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プラネテス Phase 10

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Keita Ishizaki

未読、
2003/12/13 5:05:312003/12/13
To:
石崎です。

プラネテス Phase10『屑星の空』について雑感など。

# 一週間遅れですが…

■宇宙が見えます。ただ、それだけです。

 デブリ回収のため、ステーションを進発するトイボックス。フィーはタナベに
ハチマキと喧嘩したのかと話しかける。それ位彼女は元気が無かったのだ。
 一方ハチマキは何時も宇宙を眺めてぼーっとしているユーリに対して、何か言
いたいことがある様子だが、エアコンの故障により、その話は中断されてしまう
のだった。

# フィー姐さんもタナベとハチマキの関係を気にするようになりました。

# たかが空調。宇宙空間だとこれが故障するだけで、酸欠の危険があるんですね。

■有給休暇は使いすぎても駄目だけど、全く使わないのも…

 ラヴィに有給休暇を全く取得していないことを注意されているユーリに、白い
カーネーションが届けられる。
 トイボックスに飾るのだと聞き、どこかの新入社員にはこういう心が無いと、
タナベのことを言うハチマキだが、タナベは全く聞いていない様子。
 男子寮でチェンシンにもタナベのどこが良いのかと問い質すハチマキ。
 彼女の真っ直ぐなところが良いと言うチェンシンに、ハチマキはなおも何か言
おうとして、最近の彼女の元気が無い様子に思い当たるのだった。

# 宇宙時代でも、時間指定の宅配便があるんですね。

# チェンシンが敢えてハチマキ経由でタナベのことを聞いたのは、タナベに彼氏
# がいるかよりも、ハチマキがタナベのことをどう思っているのかが気になった
# からだという気がして来ました。

■十分、切りました。ギガルトさん

 その頃、着脱支援装置無しで宇宙服を着る練習をしていたタナベは、ギガルト
に目標とされていた十分を初めて切っていた。
 一方ユーリは資料課で、他社のデブリのデータをチェックし続けていた。

 細かいデブリの回収任務中、フィッシュボーンを寄せる様に言われたタナベ。
 ハチマキはフィッシュボーンの扱いを改めて注意していく中で、ギガルトの名
を出したことからタナベは動揺。フィッシュボーンをデブリにぶつけてしまい、
ハチマキはそれに巻き込まれて危うく命を落としかけてしまう。

 当然、トイボックスに戻って来たハチマキはタナベにお説教。
 仕事中に男のことでも考えていたのではとまで言うハチマキにタナベはそんな
んじゃありませんと言うのだった。

# 結婚して陸にでも帰れとか、男の事でも考えてたんじゃないのかとか、ハチマ
# キのセクハラ発言が炸裂です。

■何も…無いんです。

 夜。トイボックスで落ち込んでいたタナベは、カーネーションを飾りに来た
ユーリと出会う。
 ユーリに対して、大切な人が突然居なくなるということを言う事を伝えたいの
に、そのことを止められていると、自分の悩みを打ち明けたタナベ。
 ユーリは、大切な人がいなくなると、辛くも悲しくも無い。考えないことです。
どんな者にでも必ず終わりは来る。そう考えなければ辛すぎると言うのだった。

 フィーにタナベがこっそり練習しているみたいだと教えられたハチマキがトイ
ボックスに向かうと、出て来たユーリとタナベと鉢合わせしてしまう。
 タナベがユーリに教えて貰っていたのだと勘違いしたハチマキに、ハチマキが
教える方が向いているというユーリ。
 ハチマキは、ユーリが自分のことを知っているのに自分はユーリのことを何も
知らないと言い、ユーリが何か休みの度に調べものをしていることを知ったこと
を話し、こそこそすんなよと言うのだった。

