思い入れだよね。それを、こそこそ
広めていくことが君の意図なんだよな。
> # 著作者に断ってから引用したらいけないのかな? (苦笑)
それが日本の著作権文化を狭めていくことだとしても?
著作物は利用してこそ意味があります。利用させないために
著作権があるわけではないです。
引用はその正当な利用の範囲を規定しているものであり、「引用は
無断でするものである」ってのは、極めて正しい要約です。
ばかはばかだってだけなんだろうけど。ばかが出て来ると世の中は
つまらなくなる。面白くするばかの方がいいなぁ。
---
Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus,
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科,
新美さんはfjの記事にフォローする前に引用許可願いの
メールを出したり、あるいは自分の記事にフォローをつ
けようとしている人から引用許可願いのメールをもらっ
たりしたことあります? 私はどちらもないし、断ってか
ら引用するのがふつうだ、なんてことになったら何も書
きたくありません。「無断でやるのが当たり前」だから
こそちゃんと動いている世界なんですから。
著作物を使わせてもらったらひとこと断るとかお礼をす
るのが礼儀だと思っている人もいるのかもしれませんが、
相手の邪魔をしないのも礼儀です。
話がずれますが、現在のようにWebが普及していなかっ
たころ、フリーソフトの配布手段として商用BBSが広く
使われていました。当時フリーソフトを公開していると
「商用含めていかなる利用も転載も自由。いちいち断ら
ずにやっとくれ」と書いてあるにもかかわらず「いいで
すか?」と聞いてくる人がそれなりにいました。評価し
てくれることはうれしいのだけど、それは評価だけのメ
ールでやってほしい。転載許可願いにいちいち答えるの
もわずらわしいな、と思っていました。
--
太田純(Junn Ohta) (株)リコー/新横浜事業所
oh...@sdg.mdd.ricoh.co.jp
河野さんの記事にフォローすると収拾がつかなくなるので、
新美さんの記事にフォローしますけど……
In article <brjc2v$fj9$1...@caraway.media.kyoto-u.ac.jp> ni...@gld.mmtr.or.jp writes:
>う~ん、著作権法で「引用」に関することって第三十二条だと
>思うんですが、「引用は無断でするものである」なんてどこにも
>書いてないんですけど……
何の修飾も但書もなく「~できる」とあったら、
それは行為者の自由意思でできるってことでしょ。
必然的に無断ってことになりますよね。
># 著作者に断ってから引用したらいけないのかな? (苦笑)
この発言は、
「無断でやるのが当たり前」という表現を曲解しているとしか、
評価のしようが無いんですけど^_^;
引用に際して、引用する側が自分の自由意思で
著作者に挨拶を入れるのは勝手ですよね。
引用元の選択が適当かどうか(他に適した引用元が無いかどうか)とか、
引用元の主張内容を誤解していないかどうかとかを
確認するのは、状況によっては有益かもしれない。
でも、それって著作者の許可を得ているわけではないですよね。
「無断」ってのは、この場合は、
「許可を得る」という手続きを踏まないという意味であって、
引用したという事実を相手に知らせないようにするという意味では無い
ということは、文脈上明らかだと思いますけどね。
「当たり前」というのも、この場合は、
単にそれが「原則」「常態」であるという意味であって、
そこから外れたことをしてはならないという意味ではありませんよね。
例えば、著作者人格権に触れかねないような形の引用に際して、
その人格権に関わる部分に関して許可を得る必要はあるでしょうが、
それは「当たり前」という表現が当然に想定している例外事象でしょ?
