24 Dec, it is X day.
Noboru SAITO
今年はどうしようかなぁ......
後輩A : (またいつもの、あれかなぁ)
後輩B : (あれってなんですか?)
後輩A : (ああそうか、お前見るの初めてか。)
後輩A : (この時期になると、一人が寂しい一人が寂しいって
うるさいんだ、あの人。)
後輩B : (......まあ、そういう季節ですからね。)
ほくなん: 24 日、なあ......
今からじゃあもう遅いかなぁ......
後輩A : (いや、そりゃもう遅いんじゃ......)
ほくなん: やっぱり、金に任せてやっちゃうかなぁ。
いいやんもう、自分へのごほうびってことでさ。
後輩A : (!)
後輩B : (それって......)
ほくなん: 街に出てかなくても、最近ならちょっと高いけど、
そーいうサイトで予約頼めるもんなぁ......
かえってその方が確実だし、
何かあってもちゃんと来てもらえるし。
後輩B : (何か、まずい世界の話してませんか?)
後輩A : (うーん......
そーいう人じゃなかったはずなんだけど......)
ほくなん: あんなオプションとか頼んでみてさ。
確か延長サービスとかもあったはずだしさ。
後輩A : (よし......!)
ほくなん: まあただあの手のってなあ。
つければほいほいプラス一万円二万円とか平気で
いってくるからなあ。
勢いというか気分で頼んだら結局高くつくし。
後輩A : ほくなんさん?
ほくなん: どうした? 怖い顔して。
後輩A : 話は聞かせていただきました。
ほくなんさんは、そんなんでいいんですか?
ほくなん: 別にいいだろ? 俺の金を好きに使っても。
後輩B : (先輩、もうやめた方が......)
後輩A : 私はほくなんさんのためを思っていってるんです!!
確かに彼女がいないってのは寂しいかもしれませんが、
そんな、一時の喜びのためにお金を使ったって、
あとには何も残りませんよ?
ほくなん: それぐらいいいだろう!
俺だってなぁ、
普通にクリスマスイブを過ごす相手がいたら、
そっちに金を使うさ。
でもな、今年も一人なんだよ。
いいだろう? 一時とはいえ、幸せにひたれれば。
第一な、自己満足かも知れないけど、
何も残らない訳じゃないんだから、
別に俺の勝手だろう。
何でそんなこと、お前にいわれなきゃならないんだよ?
後輩B : (?)
後輩A : ほくなんさんはそれでいいんですか?
ほくなん: ああ、いいさ。
後輩A : むなしくないですか?
ほくなん: だから、なんでそんなこといわれなきゃならないんだよ。
人のボーナスの使い道でいちいち彼女いないだの何だの、
後輩B : ほくなんさん、すいません。
なんか勘違いしてたらごめんなさい。
ほくなん: 何だよいきなりお前ら。
後輩B : (いや、僕は何もいってないのに......)
ほくなんさんは、ボーナスを何に使おうとしてるんですか?
ほくなん: ん?
ほくなん: 12/24 発売の、 X40 を買おうかどうか考えていたんだよ。
あの ThinkPad の小さいやつ。
なのに何だお前ら、彼女いないとか何とか......
後輩A : あ......
ほくなん% でもお金がないので、多分買うのは VAIO TR2/E