# ユーリにとってもギガルトさんは大切な人の筈でここで言うのは…。あ、口止
# めされていたのは、ハチマキに対してだけなのだから良いのか。

# 夜に別の男と居るところを誤解…ラブコメの定番です。

■白いカーネーションの花言葉

 翌朝。出勤したハチマキだがエーデル以外は無人。ユーリがエーデルに二重に
送られて来た白いカーネーションをあげたと知り、最初からエーデルに渡す積も
りだったのではと冷やかすハチマキだが、エーデルは白いカーネーションの花言
葉が「私の愛は生きている」と言い、それを即座に否定するのだった。
 そして今日もユーリは資料課でデブリの資料を見続けていた。

 かつて高高度旅客機で妻と宇宙を旅していたユーリ。
 妻していたコンパスの蓋の裏に何か書いているのに気づくが、妻はそれを見せ
てはくれなかった。
 コーヒーを取りにキャビンを出たユーリ。だがその時、宇宙を漂ってきたネジ
のデブリがユーリの妻の側の窓に激突して…。

 課長のしていたお見合い相手の話から、ユーリが結婚しており、高高度旅客機
の事故で妻を失ったということをタナベととハチマキは知らされる。

# 第1話冒頭とこれで話が繋がりました。あの出て行った男がユーリだったんで
# すね。

# ユーリの奥さんの声は桑島法子さんでした。

■ユーリを助けて

 仕事中、デブリを手にしたユーリは、かつて事故の後で妻の遺留品が何一つ見
つからなかったことを思い出していた。そしてハチマキもユーリのことを気にし
てぼんやりとしている中、一人タナベだけが順調に仕事をこなしていた。
 その時、小デブリ群が接近しているとフィーから連絡があり、ハチマキ達は一
時待避することにするが、ユーリは漂うコンパスに手を伸ばして待避を忘れ、デ
ブリ群と接触、意識を失い大気圏に落下しそうになってしまう。
 急遽フィッシュボーンでユーリ救出に向かうハチマキとタナベ。

 意識を失ったユーリは、誰かが呼びかける声を聞く。
 見れば、亡き妻が悲しげな顔でユーリを見ていた。
 そしてユーリの手を誰かの手が握る。

 意識を取り戻したユーリの手にはコンパスが握られていた。
 ユーリを確保したタナベ。摩擦で速度の落ちたフィッシュボーン。
 フィーはハチマキに上昇軌道を指示しようとするが、通信が切れてしまい、ハ
チマキは単独で上昇を試みる。
 そしてコンパスの蓋の裏には「Please save Yuri!」と彫られていたのだった。

 最終的に、フィーがアームを使ってフィッシュボーンを救出し、タナベ達は九
死に一生を得た。
 そしてユーリは妻への手向けにと、白いカーネーションの造花を一輪だけ、宇
宙へと流すのだった……。

# 今回の話は、原作第1話の話を元にしたかなり重要な話なのですが、原作では
# この時点では登場していなかったタナベと、前回登場したギガルト(オリジナ
# ル)さんのエピソードを上手く盛り込んで、綺麗に纏めてくれました。この分
# だと、コンパスの話の後日談もきっちりとやってくれるのかと期待。

■次回は…

『バウンダリー・ライン』

 恋愛光線びびっ。という話かと思ったら…。

 では、また。

--
Keita Ishizaki mailto:kei...@fa2.so-net.ne.jp

Miyakoshi Kazufumi

未読、
2003/12/13 9:40:292003/12/13
To:
ども、みやこしです。

Keita Ishizaki wrote:
>
> 石崎です。
>
> プラネテス Phase10『屑星の空』について雑感など。

あ~いこぴ。

> # 一週間遅れですが…

私も以前はよく…(^_^;

> ■宇宙が見えます。ただ、それだけです。

この回を一度観た後だと、この台詞だけで泣けてきます。

> # フィー姐さんもタナベとハチマキの関係を気にするようになりました。

まぁ、タナベは見てて判り易いですし。

> # たかが空調。宇宙空間だとこれが故障するだけで、酸欠の危険があるんですね。

無重量状態では対流が起きませんから、余計重要なんでしょうね。
でも、吹き出し口を叩いたからって直るものなんでしょうか(^_^;
あのすぐ裏に本体があるのか?