戸田 孝@滋賀県立琵琶湖博物館
to...@lbm.go.jp
In article <brjc2v$fj9$1...@caraway.media.kyoto-u.ac.jp>
"Kouichi Niimi" <ni...@gld.mmtr.or.jp> writes:
> > 「ウェブログ@ことのは」に「『引用』は無断でやるのが当たり前」
> > という記事が掲載されています。
> う~ん、著作権法で「引用」に関することって第三十二条だと
> 思うんですが、「引用は無断でするものである」なんてどこにも
> 書いてないんですけど……
著作権法の主旨としては、著作権者の権利を守るというのもありま
すが、著作物は人類共有の資産として利用していこうというものが
あります。著作権者の権利を制限している所があります。第三十二
条は、制限しているところです。
------------------------------------------------------------
(目的)
第一条 この法律は、著作物並びに実演、レコード、放送及び有線
放送に関し著作者の権利及びこれに隣接する権利を定め、これらの
文化的所産の公正な利用に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図
り、もつて文化の発展に寄与することを目的とする。
(引用)
第三十二条 公表された著作物は、引用して利用することができる。
この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、
かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行な
われるものでなければならない。
------------------------------------------------------------
この法律の意味の引用なら、常にOK。著作者は、引用を拒否でき
ません。
> # 著作者に断ってから引用したらいけないのかな? (苦笑)
それは、ノウハウとしてはどうかなあ。もし著者が(そんな権利は
ないのに)ダメと言った時にどうするんですか。困っちゃうでしょ。
それなら最初から黙って引用するのがいいわけです。それを一言で
いうと、Subject: の「「引用」は無断でやるのが当たり前」とい
う表現になります。
それで、著作者が自分の著作物をどーしても引用されたくない時に
どうするかというと、公表しないという方法があります。他に手は
ないですよね。
In article <brjqvs$jo1$1...@bluegill.lbm.go.jp>
to...@lbm.go.jp writes:
> 「無断」ってのは、この場合は、
> 「許可を得る」という手続きを踏まないという意味であって、
> 引用したという事実を相手に知らせないようにするという意味では無い
> ということは、文脈上明らかだと思いますけどね。
文脈上の意味はいいんですが、著作物をうまく利用する方法が欲し
いわけです。ノウハウとして「著作者に断ってから引用した方がよ
い」と「「引用」は無断でやるのが当たり前」はどちらがいいかと
いうと、後者がいいでしょ。
> 例えば、著作者人格権に触れかねないような形の引用に際して、
> その人格権に関わる部分に関して許可を得る必要はあるでしょうが、
> それは「当たり前」という表現が当然に想定している例外事象でしょ?
それはいいんですが、どうすれば著作者人格権には触れないで黙っ
て引用できるのかというノウハウが欲しいわけです。
どんな文脈でも引用されるのは、ミームとしてはありがたいと思う
んだろうなあ。学術論文なんか、書いた方がお金を払う世界はこれ
に近いんだけど。
\\ 新城 靖 (しんじょう やすし) \\
\\ 筑波大学 電子・情報 \\
本筋のほうは、私が書こうと思っていたことが既に投稿されている
ので、こちらにフォローをつけて、fj.net.watchにクロスポスト。
Followup-toもfj.net.watchにします。行ったり来たりで
すみません。
In article <brisp5$1g...@utogw.gssm.otsuka.tsukuba.ac.jp>,
ku...@gssm.otsuka.tsukuba.ac.jp wrote:
> ko...@mcc.sst.ne.jpさん:
> > 「ウェブログ@ことのは」に「『引用』は無断でやるのが当たり前」
> > という記事が掲載されています。どこかで似たような指摘を聞いた
> > ことがあるのですが、fjだったかしら。まあ、こういう記事が、
> > ウェブに、しかも注目度が高いところに載るのはいいことかも。
>
> 注目度高いんですか、はじめて見ました ^_^;
あらら。(^^;
日ごろの巡回先で目にしているから、つい注目度が高い気がして
いたのかも。
ただ、同じ「ことのは編集室」内の「土佐日記(ブログ)」は、
Internet Watchで紹介されたところ、アクセスが殺到、ついには
移転を余儀なくされたくらいですから、注目度が高いのではない
かなあとも思ったり。
http://kotonoha.main.jp/history/tosa/
"Junn Ohta" <oh...@src.ricoh.co.jp> wrote in message news:brjpn9$t42$1...@ns.src.ricoh.co.jp...
> 新美さんはfjの記事にフォローする前に引用許可願いの
> メールを出したり、あるいは自分の記事にフォローをつ
> けようとしている人から引用許可願いのメールをもらっ
> たりしたことあります? 私はどちらもないし、断ってか
> ら引用するのがふつうだ、なんてことになったら何も書
> きたくありません。「無断でやるのが当たり前」だから
> こそちゃんと動いている世界なんですから。
いえ、別に断りを入れるも入れないも引用者の裁量でしょう?
私だって普通は引用に断りを入れることはほとんどありませ
んし。でも、たまに引用部分に疑問がある時等は確認を入
れてますよ。
> 著作物を使わせてもらったらひとこと断るとかお礼をす
> るのが礼儀だと思っている人もいるのかもしれませんが、
> 相手の邪魔をしないのも礼儀です。
もちろんそうでしょう。
私が言いたかったことは、「引用は法三十二条にそって、誰
でも自由に行うことができる。ただその際に断りを入れるか
入れないか(無断で行うのか断りを入れてから行うか)は、法
第三十二条に記載されていない。だから著作権法には「引
用は無断でするものである」なんて書いてないぞ」って言い
たかっただけ。
んでも、「自由にできる=無断で行うもの」ってのが私の中で
は成り立たないんですよね。別に断りを入れてから引用し
たって問題ないでしょ?
もちろん、上述の通り無断で引用することを否定するもので
はありません。ただ断りを入れてから引用することを否定し
ないで欲しいだけです。(ま、私もそんなにこだわってる訳じゃ
ないですけどね)
> は成り立たないんですよね。別に断りを入れてから引用し
> たって問題ないでしょ?
元々の<koabe-DC9202....@news01.sakura.ne.jp>に
紹介されている
<http://kotonoha.main.jp/2003/12/12.html>
の文章もタイトルこそ『「引用」は無断でやるのが当た り前』ですが
書き出し(以下、上記ページより引用)が
--ここから--
よく「無断引用禁止」等々と書かれていますが、引用は無断でするものである、
と著作権法にちゃんと書いてあります。新聞社などが無断引用禁止と主張するのは
「法を逸脱」しています。
--ここまで--
と、「無断引用禁止」を主張することのおかしさを述べているので、
断りを入れてから引用することを問題としている人は居ないと思うのですが。
そこはまあわかってはいたんですが。(^^;
> んでも、「自由にできる=無断で行うもの」ってのが私の中で
> は成り立たないんですよね。別に断りを入れてから引用し
> たって問題ないでしょ?
問題はないです。ただ「無断で行うのがデフォルト」と
いうところは譲りたくないですよ。
「無断引用お断り」というのは「無断でやるのは失礼で
ある」という認識から出ていると思うので、まずは「い
かなる無断引用も失礼にはあたらない」というところを
共通認識にしてもらって、そのうえで礼儀なり何なりで
あえて断りを入れたい人にはお好きにしてもらったらい
いのかな、と思うわけです。
"Junn Ohta" <oh...@src.ricoh.co.jp> wrote in message news:brnbod$4ne$1...@ns.src.ricoh.co.jp...
> 問題はないです。ただ「無断で行うのがデフォルト」と
> いうところは譲りたくないですよ。
あ、それは私も賛同します。引用は自由に行えるもので
すからね。(もちろん「引用」ならば、ですが ^^;)
「引用」と「転載」の線引きって難しいですねぇ…… 修行
すればきっちりできるようになるかな?
# ただ、以前私のPageで書いたもので、たまたま自分の
# 名前で検索した時に引っかかったPageに引用されてい
# た部分で、明らかな脱字を「こういう書き方をする人が
# いる」って引用されていた時はめげました。(^^;
たしかにむずかしいですね。私がとくにむずかしいと思
うのは「こんなことをいってる人がいる」と紹介するよ
うな場合。引用することでその人をして語らせてしまっ
ては、引用の域を越えてしまうように感じるわけです。
> # ただ、以前私のPageで書いたもので、たまたま自分の
> # 名前で検索した時に引っかかったPageに引用されてい
> # た部分で、明らかな脱字を「こういう書き方をする人が
> # いる」って引用されていた時はめげました。(^^;
それはめげるかも。(^^;
でもまあ、失敗したときにかぎって他人の目にとまると
いうのはよくある話なので、私はそういうときは修行が
足りなかったなと思ってあきらめます。:-)
At Mon, 15 Dec 2003 13:07:56 +0900,
in the message, <brjc2v$fj9$1...@caraway.media.kyoto-u.ac.jp>,
"Kouichi Niimi" <ni...@gld.mmtr.or.jp> wrote
>"ABE Keisuke" <ko...@mcc.sst.ne.jp> wrote in message news:koabe-DC9202....@news01.sakura.ne.jp...