> ■有給休暇は使いすぎても駄目だけど、全く使わないのも…

現実では、有休って「使わない」のではなく「使えない」のが悲しい。

> # 宇宙時代でも、時間指定の宅配便があるんですね。

こういう所でも、宇宙が「日常の生活と仕事の場」である事を、
さりげなく演出してるんでしょうね。

> # チェンシンが敢えてハチマキ経由でタナベのことを聞いたのは、タナベに彼氏
> # がいるかよりも、ハチマキがタナベのことをどう思っているのかが気になった
> # からだという気がして来ました。

確かに。Phase 11でのハチマキとチェンシンとのやり取りを聞いた後だと、
なおそんな感じがします。

> # 結婚して陸にでも帰れとか、男の事でも考えてたんじゃないのかとか、ハチマ
> # キのセクハラ発言が炸裂です。

いけませんなぁ(^_^;

> ■何も…無いんです。

これもまた泣けてくる…。

> # ユーリにとってもギガルトさんは大切な人の筈でここで言うのは…。あ、口止
> # めされていたのは、ハチマキに対してだけなのだから良いのか。

少なくとも、タナベはハチマキの事しか念頭に無かったんでしょうね。
ユーリは、ハチマキほどにはギガルト氏との関係が深いわけでは無さそう
でしたし。

> # 夜に別の男と居るところを誤解…ラブコメの定番です。

お約束過ぎ(^_^;

>  そして今日もユーリは資料課でデブリの資料を見続けていた。

70年後もまだマウスが使われているのか…とか思ってしまいました。
同じ約70年後を舞台にした「学園戦記ムリョウ」では、指のジェスチャー
入力が出てきたりと、小道具も結構目新しい物が描かれていて面白かった
のですが。

> # 第1話冒頭とこれで話が繋がりました。あの出て行った男がユーリだったんで
> # すね。

繋がるのに10話。長い道のりでした。

> # ユーリの奥さんの声は桑島法子さんでした。

本当に「七色の声」だなぁ、と思います。またテロップ見るまで
判らなかった…

>  その時、小デブリ群が接近しているとフィーから連絡があり、ハチマキ達は一
> 時待避することにするが、ユーリは漂うコンパスに手を伸ばして待避を忘れ、デ
> ブリ群と接触、意識を失い大気圏に落下しそうになってしまう。

この、コンパスを見る時のユーリの表情が凄いなぁ、と。
喜びと悲しみとがないまぜになったと言うか、今までの、
ほとんど感情を表さなかったユーリに、こんな顔ができた
のか、ともう感心してしまいました。

>  急遽フィッシュボーンでユーリ救出に向かうハチマキとタナベ。

このシーン、フィッシュボーンの機首にあるスラスターを噴射して
たりと、落ちていくユーリの後を単純に追いかけているわけではない
事を描いてる所が、割と芸が細かいと思いました。

>  フィーはハチマキに上昇軌道を指示しようとするが、通信が切れてしまい、ハ
> チマキは単独で上昇を試みる。

この時の、おそらくは計器を読むために忙しなく動くハチマキの
目の動きが凄かったです。

>  そしてコンパスの蓋の裏には「Please save Yuri!」と彫られていたのだった。

ああ、もうここは何回観ても駄目です。完全に泣きのスイッチが
入ってしまって…。

> # 今回の話は、原作第1話の話を元にしたかなり重要な話なのですが、原作では
> # この時点では登場していなかったタナベと、前回登場したギガルト(オリジナ
> # ル)さんのエピソードを上手く盛り込んで、綺麗に纏めてくれました。この分
> # だと、コンパスの話の後日談もきっちりとやってくれるのかと期待。

同感です。この辺りの各話の繋がりや、纏め方の上手さは、脚本が
一人であることが良い方向に出ているのだと思います。
(最後まで続くか、というちょっと不安な点もありますが(^_^;)

> ■次回は…
>
> 『バウンダリー・ライン』
>
>  恋愛光線びびっ。という話かと思ったら…。

課長補佐の「出られないよ~」でギャグ話かと思ったら…(^_^;

>  では、また。

では。

--
宮越 和史@大阪在住(アドレスから_NOSPAMは抜いてください)

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