>> 「ウェブログ@ことのは」に「『引用』は無断でやるのが当たり前」
>> という記事が掲載されています。
>
>う~ん、著作権法で「引用」に関することって第三十二条だと
>思うんですが、「引用は無断でするものである」なんてどこにも
>書いてないんですけど……
書いてませんね。
法律的には、「引用は著作権侵害にならない」だけ。
そしてその法論理的帰結として「引用にあたって著作権者の許諾は不要」で
す。
しかし、それは引用を無断で「やる」ことが「当り前」という意味ではあり
ません。
法律的に言えるのは、「引用は許諾不要」ということまでです。
つまり「現行著作権法上は」引用は無断で「できる」だけです。
「できる」ということと実際に「やる」ということとは別問題です。
義務でない行為を「やる」かどうかは「法律の関知するところではない」で
す。
つまり、「無断でやるのが当り前」という話は法論理的には出てきません。
言ってしまえば、「実際に無断でやるかどうかは法律上はどうでもいい」ので
す。
引用が無断で「やる」ものかどうかなど法律の知ったこっちゃないのです。
だから「引用は無断でするものである、と著作権法にちゃんと書いてありま
す。」なんてことはありません
(「公正な慣行」であるかどうかは問題になるかも知れないけど、それは既成
事実に対する法的評価の問題であってつまり法律よりも事実の方が先。)。
つまり、
At Tue, 16 Dec 2003 20:39:21 +0900,
in the message, <brmqt2$dcq$1...@caraway.media.kyoto-u.ac.jp>,
"Kouichi Niimi" <ni...@gld.mmtr.or.jp> wrote
>私が言いたかったことは、「引用は法三十二条にそって、誰
>でも自由に行うことができる。ただその際に断りを入れるか
>入れないか(無断で行うのか断りを入れてから行うか)は、法
>第三十二条に記載されていない。だから著作権法には「引
>用は無断でするものである」なんて書いてないぞ」って言い
>たかっただけ。
ということ。
書いてあるのは「できる」であって「やる(=する)」ではないです。
# ちなみに法律の表現としては、「できる」は裁量行為、「する」は羈束行為
であることが多い。
……とまあ厳密に言えばこういうことなんだけど、言いたいことは解るから別
にいいんじゃないのかと思いますが。
実際問題として、無断でできる場合一々断らずに無断でやるのは「当り前」と
言ってもいいだろうし、現実にも無断でやることが圧倒的に多いだろうし
(法律論としては不正確なだけで。)。
そもそも、著作権法成立以前から引用というのは存在したはずだし、その場合
無断が当然だっただろうし、著作権制定時に立法者も当然それを分っていただ
ろう。
……むしろそんなことよりも今時、「新聞社など」が「無断引用禁止」なんて
言ってるという方がよほど事実誤認じゃないの?と思いますけど。
あたしゃここ最近まともな出版物ではそんな記述は見たことないよ
(ウェブ上のおかしな文章ならよくあるけど。:-P)。
無断「複製・転載」禁止ってのはありますけど。
その点において主張の前提事実が間違っているから大したものじゃないとは思
うけどね
(経験則としてはこういう人に限って、自分が引用するときに「公正な慣行」
に従っていないあるいは「正当な目的」でない引用
(これがそもそも「引用」かどうかはさておき。)
をしておきながら「引用だからいいのだ」とか言ったりするんだよね。)。
# 引用が許諾不要なんてのは法律抜きでも常識の部類だと思いますが。
一部の非常識な人が許諾が必要だと思いこんでいるということはあるかも知
れないけど、世間の多くの人は必要だなんて思ってないと思う。
そう考えれば、「今更言うほどのもんでも取立てて評価するほどのもんでも
ない」と思いますけどね。
新聞社等が何と言っていたとしても、「それに従う人間の方がずっと少な
い」だろう。
ところで、
At Wed, 17 Dec 2003 13:10:55 +0900,
in the message, <brol08$e0h$1...@caraway.media.kyoto-u.ac.jp>,
"Kouichi Niimi" <ni...@gld.mmtr.or.jp> wrote
>あ、それは私も賛同します。引用は自由に行えるもので
>すからね。(もちろん「引用」ならば、ですが ^^;)
上でもちょっと触れていますが、理論的には議論の余地があると思います。
著作権法上引用が認められるのは、公正な慣行に従いかつ正当な目的の場合の
みです。
とすれば、「公正な慣行に従っていない」あるいは「目的が正当でない」「引
用」は著作権法上認められないと考えることができます。
その場合、論理的には「引用であっても自由ではない」です。
これは、「正当な慣行に従いかつ目的が正当」であることを「引用の要件」と
考えるか「引用の適法性の要件」と考えるかという問題。
# 結論はどっちでも一緒なんだけど、適法性の要件と読む方が文言には忠実。
--
SUZUKI Wataru
mailto:szk_wat...@yahoo.co.jp